白蟻の食害

改修仕事でたまに出くわす白蟻の食害です。
これは木製でつくられたバルコニーへの食害にあった梁桁です。
見た目はしっかりしていましたが木材の接合部に白蟻の食害があって解体時には容易に
崩れてしまいました。
見えない部分の被害は怖いですね。
地震等で倒壊もし易くなる原因にもなりさえします。

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他の工務店さんの仕事でしたが加工技術も素晴らしく
手間を掛けて丁寧につくられていました。
材料も高級な米ヒバで全て揃えてありました。
それでも十年以上の経過でこんな状態です。
ヒバだからヒノキだから安全だという事は無く、
乾材シロアリなどに運悪く入り込まれると仕口や
継ぎ手などの構造的に弱い部分から食べられます。
仕口に水が入り込んで湿潤な状態にならぬようにシリコンを
注入したら板金を被せるなどの対策なども有効です。



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このウネウネが食害の痕です。
仕口、継ぎ手の四角い部分が見えますが内部が
食害にやられています。
木には育つ季節のより夏目冬目があります。
白蟻は夏目と言われる早く育って柔らかい部分から
食べていきます。
冬目と言われるゆっくり育った硬い部分は食害に合い難いです。
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筋状に残っている部分が冬目
食害にあっているのが主に夏目です。

by tanaka-kinoie | 2016-03-04 15:00 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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