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田中工務店材木市

大阪の材木店の橘商店が東京の用事のついでに材木を積んでトラックで来ることになり、それならばと弊社にて小規模で材木市?を開催しました。

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カウンターや平角材を2t車満載で
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500キロ以上の距離を8時間
大阪の工務店の木又さんと2人で運転
早朝に東京着でお疲れ様でした。
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比較的手頃な価格帯の板材を中心にご用意を頂きました。
今回の看板の大判板3枚
左から栗、栃、ウォールナット
我々が関東で仕入れる材よりはずっと値頃感があります。

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右側の平角材は全てミズメ材、床や玄関の框
などに使います。
その他のカウンターはチェリー、花梨、タモなどです。
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工務店、設計事務所などの10人前後の方にお越しを
頂きました。
何の根拠も無く、フェイスブック等でお声かけしましたが
よく考えればもう少し告知すれば良かったと後悔しています。
来年あるとすればもう少しお声かけします。


手前はブラックウォールナットの共木の板
ほぼ同じ目ですのでテーブルでブックマッチで
使う事も出来ます。

これは6枚すべて売れました。

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こちらは花梨と栃
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リグナムバイタと言う
世界一比重の重い木も持参頂きました。
比重が1以上なので当然、水にも浮かない木です。
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迫力の栗?(もしかして栓)の板を購入しました。
長さは幅は最大の部分で1m程度、流さな2m近く
あります。


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数寄屋を数多く手掛ける工務店さんの加工場にお邪魔をしました。
空調設備を普通に使う和室と言う事情で練り付けの材料
を加工中でしたがそれでも吉野の赤身の柾目の挽き板を
使用した柱、鴨居、敷居など上質の材料と現在数寄屋の
大家から継承されているディテールが使われる仕事です。
地板に使われる脂松や芯の通った板目など吟味され選び抜かれた
材料を拝見することが出来ました。
今はたまたま小さな仕事しか無くてと社長や責任者の方は
謙遜をされていましたがこの工務店さんのポテンシャルの片鱗を
感じさせて頂きました。



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その後は茶室のおもてなしというシンポジウムへ参加

数多くの茶室を手掛ける数寄屋師
木下棟梁のお話し

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その後に登壇した建築家の隈研吾氏
木下棟梁の茶室とは正反対ですが海外も含めた
彼なりに考えた茶室の定義と設計例の紹介


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最後は木下棟梁をお誘いして
日本橋の鳥和可さんで建築談義に花咲きました。
旬の空豆と橘商店が納めた栃材が良く合います。
by tanaka-kinoie | 2015-04-03 10:13 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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