江戸前「ヘミングウェイ」

一昨日は「あたり前の家ネットワークエコツアー」の打合せで船橋の漁師 大野一敏さん宅へお邪魔しました。
今回のエコツアーのテーマは「海」です。
小岩で生まれ、船橋で育った私自身でも身近にある東京湾の事を殆ど知りません。
移り変わる東京湾を見続けてきた大野さんに船の上から三番瀬の環境問題、漁師の生活など実情を聞きながら、ご案内頂きます。
私達工務店は家づくりの中で木を使い、活かす事で自然の循環の成り立ちの中にいる仕事をしています。
山と海は川を通して繋がっておりかつては荒川支流を通して秩父、飯能の西川材などの良質の杉、ヒノキが江戸湾に運ばれて
いた時代もあったのです。
もう一度身近な海から自然の循環を考えてみたいと思っています。

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大野一敏さん 
68歳とは思えぬ筋骨隆々で江戸前ヘミングウェイなのです。
現在の三番瀬を説明して頂きました。
東京湾の浅瀬、干潟の一つである三番瀬は習志野~浦安までの
巾6K 奥行き3Kと思ったより狭い範囲ですが「海のゆりかご」です。
砂泥の中には貝類、干潟にはエビやアナゴ、ボラ、スズキ、ヒラメ
などの稚魚がいて小さな生き物たちが生れ育っていきます。
そのため干潟の減少は、東京湾の豊富な魚介類を減らす重要な
要因になっているそうです。

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江戸時代の三番瀬の海図です。
これにより漁師同士の縄張りを決めていたようです。



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正真正銘の江戸前の肴 ボラとスズキ
東京湾の魚と言えば今はスズキだそうですが、かつてはボラ
だったそうです。
風評で東京湾の汚染と共に臭い魚の代表にされてしまった
らしいのです。
刺身と天麩羅はボラ、スズキ 甲乙付けがたい美味しさでした。
とてもスズキの10分の一の値段とは思えません。
ボラを食べないと言うのは資源の上からでも無駄だと大野さん
多くはなぜか浜松に行ってしまうのだそうです。



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ボラの塩焼きはまた絶品でした。
江戸城詰めの武士の宿直弁当はボラの浜焼きだったそうです。
最高級の江戸前の海苔もごちそうになりましたが、色艶も良く
味は言うまでもありません。
しばらくは他の海苔が食べられそうも無いです・・・・
by tanaka-kinoie | 2007-05-16 20:54 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 塩地博文 at 2007-05-18 00:00 x
田中さんも海の男ですね。大野さんが「江戸前ヘミングウエイ」なら、田中さんは「木の香る川端康成」???なんてどうでしょう?スベッテル?
Commented by tanaka-kinoie at 2007-05-18 11:05
塩地さん
無茶苦茶です(笑)
まだ西木正明、椎名誠の方が良いのでは・・・・お二人ともお元気ですね(笑)
Commented by fuRu at 2007-05-18 16:41 x
このエコツアーには私も参加してみたいですね。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-05-18 17:09
fuRuさん
面白そうですのでご参加下さい。
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