名建築の行方2

赤坂一ツ木通りにある吉田五十八氏、晩年の名作、美術商 貴多川(店舗併用住宅) 先日偶然通り掛りました。
両側をビルに挟まれていますが普通に街に馴染んでいます。
吉田作品の住宅には初めて触れましたが成城の旧猪股邸などは公開されています。
氏の設計は現在から見れば相当トラディショナルですが当時は相当斬新な建築だったはずです。アルミアルマイトの格子、簾 アクリルの埋め込み照明、塗り回しの大壁、組子の荒い障子、抜け放している欄間、長押の無い和室、引き込みの木製建具
仕事のレベルは違うが我々がやっていることとどうやら似ているような気がします。

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逆光でうまく撮れませんでしたが屋根の微妙なむくりで一文字瓦に柔らかさを出しています。
お店がお休みの為、ガラスショーケースが覆われています。(作品集から見ましたがアルミパイプ格子に挟まれた美しいショーケースです)


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人を迎え入れる薄い軒先は7尺程度の高さです。


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入口も品格のある趣、氏が良く用いたアルミパイプの簾も見えます。


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踏み込みの天井は氏の代表的意匠でもあるアクリライト(埋め込み照明)格子天井 


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美しい杉柾の格子

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御影石のネムリ目地四半貼り、見事な仕事です。

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by tanaka-kinoie | 2005-02-10 16:38 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)
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Commented by satoshi_irei at 2005-02-11 12:57
吉田五十八先生の作品集・・・20年前に2万円もしたものを
実家においてあったら、引っ越しの時に捨てられてしまいました。
ちょっとカビていたらしいのですが・・・なんてもったいない。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-02-11 17:42
いやー勿体無い事しましたね。
私は同朋社の吉村順三、村野藤吾全集で〇〇万出していますが、ごく偶にしか見ていません。装丁も豪華過ぎて重いし気軽にめくれる感じがありません。そっちの方がよっぽど勿体無いですね!
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