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重要文化財 小西家住宅

先日の大阪出張時のホテルの前にとての興味深い建物を見つけました。
東京の丸ノ内のような雰囲気のオフィス街に板張りに漆喰と趣をもち、意外に違和感なく溶け込んでしました。
知人のフェイスブックで見掛けていたのでしばらくしたら思い出した重要文化財
皆も良く知る、あの大企業の創業家の住宅。
さっそく表側に回ると 『うだつ』 までありました。

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土蔵造り 黒漆喰と板張りと足元の石張りが
目を惹きます。


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こちらは3階建ての蔵 
白漆喰が使われています。
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腰の御影石が意匠的に効いています。
3面が道路に面して歩道とも近いので悪戯や
傷などから守られる効果もあるでしょうね。
この石が耐久性を高めていることは間違いありません。

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むくりのある瓦の大屋根と漆喰、木格子など
美しい土蔵造りの民家です。
明治期の薬問屋の店構えが残っています。
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1903年につくられたと言うから驚きです。
3度の戦災もあり、阪神淡路大震災にも
耐えてきたという事です。


手前の大通り通り側は黒漆喰、側道面は白漆喰
手前に黒漆喰の小さなうだつ

奥には大きな意匠を凝らした
大きなうだつ
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白漆喰の大きなうだつ
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明治期の薬問屋の店構え
ここが入口だったんでしょうね。

今はボンドで有名なコニシの創業家の住宅でした


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wikiから拝借しましたがこれで概要が良くわかります。
by tanaka-kinoie | 2016-07-26 20:12 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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