木製面格子

7月にお引き渡しが終りました「四つ木の家」
道路に面した開口部に防犯と目隠しを兼ねた木の縦格子を取り付けました。
準耐火構造で防火サッシの使用ですが出来れば画一的な既製品の面格子はつけたくありません。
単純な縦格子とはいえ、取り付け方の工夫や小口(切り口)からの腐食を遅らせる為にシリコンコーキングで軽く覆うなどそれなりに工夫をしています。
小口の処理をしてあれば材は杉でも桧でも松でもなんでも問題無いと思います。

火事に弱いのでは?と思われる方も多いですが実は逆の様です。
桜設計集団の安井さんの防火実験によれば木製格子が先に燃えることで火炎、熱による窓ガラスの破損が遅れてむしろ火事には強くなるということのようです。


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そとん壁にはもちろん、ガルバリウムでもサイディングでも
木格子の意匠は馴染みます。

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1階の居間は大きな開口ですが街中の住宅ゆえに
道路面に接した窓になりがちです。
窓を上下に配置して通行人との目線の避け方もありますが
面格子はベーシックな手法だと思います。
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木格子の見付(幅)は40㎜で隙間も40㎜としています。
これもベーシックな縦格子です。
昼夜問わず案外、中の様子は見えません。


見付のおおきさや大柄な建築などでデザインは自由です。
とはいえ結構な重さになるのでしっかりと取り付けないと
落下の危険性もあります。
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室内からはこんな感じで見えます。
通風も採りながら目隠しが出来ます。
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もちろん良い事ばかりではありません。
格子がある為に容易にガラス障子の掃除を行う事や網戸の
脱着がし難くなります。
今回の格子はあてはまらないと思いますが大きさにもより
避難用も考えた格子の脱着の工夫も必要かもしれません。










11月14日に青戸で狭小地3階建の構造見学会を開催します。[完全予約3部制]




by tanaka-kinoie | 2015-11-05 20:39 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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