都心の木質化

プリントや造形の技術でパッと見は木材に見える似非物(えせもの)が使われるのは普通の事ですが、一方で本物の樹木を使った木質化も最近はよく見掛けます。

先日見掛けたのが新宿東南口前のバス発着所バスタ新宿の足元
甲州街道高架下の観光案内所とロッカールームまわりの木質化です。
建物の外周を30~45厚×105幅程度のひのき無垢材で囲み、程よく木質感を出していました。
一部を除き、大半が無垢材
アルミやスチールにプリントした物では無いところが評価できます。
どこの設計かと思いきやsinato(設計事務所)を失礼ながら知りませんでした。

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バスターミナルが出来たことで新設された観光案内所
この木質化で柔らかいフレンドリーな雰囲気。
着色は全くされていないところがまた良いです。
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ディテールは調べませんでしたがスチールかアルミの
横材に板を留める形式のようでした。
工事費も抑え気味に済んでいる気がします。
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雑多な新宿のイメージアップもしそうな木質化だと感じました。
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ロッカースペースも同様な囲いがありました。
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植栽スペースも同様な意匠

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防火地域だし不燃処理されているのでしょうか
含侵の不燃処理材は雨に濡れる不燃材の染み出しなどで
こんな感じに白濁する事があります。

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喫煙スペースも同様に木質化と思いきや
そばにいくと金属にシート張りだとすぐにわかります。
喫煙スペースだから汚れる、燃えるから?
なのでしょうか?


劣化、腐朽、燃えるなどの問題もありますが無垢材を超える雰囲気を
出せるものはありません。
高架下という事で雨に濡れない分が大半ですが一部は濡れてしまいます。
数年後にどんな経年変化となり、どんな雰囲気になっているのでしょうか?
メンテナンスもし易い、ディテールのようでしたので安心です。



by tanaka-kinoie | 2017-08-14 22:08 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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