先週の諸々 長文(笑)

先週は諸々で社内には殆どおらず、慌ただしい日々を送っていました。
それらをまとめて更新します。


月曜日は朝から伊礼設計室にて三菱商事建材と打合せ
ビッグサイト内での軸組み建て方と植栽ですがいつもと勝手が
違いどうなるのかというところです。
私が建て方の総監督を務めます。



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水曜は上棟式ながら大事な立ち会いで練馬まで
東京と言えども、まだまだ畑も多く、野菜の販売機までありました。
昔のように缶空にお金を入れてと言う訳にはいかないようですね。
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木曜日は久しぶりのSAREX
東京に生まれて46年、赤門は知っていてもくぐるのは初めてでした。
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国交省の木造住宅振興室の越海室長が基準法改正による影響をヒアリング中です。
2階建ての木造住宅は、概ね問題無く、確認申請が通っていますが
やはり木造3階建てに付いては厳しい意見が飛び交いました。
(もちろん私も訴えました)
確認申請まで辿り着ければ良しですが構造事務所が大変な混雑となっているようで
そこでしばらく止まってしまう事もあります。
末端では彼らが要求していない書類、認定が要求されているとの話もありました。
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松村、藤田研究室にて松村教授よりジャン・プルーヴェ(1901-1984)の、ものづくりを小さな工務店の家づくりに例えて、工務店こそ自由な個性を発揮する事だと
のお話しでした。
私も常に思っているのがその事です。
工務店がやるべき家づくりは、大規模のところができないことです。
小規模だからこそできることをやるべきなのです。
つまり、工務店ならではの付加価値のある家づくりするべきなのです。
そこだけは外せません。

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最後は藤田准教授による伝統木造建築の耐震性に付いて
未だかつて地震で五重塔が倒れた例が無いそうです。
解明が難しいその謎に挑んでおり、構造解析の研究をしている
中々、興味深いお話でした。
懇親会は時間が無く、後ろ髪惹かれる思いで帰りました。




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金曜日は午後から六本木ミッドタウンへ
TOKYO URBAN LIFE 2007 の高樹沙耶さんのパネルディスカッションに
参加しました。
題して「あたり前の家」 ~自然素材でこだわりの住まいづくり
設計のシンケン迫さんとの出会いから、その手法を理解していく過程、
望んでいた自然と一体の暮らしや自給自足のエコライフを楽しそうに語っていました。
迫さんからは沙耶さんとの出会いからこの設計意図、手法なども語っていました。
OMソーラー協会と東京町家も参加している今回のTOKYO URBAN LIFE 2007 は
15日にも伊礼さんと迎川さん、創建舎 中里さん、私でOMソーラーを利用した
エコハウスと題して、同様にパネルディスカッションを行います。
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その後は第一回目の「あたり前の家」ネットワークの支部長会議
活動報告、活動成果、今後の活動などの提案、報告と会員支援メニューの
発表などが事務局よりありました。
意見交換後は高樹沙耶さんの『贅沢な暮らし』出版記念パーティを併せた
懇親会となりました。
そして二次会、三次会と語り合いは止まらずで家には2時半に帰宅



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土曜日は大磯へ向いました。
吉田茂邸の特別参観と「日本の伝統技術と住まい」セミナーへの参加です。
吉田邸は現在は西武鉄道の所有
晩年は別荘であった、この邸宅で過ごされたようです。
30分程度の時間でしたが西武担当者、大磯町のボランティアの説明のより
内部を拝観する事が出来ました。
そこそこの厳重さで予約、氏名の確認があり№入り入館証が渡されます。
これは入館証の裏にあった似顔絵です。
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邸宅内に入ると最初に日米講和条約記念の講和門が見えてきます。
内側の形状から兜門と呼ばれているそうです。
講和条約締結が1951年ですから、50年以上経っているのでしょうか?
総檜に桧皮葺き 棟には鴈振瓦がちょこんと載った簡素な意匠
実は地元の和風住宅の銅板葺きの小さな門で真似した事があります。
それこそ建築家 吉田五十八の意匠です。
ちなみに総工費は当時でも家10軒分程度だそうです。

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入母屋の外観 正面が食堂です。
眺望が良く、天気が良ければ富士山も見えるようです。
羊の革張りの壁や意匠は吉田茂の要望などによるものなのか五十八流では
ないような・・・
内部は撮影禁止 木製建具、床は全てチークで出来ていました。

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写真無しですがこの屋敷にしては玄関付近は至って簡素でした。
これも五十八流ですね。 そして珍しい開き戸でした。
玄関脇の窓は、それこそ五十八意匠の真骨頂、アルミパイプの面格子
ホールに上がるとこれまた五十八流の中庭にすぐ目がとまります。
採光と室内の延長としての空間です。
素晴らしい建物でしたがやはり手を入れて保存していくのは難しいようです。
庭も結構荒れていましたし、桧皮は崩れ、内部の状態も決して
良いとは言えませんでした。
それでも吉田五十八設計の貴多川などまだまだ目に出来る
現役の建物も沢山あります。



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場所を城山公園の郷土資料館に移しての「日本の伝統技術と住まい」
講師・ゲストは早稲田大学建築家教授 尾島俊雄さん
松本寺社建設の松本高広さん
全国左官コンクール優勝技術者の山田勝さん
司会は「あたり前の家」ネットワークより塩地博文さん
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実演は漆喰の仕上げ塗りと釿(ちょうな)掛け、槍鉋掛けなど
さすが名工、見事な腕前でした。

そして夕方には大磯を離れて長い一週間が終わったのでした。
ともいかず、日曜日は計画中の住宅のプレゼンと設計に入るお客様の要望の
まとめと二軒の打合せとなりました。
by tanaka-kinoie | 2007-11-12 08:10 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(8)
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Commented by 塩地博文 at 2007-11-13 16:45 x
ご苦労様でした。そしてありがとうございました。
でも、こんなの序の口ですから・・・。
なんて言ったら、しかられますね。
全部、みんなのためのお仕事ですね。
頭が下がります。
Commented by kazuo-nakazato at 2007-11-14 09:02
私も分身の術を使うとよく言われますが、田中さんは分身量が中途半端ではないですね。
お体だけは時々休ませてやってください。
Commented by surugaki at 2007-11-14 21:46
相変わらず「お忙しそう」で、妙に安心しました。田中さんが、暇だったらかえって
心配になる今日この頃です。それでもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
若いと思っていても、50という数字が見え隠れしますからね。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-11-15 11:36
塩地さん
もちろん序の口と思っています。(笑)
自分自身でそれが好きだと思って動いていることもあるので気にしない下さいね。
いつかは何かしら自分に良い事で戻ってくると思います。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-11-15 11:37
中里さん
そんなことはありません。
中里さん程ではありませんよ。
今の所は健康ですので頑張ります。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-11-15 11:39
今井さん
相変わらずと言うか以前にも増して多忙となっていますが私がいなくても
社員が動いてくれるので安心できます。
50 もうすぐです、わかっていますが・・・・(汗)
Commented by satoshi_irei at 2007-11-15 13:03
暇になるとからだ壊しますから、頑張って仕事してください。
Commented by tanaka-kinoie at 2007-11-15 14:22
伊礼さん
ずばりその通りかもしれません。(笑)
暇になったら何をして良いのか・・・・波乗りには間違いないのですが(笑)
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