どこから来た材料なの?

どこから来た材料なの? それってどこが良いの?
こんな質問をお客様から良く受けます。
最近、食品、食材に関しては天然、養殖、生産方法、産地表示など食品衛生法により厳しくなっています。
これらと比べるのは無理がありますがそんな点で建築は遅れている気がします。
シックハウス対策により一般建材類の化学物質含有量などの規制はありますが無垢材や構造材の産地、性能表示などは浸透していません。
ユーザーは工務店が出所のわかった、良材を使っていると考えていますが実際は材木屋任せであったりします。
また全ての方ではありませんがブランド意識が強い日本人の習性も良くありません。
秋田杉、青森ひば、吉野杉、木曽ヒノキなど良材は有名ですが、他にも沢山の良材はあります。
その上、どんな良材であっても乾燥、加工、組み方、部位の適材適所な使用、施工方法によらなければ何の意味もありません。
これって料理と同じで素材を生かす殺すも料理人(産地、製材、乾燥、大工、工務店、etc)次第なのです。
私も含め仲間の工務店の多くは出所のわかった、品質管理された良材(素材)を生かした住宅造りに取り組んでいます。



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構造材(杉、ひのき)でお世話になっている和歌山の山長商店
山林を所有し伐採、製材、乾燥、強度測定、加工と一貫して行い品質管理の行き届いた産地直送の材料が弊社に届きます。






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c0019551_1226561.jpg先日の出張でおじゃました安成グループ ㈱エコビルドのプレカット工場
先日の記事で紹介したセルロース製造工場と同じ『そーれきくがわ』の施設内の業務の一つです。
全自動コンピューターの制御のラインが一般的な今、効率よりも化粧構造材の向き、場所にこだわりを持って半自動で手加工的な部分も残した手法を取っています。
当然の事、構造材現しの家造りにこだわっています。
ここでびっくりした事はトレーサビリティー(木材の生産履歴表示)を行なっている事です。ここまだやっている所は世界的に見てもここだけではないでしょうか?
一山、一山の構造材の前には木の履歴(植林時期、産地、伐採時期、入荷時期、品質表示)と伐採、製材担当者の履歴まで表示されています。
生産地と連帯を深め、地域材の利用により山の手入れが行なえる事で環境への配慮も可能な事を伝えており、躯体(構造)の一貫施工でもある為に躯体性能も1社で保証可能で責任を明確にしています。

ここまでは試みはとっても無理ですが健康で安全な住まい造りの思いは全く同じだと思います。



ブログランキングに参加しています、人気blogランキングで三代目は何位?
OMソーラーの家『東京町家』もよろしくお願いします
by tanaka-kinoie | 2005-05-26 20:30 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(7)
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Tracked from my家 your家 at 2005-05-31 17:56
タイトル : 上棟しました!!
上棟しました。Oさん、おめでとうございます!! きのうはあいにくの雨模様の中の作業にはなりましたが無事、作業は進みました。 今日の青空のもとに棟木が栄えます。柱は紀州・和歌山の山長商店より仕入れている良質な杉材です。 あたりには木のいい香りが漂っていました。 これから少しずつ大工さんをはじめ、たくさんの職人さん達が家造りを進めていきます。 これからもたくさん現場を見てください。きっと楽しいはずです!! ブログランキングに参加しています。本当におめでとうございます!!           ...... more
Commented by kyoco-chan at 2005-05-29 20:44
>どこから来た材料なの? それってどこが良いの?

このセリフ見て思い出しました。。。
父のお墓を作るとき、石を選んでいて、値段の違いで
たしか、こんなセリフを・・笑。
石材やさんも、石の産地とか性質とか、どこの地方に合っているか
ちゃんと説明してくれました~。
Commented by tokyomachiya at 2005-05-29 21:41
山長商店や安成さんの様な取り組みが、日本の山に信頼を取り戻し、活性化に繋がるのでしょうね。
そして、私たち使う側が、その良し悪しをきちんと見分ける目を養い、山に注文を付けて行くことも大切です。
更に、住まい手にその現状を知って頂き、その価値をわかって頂けば、金額とクレームと言う要素だけで外材・集成材が選択される状況が変わっていくと期待します。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-30 09:03
kyoco-chan
その通りなんですよ!
ユーザーにわかりやすいように説明する事が大切なんです。
そこが曖昧なので良しも悪しきも建築屋って全て一緒にされてしまうんですよ!
Commented by surugakinoienix at 2005-05-30 19:06 x
木は、伐採量と出荷量が、明らかに異なります。お茶は、産地表示で、静岡と
京都で論争になっていますが、木は、産地表示できない法律が存在すると、
国交省のお役人が言っていました。どの法律か聞いたのですが、忘れてしまいした。
法律はともかくとして、身元のはっきりしたものを使ったほうがいいですよねぇ。
Commented by satoshi_irei at 2005-05-30 20:29
「杉」ならどれも一緒ではないし、「工務店」もそれぞれ、設計者もそれぞれであるということを、
我々は積極的に伝えていかなければなりません。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-31 09:53
surugakinoieさん
その通りだと思います。
木材は産地表示がきちんとしていない現実がありますが自分達がはっきりと身元のはっきりとした物を使っている自信があれば良いのですね!
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-31 09:59
伊礼さん
工務店がそれぞれにそれを使っている理由を明確にしていけばユーザーも理解してくれると思います。
造り手の一方的な都合で無くユーザーにも納得して頂ける理由が必要だと思います。
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