浴室のお手入れ

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弊社では比較的、ハーフユニットバスに板貼りという
浴室が多いです。
その名の通り、半分がユニットバスですが、それでも
フルユニットバスとは一線を画す雰囲気になります。

床下の点検がし易い事や防水性が高い事、
浴槽・水栓・床などがセットなので在来浴室では面倒
な部分の施工も容易です。
ユニットバスの良い部分を取り入れながらも大半を自由
な仕上げに出来る汎用性の高い浴室です。

湯気と共にさわら、能登ひばのよい香りに包まれます。


また北側の隅に追いやられる暗い浴室スペースでも
透かした収納棚を通して開口設ければ脱衣室と繋がる
ことで明るくすることも出来ます。


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とはいえ良い事づくめではありません。
工程が増える、手間の掛かる作業があることからもフルユニット
バスから比べれば2割以上は価格が上がってしまいます。


またカビ発生もさけられませんが、カビが生え難くなるような
対策は怠りません。

まず板の裏側の通気層を取って止水的な配慮は板が乾き易い
ようにしています。


塗装はしていましたが数年前からは板の表面に耐久性の高い
天然物由来の撥水剤
№59に切り替えました。
この塗料の優れたところは木の質感や香りを殺さず、
水の浸入を防ぎ、劣化を抑え、防汚効果もあります。



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こちらは先日メンテナンスで伺った築6年のお家で使われ
ているヒバの浴室ドアと風呂用の巻き蓋です。




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当時は別の塗料だったとは言え、通気も確保していますし
カビの発生は酷くはありません。
とはいえどうしてもカビの生えやすい下部は目立っています。
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漂白剤である程度は落ちるのですが仕上げ用のサンダーを
使って研磨すれば削り落すことが可能です。

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殆どカビがわからなくなりました。
そして現場で塗り易い『木肌一番』をすぐに大工が塗布します。
カビを落としてだけでが足りません再発生の対策を行います。
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巻き蓋は漂白と一部研磨を行い
この写真よりも綺麗に仕上がっています。


つくったものに責任を負う当たり前のようですが
自分でしたことに痛い目にも合っています・・・・(笑)
定期点検とアフターメンテナンスをすることで経年での問題を
知ることが出来て、新たに仕様に進化していくことも多々あります。
木材を使う事で将来的な不安がうまれることもありますがそんな
事が払拭出来るように常に考えています。


by tanaka-kinoie | 2015-10-07 18:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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