ゼロエネ住宅

国の方針である
『徹底した省エネルギー社会の実現とスマートで柔軟な消費活動の実現』に特に異論はありません。
経産省も2020年に新築住宅の過半数をゼロエネ住宅(ZEH)になることを目指した施策の検討を盛り込みました。

9月20日の日経新聞の一面に掲載されたのは住宅メーカーもそれらを踏まえてゼロエネ化を標準化すると言う記事です。

誤解も招きやすいのですがゼロエネ住宅は全くエネルギーを使わずに光熱費ゼロで暮らせる住宅だと思っている方もいますが、けっしてそうではありません。

まず専用プログラムにより、家で使われる1次エネルギー消費量と言われる 『暖房、冷房、換気、照明、給湯の5つ』 を熱量に換算した数字を割り出します。
これが個々の家で消費されるエネルギーの基準となります。

また一方で太陽光発電を使ってつくられるエネルギーもあります。

消費されるエネルギー(一次エネルギー消費)から、つくられたエネルギーを差し引いて収支をゼロにすることが可能となればゼロエネルギー住宅という事になります。

一次エネルギー消費量は断熱性能や高効率設備機器の使用により家ごとに違ってきます。
高効率設備機器に頼るばかりでは無く、基本的な家の性能である断熱性能を上げることが重要なポイントです。

家の性能は普通であっても屋根を南面に大きくして太陽光発電をたくさん載せることで創エネ部分を増やしてのゼロエネ化も可能ですが、断熱外皮性能向上(断熱性アップ)が基本中の基本です。
国でもゼロエネ化の断熱性能の数値の目安を整えている所です。

都市部の狭小地では屋根も小さく多くの太陽光を搭載し難い事もあり、仮称Nearly ZEHという緩和された基準も定義されています。

ゼロエネ化をする為には断熱性能向上の為に高断熱化と開口部(窓)の高性能化も求められていますので当然コストもアップします。
売電が可能とはいえ、太陽光発電搭載による費用も掛かります。
太陽光自体は誰ても搭載が可能なので特別の事ではありません。

弊社としてはお客様のニーズとコストから判断してゼロエネ化には柔軟に対応を致します。
ゼロエネ化は特殊な条件で無ければいつでも可能です。


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今回のこの記事で違和感のあったのは
通常の住宅と比べて250万~300万の
追加が費用が必要となると言う部分です。

現在の標準仕様が低いからなのか取材の
間違えなのか、この半分くらいの費用負担で
済むと思われます。

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まして太陽光発電で150万~200万掛かると
なれば、長期的に追加費用の回収とあっても
かなりの年月が掛かると思います。

試算が甘いのかどうなのか・・・・・
もう少し安く出来ると思うのですが
by tanaka-kinoie | 2015-09-21 10:43 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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