名建築の行方

昨日は久しぶりの休日で都心までちょっと出掛けました。
そんな時でも建築屋としての性が出てしまいます、妻は彼女なりの用事があり一人で建築鑑賞と思い、心当たりの場所へむかいました。
フランス大使館裏の高級住宅街には大江匡の高級マンション、裏手には村野藤吾の松寿荘と数奇屋の傑作、指月亭があります。お目当ては指月亭、松寿荘は塀が高く中が見えませんが指月亭は道からも感じられるスケールと距離間だと記憶していたからです。
数年ぶりの訪問で今の自分がどう感じるのか楽しみでしたが愕然・・・・・
新築の綺麗なマンションが見え当然億ションだろうなーなんて考えていたら、松寿荘の跡地とわかりびっくり。
出光のゲストルームとして贅を尽くした建物は25年を経て建替えされていました。
右を見ると、またびっくり指月亭も壊され更地になっていました。Minami Azabu projectとか書いてある辺りは門、繊細な格子の曳戸だった所です。
村野藤吾全集を調べたら竣工1959年とあります、私が生まれる前だったんですね。建替えも無理は無いか!
この後は妻と合流、赤坂でラーメン食べていたら偶然、あの名建築に遭遇・・・・・・続きは次回に
何か建築のプロ向けの話になってきました(笑)
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松寿荘跡地に建つモダンなマンション

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右が松寿荘、左が指月亭の跡地
道の両側にあるおかめ笹とひいらぎもくせいの生垣、塀に当時の面影が残っています。


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指月亭跡 ここには軽やかな門と品格のある格子戸があり内が伺えました
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指月亭跡 通用門は、まだそのままに残されていました。


by tanaka-kinoie | 2005-02-07 19:03 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 中里 at 2005-02-07 22:05 x
名建築も経済事情にはかなわないのですね。
こうして簡単に建替えてしまう日本の文化?が物質的には豊かだが、自殺者も世界で一番多いという背景を作っているようにも思えます。

田中さんもよく勉強していますね。
村野藤吾全集なんて、並みの工務店のオヤジでは持っていません。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-02-08 10:56
確かに工務店の親父では少ないかもしれません、他にも吉村順三全集もあります。
ようは美しい建築が好きなんです。
勉強しているつもりは全く無く好きな雑誌をめくっている感覚です。
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