2月ごろになりますがお茶の水橋の舗装の下に都電の線路が埋まっていると少し話題になりました。 普通ならあまり興味を示す話題ではありませんが30数年前舗装会社に勤めた時の事を思い出して懐かしく思いました。 25歳ぐらいの頃で比較的大きな現場を任されて夜間工事の監督をしていました。 四谷見附から市谷方面に向けての外堀通りで道路アスファルトの凸凹削る作業(舗装切削工事)を行っていた時に固いものにあたって削れないと切削機械のオペレーターから報告がありました。 それが都電の線路とその周辺に敷き詰められていた御影石だったのです。 想定外の事でしたがそれらが延長して埋まっていることや簡単には撤去出来ない事を線路レール上まで削り、翌日都の土木事務所に支持を仰ぐこととしてその日の作業を終えました。 結局撤去することは難しいとの判断からその上にアスファルト舗装を被せてなにもなかったように平滑な道路となり無事工事も完了しました。 お茶の水橋のニュースはそんな記憶をよみがえらせてくれました。 ちなみに自分が掘り起こした四谷駅の都電は1970年午前に廃線となったようです。 これが思いで深い四谷駅前の現在の状況です。 お堀側はほとんど変わっていませんが 反対側は近代的なビルが完成しています。 そんなことでよく通るお茶の水橋ですが 懐かしさもあって目の前まで行ってみました。 真っ直ぐなのは線路のレールです。 レールの外側と間には御影石が敷き詰め られています。 30数年前の記憶が蘇ってきました。 話題になったせいなのか警備員が立ち止まることを許さず、歩きながらの写真です。 それでも何とかレールの断面が撮れました。 他にも埋まっているところがまだまだあるようですし、御影石の敷石は四谷の荒木町などで 使われているところもあるようです。 あの頃は道路会社で一生働くのかと思っていました理由は色々ありますが建築屋に 転職して良かったと思います。
by tanaka-kinoie
| 2020-04-02 17:58
| 自分の思い
|
Trackback
|
Comments(0)
|
カテゴリ
全体 プロフィール 建築、仕事 見学会、住まい教室、他 地鎮祭、上棟 東京家づくり工務店の会 SAREX 家具 自分の思い 食 波乗り 旅、出張 大工育成 動植物 猫 本、雑誌 小物 名古屋 展 Music スキー トレーニング その他 物干し台 家族 定期点検 未分類 最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
お気に入りブログ
irei blog K+Y アトリエ 自然素... 続・U設計室web diary スタジオ紡 薪ストーブ大好き ひとりごと アナログの家が好き!高座... Yan's diary COZROOM ShopMasterのひ... 新建工舎設計の家づくり イエログ!~柴木材店公式... いのうえさんの家に集まろう。 大和にある青木工務店社長の日記 マイルスくんが行く(マイ... 佐々木善樹建築研究室・・... 下町の洋服店 krunc... 雑木林の家から-nishio うつわshizenブログ 湘南の芍薬 いえづくりん たなか新聞 無垢の木の家・古民家再生... 日日日影新聞 (nich... 国産材・県産材でつくる木... 創造の加子母(かしも)っ... ココチいい木の家をつくろ... 帝都狭小住宅建築異聞 大工のひとりごと 市川南の家 船橋の家 松原の家 川口美術 白河の家(平成25年1月完成) 北国分の家 日暮里の家 田端の家2 本駒込リノベーション 町屋の家 飯山満の家Ⅱ 荒川の家Ⅱ アトリエのある家 板橋の家Ⅲ Koiwaftei's ... 清澄の家 Blog Tokiwadainoi... 北小岩の家 リンク集
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||