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造作材加工

事務所の下小屋では連日、大工が造作材の加工中です。
弊社が住宅で使う材料は、ほぼ全てが無垢材ですが荒木の状態から滑らかに削り上げて敷居や鴨居の水加工などを中心に仕上げていきます。
今回はタモ、ケヤキ、ブビンガなどの広葉樹を天板に、枠回りでは能登ヒバ、雲杉、米松を使っています。

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左から能登ヒバ、雲杉、米松(ピーラー)

能登の鳳至木材から仕入れた能登ヒバは米ヒバとは比べ用も無い強い芳香です。
なぜか殆どの外材は匂いがありませんがヒノキ、杉も含めて国産材は、やはり
香りが違います。
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木材を削った後のかんなくず
慣れてくればかんなくずでも樹種がわかります。
左側の白いのが雲杉、真ん中の黄色いのが能登ヒバ、赤っぽいのが米松です。

樹種の選定は適材、適所で考えます。
能登ヒバは浴室に室内造作の一般部は雲杉、一部の見せ場として良材の米松を
使います。
by tanaka-kinoie | 2010-04-23 11:57 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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