文京区の改修計画

築50年以上の小さな一軒家の改修の計画中です。
当初は建て替えの計画でしたが敷地の旗竿部分が共有地で接道間口の問題がありました。
そこで改修の方向で進めることになりました。
1階は事務所スペース、2階は居住スペースとして使えるような計画をしています。
延床面積でも12坪程度のかなり小さな計画ですが内外装を刷新して水回り更新、耐震補強、断熱改修、腐朽劣化修繕も行えば内容は濃い改修になると思います。
そんなことでまずは現状の調査から行いました。


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まずは屋根に登ってみました。
びっくりしたのが瓦への丁寧なコーキングです。
瓦へのコーキングはたまに見掛けますが乱雑で部分的ですが
きちんとした施工なのです。
銅線での結束などは見られませんでしたが地震でのずれにも
一定の効果はあるでしょうね。

棟の漆喰もきちんと詰め直してありました。

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こんな感じで綺麗で丁寧なコーキング
やみくもではなく水も抜けるように考えた施工はしています。

カラー鉄板の平葺きは錆も酷く、葺き替えになりそう
瓦部分は悪い状態ではありませんが下地の状態や屋根の
いじり方によっては金属葺きにすることになりそうです。
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古い家だとよくあります。
手前側はともかく奥の外壁はブロックと接し過ぎていて
施工は困難そうです。
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外壁とブロックの距離
10センチ以下でしょうか・・・・・
この隙間に手が入らないのでこのままでは外壁の
改修は難しいです。
ブロックを壊す方向で進めたいと思います。
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床が傾いているので原因を調査
まずは2階の畳を持ち上げ、下地を外して床下を
覗いて見ることにしました。
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2階床下と天井の間を覗く
上側は畳の下地板の裏側
下側は1階の天井の裏側
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昔の電気配線のガイシなども見えますがどうも
見通しが良過ぎる・・・・・
おれって思ったのは木舞壁が天井ラインまで
終わっている事です。
横架材間にきっちりと木舞壁があれば構造的にも
火災時にも強い家になるはずです。
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小屋裏内を覗く
時代的に当然、無断熱


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木舞壁も2階床下と同じ状態でした。
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直行している部材は垂木
小幅板の裏側も見えます。
その隙間から飛び出ているのがとんとん葺きと
言われる薄い杉皮葺きの防水材です。
屋根を剥して改修をする時などは風が強いと
これらが舞い飛んで大変なことになります。

接道はともかく利便性が高い土地です。
建物をうまく活かして出来る限り、少しでも安全・安心・
健康を考えた改修を心掛けたいと思っています。
まずはプラン作りです。


# by tanaka-kinoie | 2017-09-19 16:20 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『中野坂上の家』 来週末完成見学会

中野坂上にて建築中のお茶室のある二世帯住宅が来週末に完成して23日(土)、24日(日)に見学会を開催します。
諸事情で1ヵ月ほど着工が遅れたこともあって規模と内容の割には工期がとてもタイトでした。
事情を組んで頂き、お茶室はお引っ越し後の工事でも構わないとのお話もあったのですが内部は何とか間に合いそうです。
大工の技量は全く心配していませんでしたがお茶室の施工経験がなく、掛け込み天井やお客様が買い付けられた銘木類などの変木の納まりにも苦労をしたようです。
京間畳も64目の丸目(半端無しの割り付け)で納めることも初めての経験でした。
床の手配も表の手配も関東では容易で無い事を後から知りましたが仲良しの工務店や設計者のネットワークから対応可能な畳屋さんが見つかって何とか間に合わすことが出来そうです。
路地はお客様のご手配で殺風景な外部ですが内部は問題なくご覧頂けると思います。
お時間ございましたらお出掛け下さい。


設計:井上博明+田中工務店
施工:田中工務店


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私道の突き当りにあるので真正面から見えるのはこの
外観です。
外壁はタニタハウジングウェアのZIGブラック色
アクセントでベンガラ色に着色した杉板を貼っています。
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ユダ木工さんの木製防火ドア
内部は繋がっていますが2世帯住宅になっています。
玄関ポーチは構造的な工夫をしながら柱無しで2m弱
跳ねだしています。
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バルコニー手摺の解放部分
床柱にも使えるような桧の磨き丸太の手摺と
落下防止にはワイヤーテンションを使っています。
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敷地は隣接地の住宅に囲まれています。
1階の親世帯リビングは吹き抜けを設けて上部の
掃出しから採光を確保しています。

一部の壁と天井はシナベニヤ貼りです。
天井は竿ぶちを設けています。


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右に見える外のスペースがお茶室の路地になります。
左側は防火規制があるのでアルミ複合サッシですが
躙り口を設けています。

左側がお茶室の入口
桜1枚板のカウンターの庇と磨き丸太があります。
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2階寝室から吹き抜け方向を見る
紙貼りを待つ吹き抜け側の障子。
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1階の浴室
さわら板張りのハーフユニットバスです。
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リビングに併設のお茶室
路地、躙り口方向を望む
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お客様の収集されていた煤竹の欄間を
利用しています。
欄間奥には照明が仕込まれます。
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下からの打ち上げとなり掛け込み天井は苦労を
したようです。
煤竹を結ぶ、籐蔓も見よう見まねで納めましたが
綺麗に出来ていると思います。

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延焼ライン内であり、防犯上からも木製の躙り口は
難しく、防火サッシを内部で工夫して納めています。
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床を見る
床柱は桑です。
その他もお客様の収集されていた辛夷、桜
樹種のわからない変化にとんだ虫食い材を
使っています。


○中野区中央でお茶室のある二世帯住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年9月23日(土)、24日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:中野区中央 最寄り駅 大江戸、丸の内線 中野坂上駅 徒歩8分

○江戸川区松江で木造3階建て住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年10月14日(土)、15日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:江戸川区松江 最寄り駅 都営新宿線 一之江駅 徒歩15分


<お問合せ、申込みは下記へ>
Eメール info@tanaka-kinoie.co.jp
TEL   03-3657-3176
FAX   03-3657-3110
# by tanaka-kinoie | 2017-09-17 09:22 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

荒川の家 構造見学会

先日行われました 『荒川の家』 構造見学会時の進捗状況です。
基本プランは建築事務所にお勤めでもあった奥様によるものです。
車庫付きの店舗併用住宅で比較的大きな住宅です。
南向きで採光には恵まれている敷地ですが北側にハイサイドライトを設け、採光と通風をはかっています。
2階のリビングは天井高さも最大で4.5mを超え、大きな空間ですが断熱性能は優れています。
長期優良住宅の認定を受け、耐震等級3、ZEH基準0.6を上回る0.52の優れた断熱性能です。

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2階LDK 南側を見る
左は大断面の化粧梁です。
準耐火構造では構造体の現しが出来ませんが構造体の
必要断面に燃え代を加えて可能となりました。
ゆっくりと燃えるという木の性質を利用しています。

屋根の登り梁の間には発泡系の断熱材200mm充填されます。
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上部にハイサイドライトが見えます。
1つは嵌め殺しですがもう1つは電動で
開閉します。
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化粧梁を正面から望む
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1階の間仕切りの構造壁は
筋違いで構成されています。
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車庫兼店舗の入口です。
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南側の屋根
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左側は南
右側が北

この段差がハイサイドの窓が取りつくスペースに
なっています。
○中野区中央でお茶室のある二世帯住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年9月23日(土)、24日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:中野区中央 最寄り駅 大江戸、丸の内線 中野坂上駅 徒歩8分


○江戸川区松江で木造3階建て住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年10月14日(土)、15日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:江戸川区松江 最寄り駅 都営新宿線 一之江駅 徒歩15分


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# by tanaka-kinoie | 2017-09-14 19:39 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

田中工務店のストック材

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先日、ジャパン建材フェアで購入した材料が届きました。
ブラックチェリー 長さ3000、幅450~600程度が3枚


ブビンガ 長さ3000 幅1000の大盤板が1枚
この板は1枚当たりが100キロは会ったと思います。
フォークリフトは無いので4人がかりで運び入れ何とか
立てる事が出来ました。


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在庫は把握していましたが樹種や大きさ、割れや節の程度、
仕入れ価格などの一覧表が無かったので新人監督と2日
掛かりで材の整理をしました。
広葉樹が多いので重量ありで移動は楽ではありません。



彼の運んでいる楢材も7年ぐらい前に購入した物で結構な
重さがあります。
人気もある樹種ですし大きな物も見掛けないので今買えば
かなりの価格だと思います。
自分も好きな樹種です。



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樹種毎に並べてチョークで番号を書き込んで
います。
節や割れの状態は表に書き込んであります。


一枚板が殆どですが2枚が対になったブックマッチも数枚
幅接ぎ材などがあります。
栓、ブラックウォールナット、ブラックチェリー、真桜、花梨、ブビンガ、栃
タモ、栗、キハダ、楢、アサメラ、姫小松、欅、本チークと15種類以上の
カウンター材が50枚ほどあることがわかりました・・・・・(笑)


真ん中にある材料が100キロはあると思える大型の
ビブンガです。
これが弊社で一番大きく重い材だと思いますが花梨の重さも
かなりの物です。
感覚的には比重が一番あると思います。



<○荒川区荒川で木造2階建ての構造見学会を開催します。
開催日時:2017年9月9日(土) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:荒川区荒川 JR常盤線 三河島駅 徒歩10分

○中野区中央でお茶室のある二世帯住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年9月23日(土)、24日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:中野区中央 最寄り駅 大江戸、丸の内線 中野坂上駅 徒歩8分

○江戸川区松江で木造3階建て住宅の完成見学会を開催します。
開催日時:2017年10月14日(土)、15日(日) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
開催場所:江戸川区松江 最寄り駅 都営新宿線 一之江駅 徒歩15分


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# by tanaka-kinoie | 2017-09-08 20:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

焼き杉体験

先日、お伺いをした桜設計集団の安井さんの八ヶ岳秘密基地の外壁は焼き杉です。
表面を炭化させることで耐久性を増し、腐朽性を高めています。
塗装をする必要もありませんし、独特の質感の黒の風合いがとても良いと思います。
外壁の板のメンテナンスは気候風土にもよりますし、軒先の出具合も大きく影響し、また赤身、白太など材料の部位によっても違ってきます。
弊社ではまだ焼き杉を使ったことはありませんが秋田杉の赤身を使う様にしています。

今回は特別に外壁の焼き杉板の実演を頂きました。
三角焼きと言われる手法らしいのですが表が焼けているのは元々焼いてある板を使ったからです。
通常の表側は素のままの杉が現れています。

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自作でつくられた焼き杉を重ねあわせています。
実加工などはしていないそうです。


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焼き杉の余った板にて実演してくださったので表も
焼かれていますが通常は表のみです。

三角に組んで縄で縛り、下から新聞紙を燃やすと
煙突効果で炎が上がります。

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2枚の新聞紙を燃やしただけでここまでの
大きな炎があがりました。
歓声があがり安井さんもニコニコです。
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最後に縛ってある紐を解くと焼かれたての
表面が見えてきます。




<○荒川区荒川で木造2階建ての構造見学会を開催します。
開催日時:2017年9月9日(土) 10:00〜16:00(時間帯予約制)
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# by tanaka-kinoie | 2017-09-01 07:41 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『中野坂上の家』 進捗状況

工期が厳しく、慌ただしく動いている 『中野坂上の家』

9月23日(土)、24日(日)の見学会に向けて木工事が佳境に入っています。
少し前ですが外壁もお茶室もだいぶ概要が見えてきました。

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木製防火ドア
二世帯分なので2つ並んでいます。
構造的な検討をかさねて1.8mの跳ね出しを
実現しています。
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外壁はタニタハウジングウェアのZIGです。
アクセント的に部分使いのベンガラ色の杉板を貼っています。
杉板は耐久性を重んじた赤身の秋田杉です。

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お茶室の経験は殆どありませんが弊社においては造作の
技術的な問題はありません。
お客様がお茶室の建築をするためにご自身で買付けして
おいたストック材をお客様の監修にて施工をしています。


中杢の天井板、桜、辛夷、桑、その他 変木、煤竹、チーク
などなどを使っています。
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躙り口付近の造作
準防火地域なので防火戸しか使えません。
防火サッシを使い、中に躙り口があります。
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お客様撮影による
先日の状況です。
お茶室らしい掛け込み天井
籐つるを使う事も初めての経験ですが綺麗に出来ている
ようです。
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リビングの吹き抜けは天壁共にシナベニヤ張りです。
天井は猿頬面の竿ぶちを流しています。


○荒川区荒川で木造2階建ての構造見学会を開催します。
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開催場所:荒川区荒川 JR常盤線 三河島駅 徒歩10分

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# by tanaka-kinoie | 2017-08-30 16:47 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(1)

ジャパン建材フェア

建材商社の大手 ジャパン建材が毎年開催している建材フェア
大手住設建材メーカーはもちろん 小さな会社まで数百社とその場で価格折衝して購入することが出来ます。
2日間の売り上げが100億になるというお話もありますがあれだけの人出であればそれも可能だと思います。
その売り上げにも驚かされますがこの建材フェアはただの物販フェアでは無く『住まい方暮らし方コーナー』として入口に時代背景を鑑みた大きなテーマを掲げた展示を行っています。
これがなかなかの見ものなのです。

2年前は弊社もお手伝いをさせて頂き、伊礼智さん設計の高岡の家の実物大モデルを建てさせて頂きました。

開催日の前々日から徹夜にて建て方を行い、日中は造園家の荻野さんの手による植栽も施されて少しでもリアルな状態に近づけるような大掛かりな設営も致しました。
2日間の展示としては計画から設営までありないほどの手の掛け方でした。

そんなスケールの大きな建材フェアなのです。
今回の『住まい方暮らし方コーナー』のテーマはVR(バーチャルリアリティー)の体感
建築家 西方里美さんの自邸でもあるQ1住宅能代を体感できるという試み

実は弊社が前々回でお手伝いをする前はこのフェアの事など殆ど知りませんでした・・・・汗
昨年の暮らしに与える温熱環境のテーマも興味があったのですが結局、伺えずで今回が2回目の来場でした。
目的はエクスナレッジがヒッソリと行っているセミナーです。
ビルダーズの特集でスーパー工務店として取り上げられているオーガニックスタジオの相模さんと須藤建設の須藤会長のお話しを伺いに行ってきました。





会場にはセミナーの2時間前に到着
一通り会場を回りましたが少し気になった建材と設備があった程度
どうしても気になるのが木材のコーナーです。(笑)

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今回は木材類はまったく買うつもりは無かったので
流して見ていたのですが知り合いの材木屋さんに
声掛けられちゃいました。
そこで薦められたのがこの材料です。


3枚口のアメリカンチェリー 殆ど節無し
うちでもブラックウォールナットより人気がある材料
幅が450ぐらいから600程度まであります。
長さも3M弱で長尺








かなり迷いましたが、まずまずのお値段を出して頂いたので
思い切って買いました。
幅も長さもあるのでダイナミックに使えそうですが3枚のみ
人気のある材料ですので早い者勝ちです。


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ブビンガの大盤
乾燥材 幅1m 長さは2.4mぐらいかな 乾燥材
買うつもりは無かったのですがチェリーの指値をのむには
合わせてこれはいかがでしょうか?と・・・・(笑)
昔からの在庫と言う事で得値で手に入れることが出来ました。
2つに割いても使えますしが、出来るだけこの大きさにちかい
ままで使えればそれは凄いものになるでしょうね。
狂わない事を祈ります。


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これを見てもかなりの迫力です。
これも1枚早いもの勝ちです。








良い買い物したけど置く場所苦労しそうです。
供給多し、需要はやや負けてる感じです。


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懇意にさせて頂いているオーガニックスタジオ新潟
の相模社長

彼のセミナーを聞くのももう4回目だと思います。
経営分析を行い、それ露わにして語るのは
彼ぐらいしか出来ないし、しないと思います。
独特の語り口と毒舌ぶりを相模節と言っています。

30分程度で短時間でしたが先日聞いた新建ハウジングの
セミナーとはまた違った題材で表には出せない強烈な物
でした。
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初めてお会いしたSUDOホームの須藤会長

千葉で5社の工務店ネットワーク 『千葉good工務店会』
まとめ役でもあります。
工務店の協業していく意味と私も唱える工務店の地位向上
はしっくりきました。

本社が北海道と言う事もあって高性能な温熱性能はお手の物
最近でこそ語られる性能とデザインの両立は昔から当たり前に
やっている工務店です。


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VRを初めて体験しました。

今回の『住まい方暮らし方コーナー』のテーマは
VR(バーチャルリアリティー)の体感
建築家 西方里美さんの自邸でもあるQ1住宅能代を体感できるという試み
操作に慣れませんでしたが塀を、壁を突き抜けての体験
あそこまで体感出来れば完成後のイメージギャップなど
無くなるでしょうね。

操作ミスで吹き抜けの手摺無しの前に立った時は
動けませんでした。
とはいえどのくらいの手間と金額が掛かるのか・・・・・


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番外編

講演者の方々の慰労会に合流させて頂きました。
セミナー以上に濃い、建築談義とオフレコ話が聞けました。
工務店5社 設計事務所1社 編集長・統括2社など豪華メンバー

左からビルダーズの美人編集長木藤さん、SUDOホーム須藤会長、
日経BPの小原さん、田中、、i+i設計事務所の飯塚さん、
オーガニックスタジオ新潟の相模社長、ベガハウスの設計 幸野所長、
エコワークスの小山社長
あすなろ建築工房関尾さんが撮影でした。

大盛り上がりで紹興酒 ひとり1本以上は開けたと思われます。
# by tanaka-kinoie | 2017-08-26 13:22 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

八ヶ岳 秘密基地訪問

防火仕様のご相談など懇意にさせて頂いている桜設計集団の安井さんの秘密基地が完成したと言う事で八ヶ岳まで行ってきました。
秘密基地はサテライト事務所としても使われるだろうと思いますが普段使いの定番材料はもちろん、経過を見る為にまずは試験的に使用された材料を使うなど
実証実験住宅的につくられた山荘です。
自立電源を確保したオフグリッド(電気を引かない)とするなど思い切ったこともされています。
施主であるからこそ自己責任的に出来ることを行っています。

建築関係者にありがちな普段使えない最高級の良材づくしと言う事も無く、逆に普通に使われる一般材にこだわったという事でした。

今回はこの山荘づくりに関わった施工者がご招待を受けたお披露目会
工務店、大工、基礎屋、材木屋、建材屋、造園屋、薪ストーブ製作者、畳屋など地元に限らず全国から集まっていました。、
弊社はというと不定期に行われる田中工務店材木市で安井さんが購入されたブラックウォールナット、花梨の板の加工などを行いました。

お迎えの貸切バスをご用意頂き、新宿を12時に出発して総勢15名程度で中央道を出発しました。
お酒も軽食もご用意を頂くというおもてなし



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15時前に到着
小高い丘の上に上に見えてきました。
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自立電源と聞いてすっかり屋根に太陽光パネルが
載っていると思いきやあれ載ってない・・・・・?

それでもそれが山荘らしい良いプロポーション
だと思いました。

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手前側に最初に作られた小さな小屋があり
奥が母屋です。
この小屋をつくられた目的をお聞きするのを
忘れてしまいましたがまずはモックアップ的な
形での製作だったのでしょうか?

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北側
母屋と小屋が隣接しているのがわかります。
北側の窓からは赤松林が望めます。

南側を覗いてYkkの430 トリプルガラス
高性能の樹脂サッシが使われています。
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外壁は焼き杉
改めてご紹介します。
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南側の斜面
造園、石積み中でしたが見せられる竹林と
なるそうです。
写真には写っていませんが右の山の左手に
富士山が見えます。
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良い写真がありませんが南側のデッキ
30厚の桧ですが当初は1間以上飛ばした
たわむデッキを試みていたそうです。
あまりにもたわみ過ぎると後付で根太を入れた
と聞きました。
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南の大きな開口のみ現場づくりの木製サッシ
性能は樹脂サッシより落ちますが断然こちらの
方が見た目も気持ち良さも違います。
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良い写真が無いので
安井さんからの暑中見舞いを拝借
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石積み、植栽中です。
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安井さんからこの秘密基地の概要の
ご説明
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半地下的な高さのある基礎下のご案内

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蓄電用の鉛バッテリーが設置してあるスペースです。
このシステムのコンサルティング、設計施工を行った
SHOKAN designの大塚さんからのご説明です。
確か18kw 程度の容量の蓄電が可能とか
フルで蓄電されていれば6日ぐらいは暮らせるそうです。
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太陽光パネルは南斜面に設置してあります。
賛否両論あると思いますがここの場合は
屋根で無い方が断然良かったと思います。
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太陽熱温水器
浴室はありませんが立派なシャワーブースが
ありました。
まわりは温泉もある地域ですので内風呂は必要
無さそうな地域です。
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キッチンカウンターは弊社で加工した
ブラックウォールナットです。
漆が拭いてあります。
こういった材料に手を加えると言う作業は
実験的なことなんだと思います。
立派な大きさの1枚板です。
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このシンクを切り抜いたことでそこに一つだけあった
大きな節が無くなり、見事な無節の板になりました。
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そして集まった施工業者全員で乾杯

内部の梁は意匠的に梁成を抑える為に桧が
使われていました。
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栗の階段材など木材コレクション?も多いらしい
安井さんのストック材が多く使われています。
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# by tanaka-kinoie | 2017-08-23 17:56 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

崇秀さんのお別れ会

10数年来、構造材でお世話になっている山長商店11代目の榎本崇秀社長が7月7日にお亡くなりになりました。

昨年10月に社長に就任をされ、1月の社長就任披露パーティーから半年足らず
享年37歳と私よりも20歳も若い年齢でのご逝去にとても驚き、しばらくは落ち込んでいました。

1月の社長就任のご挨拶の中で山を守り、品質の高い紀州材を育てきた先人への感謝とその材を選び、使っている我々工務店、建築家へのお礼の言葉を述べられていました。
紀州材の未来を切り開くと言う彼の決意、力強い言葉にはわくわくしました。
少子化、家の長寿命化で萎んでいくであろう、逆風の住宅産業界にどう太刀打ちするか、彼の采配を我々だけでなく製材、森林業界が注目していたであろうと思います。

業界全体にとって大きな損失であるのは間違いありませんが一番悔しい思いをしているのはご本人自身に間違いありません。
奥様、4歳と1歳の幼子を残し、さぞかし無念だったと察してあまりあります。
歳が近い子供を持つ親として自分をかさねると涙が止まらなくなります。

2004年の6月に和歌山の山長商店の山林ツアーにお邪魔した、副社長時代が初めての出会いでした。

優しい語り口で柔らかい物腰
聞き上手でもあって話しもつきず、東京でまたお会うと約束しましたが、その後に病が発覚して治療に専念すると言う連絡を頂きました。
しばらくしてから良い治療法で病状も回復に向かっていて仕事も普通にされていると知り、すっかり安心をしていました。
この数年はi-worksやその他の会合でもお会いする機会も多々あり、健康そうで精力的に全国を回られていたようです。

ご葬儀は近親者で行なわれたようですが8月7日に和歌山でお別れの会が行われてそこに参列をしてきました。

おりしも大型の台風5号(NORU)が屋久島と種子島を直撃し、日本列島にも上陸すると言われていました。
飛行機は前日に欠航したので新幹線と在来線を乗り継いで会場に向かう予定にしましたが新大阪手前で在来線も運休となっている事を知りました。
これで行く手段は無いと思いきや山長商店さん手配の伊丹空港への迎えのバスが新大阪に回ってくれる事となって田辺に向かうことが出来ました。
後から聞いた話によれば崇秀社長は雨男だったそうです。
それでも参列者は1200名にものぼったと後で知りました。

新大阪から田辺の紀南文化会館まで1150キロを台風の暴風雨に向かってバスが走る形になりましたが行きは、ほぼ順調でおおむね2時間半程度だったと思います。

お別れ会は彼の半生を思い起こして顧みるが出来、詳しくは知らなかった合唱団での活躍や
彼の一面も窺い知ることが出来ました。

もう少し色々と話をしたかった
正月の挨拶回りは社長とじっくりお話が出来る貴重な機会でしたが今年からは長治さんから崇秀さんに変わり、相対が出来ると楽しみにしていました。

田辺は前回の訪問以来2度目です。
まさか再訪がお別れ会など思いもしませんでしたが、次回は短い間でも11代社長として関わったあの広大な山林を巡る事が出来ればと思いました。
植樹されるであろう樹も見届けたいです。



ご冥福をお祈りします。

下二つの写真は北村建築工房の北村さんの写真を拝借しています。



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懇意にされていたと言う音楽法話される南紀白浜の
聖福寺の関守研吾住職による中島みゆきの『糸』の
歌のご披露もありました。

この歌詞はこの場に響き、透き通ったお声は心の歌でした。


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お父様の榎本長治様と奥様の絢子さん
志歩ちゃん、帆花ちゃんにより植樹
涙がとまりませんでした。

この樹が家族に見守られながら彼の思いを継いで
田辺の地ですくすくと育つことだと思います。


# by tanaka-kinoie | 2017-08-17 12:45 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

都心の木質化

プリントや造形の技術でパッと見は木材に見える似非物(えせもの)が使われるのは普通の事ですが、一方で本物の樹木を使った木質化も最近はよく見掛けます。

先日見掛けたのが新宿東南口前のバス発着所バスタ新宿の足元
甲州街道高架下の観光案内所とロッカールームまわりの木質化です。
建物の外周を30~45厚×105幅程度のひのき無垢材で囲み、程よく木質感を出していました。
一部を除き、大半が無垢材
アルミやスチールにプリントした物では無いところが評価できます。
どこの設計かと思いきやsinato(設計事務所)を失礼ながら知りませんでした。

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バスターミナルが出来たことで新設された観光案内所
この木質化で柔らかいフレンドリーな雰囲気。
着色は全くされていないところがまた良いです。
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ディテールは調べませんでしたがスチールかアルミの
横材に板を留める形式のようでした。
工事費も抑え気味に済んでいる気がします。
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雑多な新宿のイメージアップもしそうな木質化だと感じました。
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ロッカースペースも同様な囲いがありました。
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植栽スペースも同様な意匠

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防火地域だし不燃処理されているのでしょうか
含侵の不燃処理材は雨に濡れる不燃材の染み出しなどで
こんな感じに白濁する事があります。

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喫煙スペースも同様に木質化と思いきや
そばにいくと金属にシート張りだとすぐにわかります。
喫煙スペースだから汚れる、燃えるから?
なのでしょうか?


劣化、腐朽、燃えるなどの問題もありますが無垢材を超える雰囲気を
出せるものはありません。
高架下という事で雨に濡れない分が大半ですが一部は濡れてしまいます。
数年後にどんな経年変化となり、どんな雰囲気になっているのでしょうか?
メンテナンスもし易い、ディテールのようでしたので安心です。



# by tanaka-kinoie | 2017-08-14 22:08 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)