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シナ塗装 

弊社ではシナランバーで家具をつくり、シナベニヤで建具をつくる事が多いです。
そんな生成りのシナの仕上げについて再考しようとオスモからサンプルを送って頂きました。
目的は汚れが付き難く、シナの風合いも出過ぎないようにすることなどです。
塗膜を形成するクリアラッカーの仕上げも以前はありましたが価格的なことと溶剤を嫌う方もいて家具の天板などの一部を除き、いまは自然塗料を主に使っています。

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パウチのサンプルにアプリケーターという
コテ刷毛のような物がついていました。

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私と監督 それぞれで試し塗り
ウッドワックス、エキストラクリアー、フロアーカラー
など数種類をお願いしました。
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ウッドワックス3136バーチは軽い白系
染色塗装と言う感じで新鮮な風合いです。
これもピュアな仕上がりですので徐々に
使っていきたいと思いました。
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写真ではまったくわからないと思いますが
今までのシナの仕上がりはこんな感じ
水性系の自然塗料で無塗装のシナに風合いに
使いようにと仕上げていました。

オイル系の塗装をすると赤白、板柾の風合い
が浮き出てしまいます。
シナ特有のあのさらっとした表情が変わって
しまうと感じてこの水性の塗料を使っています。

とはいえ多少風合いが強調されても、もう少し
塗膜をつくって良いのかとも思いオイル系の
塗料を最近は使っています。

染色系とオイル系
試し塗りしながら徐々にトライしていきたいと思ってます。
混合する方法もあるようですが面倒なこともあるので
単体でうまく使えるようにしていきます。




by tanaka-kinoie | 2017-02-08 19:29 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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