町工場

池井戸潤の『下町ロケット』など登場した「佃製作所」
小さな工場だからこそ可能な独自の技術で大企業に立ち向かい下請けでは無くメーカーとして
ロケット技術の一端を担うと言う、我々工務店にとっても刺激になるような小気味よい小説でした。

東京でも大田区、墨田区には世界に通じる独自の技術を持つ小さな町工場があると良く聞きます。
とはいえ目に触れたことは無く、どれだけ優れたものを作っているなど知る由もありませんでした。

先日のこと
ちょっとしたご縁で向島の町工場『昌栄工業』さんに伺う機会がありました。
工場内には加工機がたくさん並んでいましたが私が知っていたのはプレス機だけ
その他は見慣れない機械ばかりでしたが脇にはここで製作された試作?のような物が無造作に置いてありました。
それらはポットやケトル、パンなどの料理道具が多く、見慣れているとはいえどれも歪曲した複雑な形状ばかり

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何台も並ぶプレス機
数字の大小があったのでプレス能力が
それぞれ違うようです。
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薄物の鋼板ですがこの時点では歪んでいる
物を別のプレス機で補正していきます。
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うちもたまに使うメーカーの真鍮金具の一部
厚みの違う板同士の角は指定のR加工があり
単純な形でも複雑な加工だとわかりました。
ここでしか出来ないよう可能のようでした。

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これはヘラ絞りの機械です。
複雑な形状の金属加工が可能なようです。
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試作なのか型なのか?
ヤカン、ケトル、その他複雑な形状の部品が
並んでいました。
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ここにも
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そして琺瑯加工された調理道具、その他精密部品
など製品の数々
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小泉誠さんのkaicoをつくっているのがここです。
こんな近くにあの形状を実現できる高度な技術を持つ
町工場があったなんて・・・・・・
世界に先駆けた開発された技術も持つ会社であり
それこそ『佃製作所』ばりの工場です。





by tanaka-kinoie | 2016-09-17 15:20 | 小物 | Trackback | Comments(0)
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