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東京中央郵便局

毎年、年賀状の発送初めに郵便配達のバイクが出発し、TVに映るのがこの東京中央郵便局でした。
総務大臣の鳩山氏が急に騒ぎ出し、再燃した保存問題ですが文化庁と調整がついたとか?
(誰が壊したんだ~なんて言うのも、どうも政治家のパーフォーマンス臭くていやでしたね)
また工事が再開されて今は粛々と解体されています。

東京中央郵便局_c0019551_21194598.jpg
以前からDOCOMOMOなどでも保存運動があるのは知っていましたが、正直どこに価値があるのかわからず、今は無き「三信ビル」の方が、
保存価値が高いと感じていましたが・・・・・・最近やっと理解が出来ました。
竣工当時のこの写真では、まわりが赤や茶色の様式建築の中で異彩を放ち、相当モダンだったと思われます。
変形5角形であり、連続する壁が単調に見えぬように、広場に建つと言う事を意識したグリッドになっています。



東京中央郵便局_c0019551_21301586.jpg東京中央郵便局_c0019551_21302438.jpg
3年前の写真です。
タイルが汚れていた事もありましたが、残念ながら落下防止ネットが張ってありくすんだ色合いになっていました。
低層部分としてファサードも残されて、高層ビルになるそうですが、どんな感じになるのでしょうか?


「西小岩の家」構造見学会のお知らせ(申込み制)
開催日時:4月11日(土) 10:00~16:00  
開催場所:江戸川区西小岩

「越屋根のある家」構造見学会のお知らせ(申込み制)
開催日時:4月18日(土) 10:00~16:00  
開催場所:新宿区原町
長期優良住宅先導的モデル採択事業です。

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東京中央郵便局_c0019551_8372298.jpg
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by tanaka-kinoie | 2009-04-01 12:39 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)
Commented by 塩地博文 at 2009-04-03 14:17 x
この東京郵便局の保存運動のリーダーである、前野まさるさんとは、長いお付き合いです。昨日も、前野先生の自宅にお伺いして、奥様と一緒に食事をしました。前野先生は、芸大の名誉教授で、建物の保存活動に長年やってこられました。

先生は、「建築には心や精神性が反映される。それが、長年大切に使用され、人々の良識を生み出す。日本は、このままではそろばん国家になってしまう」と、昨日も憤慨していました。

壊しては作り、低層は高層になっていくだけなのでしょうか。

Commented by tanaka-kinoie at 2009-04-03 16:14
前野さんはイコモスの方で活躍をされている方ですね。
ある雑誌にあった言葉ですが、「歳月を経た伝統」
様式建築には懐かしさや愛着を感じても
「歳月を経た最先端」中銀カプセルなどのモダニズム建築は認めたがらない・・・・・・
これは、その中間だと思われますが前者で無いと日本人は本気で認めたがらないかもしれませんね。
塩地さんも顔が広いですね~
おでこもそうですが・・・・(爆)
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