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やっと義務化 でも2年先

数年前に秋田県等が出資した秋田県木造住宅(株)が多数の欠陥住宅問題を起こした事が大きな社会問題となりました。
それがきっかけで平成12年に住宅品質確保促進法が施工され新築住宅の売買契約や請負契約による売主、請負人に対し、
住宅の基本構造部分と雨漏りについて瑕疵担保責任の10年義務化がされました。
それから5年後に構造偽装事件が発覚し、それに対して6月20日に法律が改正され確認申請の更なる厳格化、建築士の資格問題、
罰則規定などが盛り込まれます。
結局は欠陥住宅の責任を問う手段であった瑕疵担保責任も売主、請負人がつぶれたらどうにもならない事はヒューザーの被害者を
見れば明らかとなりました。そこで今度は2年後に住宅瑕疵担保法がスタートします。

やっと義務化 でも2年先_c0019551_2151557.jpg

朝日新聞の「やっと義務化 でも2年先」の記事です。
瑕疵保証があっても保険の加入義務もなかった売主、請負人に車の自賠責的にあたる
制度が義務付けられると言う住宅瑕疵担保法の記事です。
しかしこれでユーザーは安心と思いきや地盤は保証対象にならず工事中の業者倒産に
よる事故については何の保証もありません。
これら地盤保証・完成保証・瑕疵保証を併せた総合保証に加入している業者は、大小規模問わず、まだまだ少数です。
こんな普通でない心配をせずにユーザーの皆様には家づくりを楽しんで頂きたいのです。
我社では4年前から全ての建物で総合的な保証制度に加入しています。
余計な心配をせずに思いっきり住まいづくりを楽しんで下さいね!!

しかし色々な事件がおきます・・・・・・
構造偽装なんて考えもしなかったし、新聞にあるようにアバウト業者が多過ぎます。
これ以上建築業界で変な事件が起きない事を望んで止みません。



「けやきの見える家」完成見学会のお知らせ
日時:7月28日(土)、29日(日) 10:00~16:00
場所:江戸川区南篠崎
構造:木造3階建て OMソーラーの家
設計・施工:田中工務店
設計協力 : k+y アトリエ

予約制の見学会になります。詳細・お申し込みはこちらから。
by tanaka-kinoie | 2007-06-19 21:20 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(6)
Commented by pagezeni at 2007-06-20 00:18
3点セットの保証はあたり前のことと思っていましたが、
世間では例外だったのですね。
それにしても、この朝日新聞の記事の挿絵は、
謀図かずお風でちょっとコワイです(^^;
Commented by 塩地博文 at 2007-06-20 08:12 x
結局、請負業とは全責任を果たす役割にも関わらず、能力・経験不足の会社が不祥事を起こす度に、請負業を保険化している流れですね。建設業は売り上げはいくらでも伸ばせる構造です。しかしその売り上げは、全責任をとるという量を示してもいます。その責任量に対して経営能力が、建設業の本質と考えます。
保険と保証を完備している、田中さんの経営者としての視野の広さよりも、一件一件の受注に対して安定的な品質確保と無意味な拡大を行わない着実な経営能力に対してこそ、田中さんの経営者としての本質があると思っています。
Commented by kyoco-chan at 2007-06-20 08:13
村櫛町って、おばあちゃんちの近所♪
いいとこだよね。でも、不思議なところに(?)事務局あるのね。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-06-20 08:50
pagezeniさま
そうです、普通はあたり前のことだと思いますよね~
実は大手メーカー自身も保険に入っていないようですし総合保証に入っているのは身近でも本当に少数です。
この法律に反対していたのも大手メーカーらしいのですから、あきれてしまいます。
確かにこの挿絵は売主の平静さと施主の恐怖を煽っていますよね(笑)
Commented by tanaka-kinoie at 2007-06-20 09:14
塩地さん
品質確保と保証問題、保守点検、良い大工の確保、高い施工術の維持・安定など数が増えると問題はあり
自分の背丈以上に仕事をしないと単純に考えています。
でも最近自分の背丈が伸びている事に気付いてきました(笑)
Commented by tanaka-kinoie at 2007-06-20 11:04
kyoco-chan
コメント違いですか~(笑)
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