KKB新年度会

工務店による工務店のための勉強会(KKB)が発足して早3年
勉強会も定期的に開かれ、会員間の活発な意見交換、SNS上でのQ&Aなど日増しに交流も深まっていますが初めての新年度会が栃木県で開かれました。
幹事は設計事務所を主宰、工務店でもあるCOMODO建築工房の代表も務める飯田亮氏が受けてくれました。

以前から彼の家づくりを見たいと思っていながらもタイミングが合わずでしたが、そんな彼の家づくりを見られこともあって
新年度会への参加してきました。

宇都宮集合の初日
飯田氏が手掛けたOB宅住宅をなんと1日で4軒も巡るプログラムにびっくり

設計力、技術力、材料使いが良かったのは言うまでも無く、真似が出来ないと思ったのは住まい手とのつながりと住まい手の暮らしっぷりです。
住まい方、暮らし方はもちろん、しつらえまでを提案すると言いながらもそこまでは中々踏み込めていません。
しかし、拝見した4軒のお宅はどこも洗練された家具や小物に囲まれ、衣類や雑物でさえ見せ方を楽しむように整理されていました。
好きな家に住み、好きな物に囲まれて暮らすと言う当たり前のことがさりげなくされている印象
つくり手である飯田氏が好ましいと思えるような暮らしぶりをしているのだと敬服しました。

3軒が平屋で敷地条件が恵まれているとはいえ、決して家の大きさ、面積にはこだわらず比較的コンパクトに設計されていました。
素材感はある程度、統一されて流儀があるとはいえ
プランニングから空間構成まで4軒それぞれの変化が彼の遊び後ごろに溢れて、敷地だけでなく、施主を見ての家づくりによるものだと理解しました。
20歳程度も年齢は違いますが、若手から大いに刺激を受けて戻ってきました。


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 『斜め45°の家』

  敷地に斜めに配置されて建物
  採光はどこにも行き届き
  隣地に対してもうまく閉じています。








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 ここで扇垂木を使おうとする発想と
 実現出来る技術が凄い











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 伝統的な手法を使いながらも
 現代的なモダンな内装、素材使いの融合です。











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『くの字の家』
 平屋で左側に小さなガレージがあります。
 ガレージから玄関へのアプローチと
 車が必要な郊外では便利ですね。








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ちょっとわかり難いですが
くの字に折れて敷地に大きく
開いています。











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『Vermeer Ray』
 フェルメールを絵画のように
 柔らかい光を内部にもたらすという
 コンセプトの平屋
 
 まず驚いたのが24mを超える建物の長さ
 ガレージを上手く取りこんで単調に
 ならぬように開口も設けています。
 





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 天井高さは2.1mです。
 もちろん低いとは思いません。











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『ひとつ屋根の家』
これも平屋です。
 











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 南には大きく開かず
 小さな天窓からの光を取り入れています。












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浴室に障子は新鮮でした。
紙はもちろん耐水性のあるワーロンです。


by tanaka-kinoie | 2017-04-22 12:01 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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