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エコロジーと断熱

先日の下関出張での『そーれきくがわ』の見学です。
ここは化粧構造材のプレカット工場と屋根パネル、セルロースファイバー(デコス)の工場、他から成り立っています。
まずはセルロースファイバー断熱材の生産工場です。
ここのテーマは『循環+地域』

セルロースは主に新聞紙の再生からなる断熱材です。
(高断熱、調湿、防音と三拍子揃っている材料)
NPO法人『e小日本きくがわ』が地元菊川町の自治体(PTA、自治会、老人会)から新聞紙を回収しています。
その新聞紙回収の見返りに地域通貨のエコロを発行します。
エコロは町内での買い物、各種施設、サービスとして利用する事が出来て各団体の活動費となります。
1件の家の4.5年程度の新聞紙回収で平均的な家、1軒の断熱材になるそうです。
安成工務店の素晴らしい地域循環システムです。




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地域貨幣エコロは杉の木で出来ています。
1000エコロがどれぐらいの価値があるのかは聞き忘れました。



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OMソーラーの家『東京町家』もよろしくお願いします
by tanaka-kinoie | 2005-05-24 13:24 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(8)
Tracked from OMソーラーの家「東京町家」 at 2005-05-29 00:15
タイトル : 断熱材について考えてみよう
5月22日の「東京町家勉強会」では、屋根の断熱方法について施工者の話を伺った。 田中工務店の田中さんには、断熱パネルによる方法を説明して頂いた。 この方法だと、隙間無く完璧な断熱施工が出来るというメリットがある。 他断熱材を併用して、断熱性能を向上することも可能。 また、人出がある上棟時に、屋根まで納まるので、工期短縮に繋がる。 更に、上棟時に雨仕舞いが出来るので、綺麗な無垢の杉梁を雨で汚さない。 実際、真夏の小屋仕事を、まさしく「涼しい顔」して大工さんが作業をしていた。 デメリットとし...... more
Commented by satoshi_irei at 2005-05-24 17:30
木質バイオマスもここまで来るとリアリティが出てきましたね。
これを稼働させることが、今度は大変かもしれませんね。
Commented by tokyomachiya at 2005-05-24 20:24
ここで作ったパネルに、ここで作ったセルロースファイバーを密閉して出荷すれば、先日の東京町家勉強会で、田中さんと長畑さんが説明した両方のメリットを受けられるようですね。
Commented by studio-tsumugi at 2005-05-26 09:16
集めた古紙を使ってこそリサイクルですね。
皆の関心を引くと言う意味でも、地域貨幣はアイディアですね。
とっても手触りの良さそうな貨幣。お土産にもなりそう。。。
Commented by surugakinoienix at 2005-05-26 09:28 x
安成さんも、喜んでいました。これからもよろしくお願いいたします。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-26 17:11
伊礼さん
私は勉強不足で木質バイオマスって定義が正直良くわからないのですが、ペレットをはじめとしてこれから考えていかなければならない時代ですね。
こう言った取り組みは凄いと思います。
安成さんだから出来たと言う方もいますが、この発想自体が素晴らしい。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-26 17:13
屋根パネルはシートのみ貼って出すはずです。
濡れると大変なので現場で吹き込みをするはずです。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-26 17:16
紡さん
古紙の利用と地域循環がうまくかみ合って人の和で資源の輪を結ぶと言うありそうで無かった出来そうで出来なかった仕組みです。
感動しました。
地域通貨はお土産に欲しかったぐらい良い感じでした。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-26 17:18
今井さん
安成さんの所に言って本当に良かったです。
こんな事が出来ているとは驚きでした!
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