大テーブル納品

昨日、娘の幼稚園から依頼されたテーブルと引出しユニットを納品しました。
先生達も楽しみにしていてくれたようで、喜んでくれてほっとしています。
園長先生にも入園当初は色々とお世話になって少しは恩返しが出来たかもしれません。

計画は小さな机6台が縦横に固まって配置されていた3m×1m程度のスペースを大きなテーブル1台で賄おうという構想

長さが3m 幅が1mを超える過去に経験が無い大きさに当初はかなり頭を悩ませました。
娘の幼稚園は深い軒先のある木造建築で、ふんだんに良材のピーラーが使われフローリングも無垢のカエデ、木製のサッシなども多用されて建築屋としても好ましい建築と思える素敵な幼稚園です。

そんな幼稚園の空間にどんな樹種が合うのか・・・・・

うちに依頼があった以上は集成材など意地でも使いたくない・・・・・

三層クロスパネルも悪くないけどもう少し重厚な風合いを出したい・・・・・

そもそもこんな大きなテーブルをどういう材料でどうつくるのか・・・・・・

出来る限り良材を提供したいけど予算も多くはかけられないし・・・・・

可能な限り、外部に委託せずに自社内での製作にこだわりたい・・・・・


そんなことで悩みに悩んでいたのですが、偶然にもマンションのリフォームで仕入れていたチェリー(洋桜)の大判の幅接ぎ板が1枚ありました。
これを天板に使う事にしたのですが厚みが30mmでは少し貧弱だし、幅も少し足りません。
そこで登場したのは秘蔵のストックである同じ樹種系統のミズメ
3m以上の長さあり厚みも50mmあるもの。
在庫で材料を揃えている強みがここで活きました。
これを四方に回して接ぎ付ければ希望の大きさになり、そのうえ厚みも45mm程度になります。
とはいえこれだけで大きさの物がうちで製作が可能なのか?

心配は杞憂に終わり、渡辺大工は難なく、構想通りに作ってしまいました。




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会社にあった1枚のチェリー(洋桜)
これを天板にすることにしました。
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弊社の秘蔵ストックのミズメ・・・・(笑)
長さはもちろんですがチェリーの天板との
色合わせが重要です。
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そして選んだのがこの3本です。



製作途中はこんな感じです。



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下小屋で
仕上がったばかりのテーブル
蛍光灯で少し白っぽい感じですが・・・・・


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こちらが桜系らしい
ほんとうの色合いです。

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# by tanaka-kinoie | 2016-08-30 18:00 | 家具 | Trackback | Comments(0)

外部手摺り

玄関先や階段には当然のこと
手摺を取り付けますが高さはもちろん握りやすい形状の木製としています。
パナソニック、大建工業などの丸棒のシステム手摺を使うことが一般的に多いと思います。
しかし、それでは味気無いし、その他の無垢造作材とのマッチングも良くありません。

出来る限り使いやすく、奇をてらう事の無いデザインもした手摺を設置したいと考えています。
先日取り付けたのが9年前に完成した 『けやきの見える家』 の外部手摺です。
道路より土地が30cmほど高いこともあって玄関前に階段があります。
ご高齢のお母さまには少々危ないこともあって手摺を付けることになりました。

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設置前
上部のバルコニーを支えるための2本の
構造柱との取り合いに気を使いました。
ドアも木製ですし、デザインも形状にも気を使いたい
ところ。
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スチールのフラットバーを加工し
溶融亜鉛鍍金を施しました。

鉄よりも耐久性が高いステンレス製が理想なの
ですが溶融亜鉛鍍金(通称 どぶ付け)は
リーズナブルに鉄の耐久性を高められます。
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手摺付近は柱に留め付けて
下部はアンカーにて固定
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フラットバーのままで良いのですがデッキ材の
あまりのセラガンバツをかぶせました。
水にも強い耐久性のある木材です。
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アルミやステンレスの既製品が決して悪い
訳ではありませんが、これはこれで良い感じに
納まりました。
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時間が経つとシルバーグレーに変化します。
10年以上経過して仮に腐朽があっても容易に
交換出来るようにしてあります。


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こんな感じのディテールです。
最近はこんな小物を作ってくれる町の鍛冶屋も
少なくなりました。
錆の問題は鍍金で解決出来るし、鉄は安く加工も
容易な材料です。



# by tanaka-kinoie | 2016-08-24 20:09 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

夏休み

今年はなぜか
あっという間に明けてしまった夏休み・・・・・
あまり家族サービスも出来ず、娘の喜びそうな海にもつれていけませんでした。
とはいえ波乗りは二日連続で千葉へ
まずまずの波を掴み、ストレス発散は出来ました。

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滅多に波は立ちませんが
日本のドーバー海峡と言われる銚子の屏風ヶ浦
混雑必須ですが・・・・・
ロケーションはどこにもない美しさです。
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波はこの奥にたっています。
誰も人がいないような場所ですがいきなり多くの
サーファーが現れます。



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1日だけの家族サービス?
妻の要望でホテルのAfternoon Teaへ虎の門ヒルズの
Andaz Tokyoへ

決して安くはありませんがこれ1つで飲み物もフリー
数時間のラクジュアリータイムを過ごせるのなら
高くは無いかと思います。













2段式のティースタンドに彩りも綺麗なたくさんの
スイーツやスコーン
ここはサンドイッチでは無く、軽食としてエクレアが
盛られていました。
味はもちろんですが見た目も楽しめます。



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スコーンって正直特に美味しいものでは無いと
思うのですがクロデットクリームで決まりますね。
あまったクリームは舐めつくしました・・・・(笑)
# by tanaka-kinoie | 2016-08-18 16:32 | Trackback | Comments(0)

夏休み親子工作教室2016終了

夏休み親子工作教室も今年で18年目を迎えました。
元来はOBのお客様やご近所への感謝の意味を込めて始めました。
ところが無料という事もあってかホームページに掲載をすると遠方からも多数の申し込みがあり、何の縁もゆかりも無い方の参加も多くなって、もともとの開催の趣旨から外れてしまいホームページでの募集掲載をやめました。
大人気のイベントでろくに宣伝もしてないのに今年も土曜日1日だけで50人以上の親子に参加を頂きました。
キット品から数種類から選んでもらい玄能での釘打ちや鋸などの扱いに慣れてない作業を親がサポートするという形です。
今年も多くの親子に喜んでもらえたと思います。

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# by tanaka-kinoie | 2016-08-10 19:54 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

けがれのない露

会社の掛軸を掛け替えてみました。
書道家西尾真紀さんの書作展にてもとめた 『雪月花』
どちらかというと冬向きの語句だと思います。

今回はお願いをしてつくりました夏向けの『清露』
夏らしい5つの言葉から私が2つを選び、真紀さんが納得いったという清露に決まったという贅沢な選択。

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会社3階の家具置き場と化している和室
そこの織部床です。
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『清 露』
けがれのないつゆ
涼しげで爽やかな語句ですが書体からも
十分感じられます。
なんか高原でも行ってみたくなりました・・・・(笑)
# by tanaka-kinoie | 2016-08-06 14:16 | 小物 | Trackback | Comments(2)

引出しユニット

幼稚園の事務室で使われるテーブルは製作が終わり、今度は引出しユニットを作っています。

単純なものですが箱をつくり、耐久性のあるスライドレールを使った引き出しを取り付けると手間とお金がかかってしまいます。
とはいえ希望する大きさの既製品も無く弊社でつくることにしました。
7ヶの引出しユニットの手掛けは会社の端材からメリハリのある7種類の樹種を選んで取り付けました。
金物を使ったり、前板を彫り込むなどした方がすっきり見えるのは承知のうえで今回はあえて大きめにしてつくってみました。
園児達にも樹種毎の濃淡や特色もわかって欲しいし、家具屋で無く、工務店がつくったような証を残したいと考えたからです。

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こぶりな引出しユニット
この写真ではわかり難いですが
引き出しの手掛け材には左から
チーク、鬼胡桃、楢、ビブンガ、ホワイトアッシュ、
栗、欅の7種の樹種が使われています。
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小さな角材を単純にL型に加工しただけの形状
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ケヤキ材の手掛け
箱は弊社在庫のソリッドパネルを使っています。
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チークの手掛け
水平に取り付けるのにそれなりに工夫
が必要です。
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# by tanaka-kinoie | 2016-08-04 12:16 | 家具 | Trackback | Comments(0)

重要文化財 小西家住宅

先日の大阪出張時のホテルの前にとての興味深い建物を見つけました。
東京の丸ノ内のような雰囲気のオフィス街に板張りに漆喰と趣をもち、意外に違和感なく溶け込んでしました。
知人のフェイスブックで見掛けていたのでしばらくしたら思い出した重要文化財
皆も良く知る、あの大企業の創業家の住宅。
さっそく表側に回ると 『うだつ』 までありました。

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土蔵造り 黒漆喰と板張りと足元の石張りが
目を惹きます。


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こちらは3階建ての蔵 
白漆喰が使われています。
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腰の御影石が意匠的に効いています。
3面が道路に面して歩道とも近いので悪戯や
傷などから守られる効果もあるでしょうね。
この石が耐久性を高めていることは間違いありません。

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むくりのある瓦の大屋根と漆喰、木格子など
美しい土蔵造りの民家です。
明治期の薬問屋の店構えが残っています。
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1903年につくられたと言うから驚きです。
3度の戦災もあり、阪神淡路大震災にも
耐えてきたという事です。


手前の大通り通り側は黒漆喰、側道面は白漆喰
手前に黒漆喰の小さなうだつ

奥には大きな意匠を凝らした
大きなうだつ
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白漆喰の大きなうだつ
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明治期の薬問屋の店構え
ここが入口だったんでしょうね。

今はボンドで有名なコニシの創業家の住宅でした


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wikiから拝借しましたがこれで概要が良くわかります。
# by tanaka-kinoie | 2016-07-26 20:12 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

東京駅の屋根

たまに東京発の中央線に乗りますが私が知り限りここが新しい東京駅の屋根を間近に望める場所です。
玄昌石で出来た屋根の天然スレート
国内では雄勝しか生産が出来ないという物ですが出荷前に311の津波被害にあって全体の7割がスペイン産になってしまったそうです。
全てを国内産で賄えたかどうかは知る由も無いのですが生活再建もままならぬ時に瓦礫の中から拾い集めたという話は身につまされるお話です。

板金仕事もあり好きな屋根の一つです。

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# by tanaka-kinoie | 2016-07-21 09:47 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

OM総合保証 工務店+担当者のW表彰されました。

先日、軽井沢にて開催されたOM経営者会議
その中のOM総合保証総会で優良工務店表彰と優良担当者のW受賞をうけました。
この制度が出来てから一度を除き、これで10回の表彰をされました。
瑕疵保険法人のハウスGメンと品質管理の提携を行い、事務手続きと検査業務の中で減点の無い工務店と担当者が選ばれるという制度。
現場での指摘事項も無く、事務手続きも円滑に進めているという事になり品質管理に優れた工務店という事です。
これからも高いレベルでの品質管理を目指して全社一丸になっていきたいと思います。

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# by tanaka-kinoie | 2016-07-19 17:52 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

引出しの手掛け

前出の大テーブルの下に引出しユニットを6台作ります。
箱自体は在庫していた19mmのソリッドパネルでつくりますが少しでも面白みを出すために引出の手掛けは金属では無く、木でつくる事にしました。
やはり手掛けは使用頻度も高く、毎日人が触れる部分ですので柔らかい木よりも堅木が良いでしょう。
会社にある半端材でそれぞれの樹種が似ないようにセレクトしてメリハリがつくようにしてみました。
そして大工が集めたのがこの7種の堅木です。

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7種の堅木
この写真では樹種の色の濃淡の違いが
わかり難いですが
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アップにするとこんな感じ
左からホワイトアッシュ、楢、ビブンガ、栗、鬼胡桃、チーク、欅
比較的、高級な材で揃えることが出来ました。


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こんな単純な形状ですが引出の前板に取り付ければ
可愛い感じになると思います。
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こんなイメージになります。
『大杉の家』

ここではシナベニヤ前板+ブラックウォールナット
にしています。
しました。
# by tanaka-kinoie | 2016-07-11 20:45 | 家具 | Trackback | Comments(0)