カテゴリ:建築、仕事( 725 )

『中里の家』 上棟しました。

北区で工事中の木造3階建ての住宅 『中里の家』 上棟しました。
路地奥にある為に中型の工事車両の搬入が困難な場所ですが高台の静かな住宅街にあります。
斜線制限が厳しく、3階の屋根形状は複雑そのものですがそれが返って面白いフォルムとなっています。
準防火地域の準耐火構造ですが燃え代設計を取り入れたリビングには大径木の梁と柱が現しとなっています。
面積的に長期優良住宅の認定は叶わず、認定低炭素住宅としています。

現場ブログも始まりましたので是非覗いて見てください。



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この路地の突き当りにあります。
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レッカーなどの重機は当然入れず
手上げでの作業です。
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3階小屋部分の登り梁です。
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複雑な小屋組みですが組み上がった瞬間が
一番綺麗な時です。


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この登り梁が隠れてしまうのが残念です。
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屋根足場が無い上棟時は垂直の壁を
上がる作業です。
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野地を張るのにも脚力のいる現場でした。
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内部空間確保の為の急勾配の部分と
上部の段勾配の屋根と勾配の違う2つの
屋根があります。
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野地の開口は天窓扱いとなります。


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仕事終いの養生も大切な作業です。
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内部のダイナミックな空間



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幣串のおかめも複雑で綺麗な架構が組めたことで
微笑んでいるようです。


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隅木と天窓の開口を見上げる
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同じ部分ですが下の方に2階の
燃え代化粧梁が見えています。
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2階の梁桁
直行する現しの燃え代化粧梁が見えています。

by tanaka-kinoie | 2017-03-20 20:17 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

岐阜へ買い出しに

2年ほど前にも訪れた岐阜銘木協同組合の記念市に行ってきました。
原木から板までどのくらいの数(数千枚?)なのか想像もつきませんが針葉樹から広葉樹まで広い倉庫に溢れていました。
良材はあるのですが工務店として使い易い大きさ厚みでここでしか買えない材料をセリで落としたいと数時間も歩き回りました。
一般の材木屋さんで買えない貴重な物も多く、市場なのでリーズナブルです。
あまり大きなものは運搬の問題もあるし、何しろ弊社に置くことが出来ません。
未乾燥の物もあるので無理ですが身の丈にあった材料を大阪の材木屋さんにお願いをして買い付けてもらうことが出来ました。
写真は撮り忘れましたが9点ほど値入して8点ほどが買えました。
乾燥している欅の板を数枚、花梨の板を数枚、ミズメの框などです。
どこに使うあても無いのですが材料を出来る限り、切らずに有効に使えるようにとお客様とのマッチングをするのは自分の役目です。
よいお客様との出会いを求めています。
まだまだストックもあるのでどんどん使わないと貯まる一方ですが・・・・・(笑)

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広葉樹の板ばかりに目がいっていましたが
最後に見つけたのがこれです。
杉の赤身の柾目
目の詰んだ糸柾と言われる上質な材料

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この美しさ
お茶室、数寄屋仕事がある訳ではありませんが
欲しくなる材料でした。
高価とはいえ思ったよりも安価でした。
次回は購入検討します。

by tanaka-kinoie | 2017-03-16 22:02 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

1日現場廻り

現在、完成間際の2軒と着工したばかりの2軒が場所はバラバラですが新築4軒が動いています。
また大きな改修1軒 その他細かい仕事が20数軒あり忙しなくしています。
現場同士も近いとは言えず、それぞれの管理は楽ではありませんがどれも田中工務店にと指名を頂いての仕事ですのでありがたい事です。
とはいえ私自身が中々現場に行けないので土曜日に全てを回ってみました。

JR小岩~八千代緑が丘~八千代中央~阿佐ヶ谷~西日暮里~八広~京成小岩

効率よく動く為には電車移動になります。
どこも徒歩圏内ですので余裕をもって回り切ることが出来ました。



八千代市緑が丘現場に9時半到着
千葉県八千代市内で2軒施工中ですが、こちらは八千代市緑が丘で先日上棟をしたばかりで土曜日に四方固めを行いました。

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南東の角地で道路も広く恵まれた敷地です。


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狭小地が多いこともあって総2階、総3階が
多いのですが今回は西側に下屋があります。
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下屋は玄関前のアプローチです。
自転車置き場、その他の要素で使える便利な
スペースです。
弊社では珍しい提案ですがこれも土地に余裕が
あるからなせることです。


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玄関前に4畳程度のスペースが
あります。
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軒先側は車庫スペース
1600程度の大きな庇が掛かっています。
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国産材中心の構造体
幣串のおかめも南側を見て微笑んでいます。
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新興住宅街で周辺には空地がありますが
コンビニ、ガススタンド、ファミレスなどが増えていて
利便性も良く、土地価格の高い場所です。


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八千代市のゆりのき台の現場  11時過ぎに到着
3月4日(土)、5日(日)に完成見学会を行います。
まだお申込み間に合いますのでお問い合わせください。

デッキの外構工事
東京電力の受電
クリーニング中でした。
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外壁はタニタハウジングウェアのZIG
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玄関は家の顔
やはり木製引き戸は良いです。
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ダイニング側より小上がり和室を見る
吹き抜けが手前にあります。
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畳がまだ敷きこまれていませんが小上がり和室の
堀座卓です。
タモの長尺材を使っています。
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大盤ブラックウォールナット
のTV台です。
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自由に面材が変えられて造り付けキッチンと
して意匠的に自由なことが出来るPBキッチンです。
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1m以上地盤があがっている隣地からの採光は
多くは望めず吹き抜け上より得ています。
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キャットウォーク
部屋とバルコニーをつなげています。
東側の窓の開閉にも利用します。
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吹き抜けに面した障子
リビングとの気配を感じ
採光、通風萌えられます。
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薄壁階段
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子供室

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阿佐ヶ谷駅に13時過ぎに到着
写真は伊礼設計室設計 『阿佐ヶ谷の家』です。
その斜め前で改修のお話を頂きました。
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温熱性能向上でサッシの交換も多数ありましたので
外装の補修もあります。
最近は旧サッシに被せるカバー工法も登場しましたが
まだまだコストや施工性、種類などもあって使い分けが
必要です。
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ユダ木工の木製引戸を使っています。
防火制限などで難しい部分もありますが家の顔になる
玄関は出来る限り木製を使いたいと思っています。

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この数年は特に断熱施工の丁寧な施工に
ついて徹底して社内的に指導をしてきました。
新人大工の手によるものですが丁寧に施工
されています。
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寄棟であり屋根の断熱施工は見上げての
作業で大変だったと思いますが綺麗に施工
されていました。。
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小さな家ですので収納を小屋裏に新たにつくりました。
既存の梁桁レベルでは高さが取れない為に新たな床を
構成しています。
杉の化粧垂木の余りを使い化粧根太としています。
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和室は低めの天井高さの落ち着いた
空間となりそうです。





白蟻の食害を補強する意味合いで室内に
構造用合板をベタ張りしています。
石膏ボードをこの上に張ります。


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西日暮里に15時過ぎに到着
『日暮里の家』

敷地面積が15坪弱の木造3階建て
3月25日(土)、26日(日)に完成見学会を
行います。
是非ご来場ください。







小波ガルバリウム鋼板のブラック
こちらが南側です。

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やっとこさ確保した三角の半畳程度の
小さなバルコニーが2階にあります。
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北側キッチンから南側を望む
ブビンガに1枚板のカウンターが使われています。

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東側のPCとTV台
こちらも長尺のビブンガのカウンターを
使っています。
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西側ソファーコーナー
3階への階段の上がり口です。
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南側の小さな吹き抜けです。
滑り出し窓が2ヵ所あります。
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建物が台形型なので吹き抜けを
見上げると台形になります。

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東側のキッチン側を見る
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2階のリビングに面した
三角のバルコニー
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同じく3角のバルコニーの先っちょ






最後にデッキを敷き込みます。

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こんな感じでぎりぎり確保できた物干し
バルコニーです。
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3階のバルコニーは大きめです。
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吹き抜けに面した子供室の開口
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住宅密集地ですが様々な建築手法を
使い採光、通風も確保しています。




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八広駅に16時過ぎ
町工場のファサードの改修工事の現場

ここは金属加工の高い技術を持つ工場で小泉誠さんの
ケトルなども作っています。
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殺風景だった鉄骨の手摺に木板を張っています。
もちろんデザイン監修は小泉誠さんです。
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八広は世界に誇れる技術を持つ町工場が
あります。
偶然見つけた、あの有名な岡野工業もあります。


会社に17時半に到着
どこも問題なく、順調に進み、綺麗に仕上がって
いて安心しました。
社員、大工にも感謝です。

by tanaka-kinoie | 2017-03-01 20:54 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

YKKマドリモ

現在の田中工務店社屋は23年前に完成をしました。
ある程度の性能を重んじて断熱は外断熱+充填断熱として、耐久性を考えた外壁は当時のINAXのセラミックの外壁を選ぶました。
当時はペアガラスが登場したばかり
大手メーカーも使い始めた頃でまだサッシのラインナップもろくにありませんでした。
ブロンズ色が主流でホワイト、ブラックなども普通に使われていました。
まだまだ外壁にサッシ枠の色を縁取り的に現すことが主流の時代だったと思います。
それが嫌でビルで使われていたステンカラー色を会社で使いたかったのですが木造サッシでステンカラー色があったのは当時の三協アルミだけ。
また性能に関することなど誰も考えない時代、気密、水密、耐風圧が非木用サッシにはあれど断熱性能云々などの考え方は全くありませんでした。
そうこう迷っているうちにYKKにデザインサッシ 『マティエ』があることを知りました。
色はどこにも無い、艶消しのグレー
両サイドの片引きサッシなど他にない意匠的な要素もありましたが超高級サッシ
とはいえ業界的な協力もしてくれるとのことで採用しました。
でも使ったのは結局、ここだけ・・・・(笑)

しかしパッキンの劣化による漏気、当時の断熱性能の悪さによるコールドドラフトなどに不満を感じ、7年ほど前に南側の開口部には障子を仕組みました
これで大きな開口部を覆う事は出来ましたがその他の窓について先日やっと対策に取り組みました。
会社の北側のミニキッチン脇とカタログコーナーの2ヵ所
インナーサッシを入れようかと思っていたのですが木造用のカバー工法であるマドリモが発売されたことで試験的に使ってみることにしました。

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カタログコーナー
画像が荒いですが見付の細い
デザインサッシです。
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これがカバー工法であるマドリモの樹脂サッシです。
外部はプラチナステン色
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どうしても現在の開口部とは同じ大きさにはなりません。
2回りほど小さなサッシになってしまいます。
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こちらはミニキッチン脇と同じ大きさです。
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内部の四方枠を取り付けて完了
こちらはホワイト
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こちらは木調

窓からの漏気は無くなりました。
枠の表面温度も殆ど下がらないので断熱効果は大いにあると
思います。
サーモカメラで比較検討してまた改めて公開します。


by tanaka-kinoie | 2017-02-27 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

白蟻の食害と対策

築20年以上のリフォーム工事では白蟻の食害はたいていあり特に珍しい事ではありません。
以前は浴室周りの被害が多かったのですが最近で2階の梁や桁なども食害にあっています。
年々、白蟻による被害はひどくなっていいる気がします。
最近は立て続けに2軒の家で外部デッキでの被害を目の当たりにして驚いています。
寒さに弱いはずの白蟻が12月末にも関わらず外部でも活発に活動をしていました。

1軒は弊社で施工をした11年前に建築をした家です。
10年点検の時は束の食害はもちろん、蟻道も無かったと思います。
もう1軒は諸事情で施工した工務店と疎遠になっている無管理住宅でのご相談によるもの。
両者ともに材料は束(柱)が桧
デッキ材はウエスタンレッドシダー(アメリカの材でヒノキ科のネズコ)とまずまずの耐久性があり
防腐性、耐蟻性に劣る材料ではありません。
この材の組み合わせはデッキ工事においては普通に使われている仕様であり、弊社でも12年前からほぼ標準的な仕様としていました。
これが最近まで比較的良い仕様だと思っていましたし大事なのは腐朽対策であり白蟻対策などとは思ってもいませんでした。

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現地の写真は避けますが駐車場に置いてあった
お客様が剥した2×6の米杉材です。
デッキ材の裏側です。
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規則的な食害の理由は下地の大引き材と
密着した部分。
陽が当たらず、風も通り難い白蟻が過ごし易い
場所だったと思われます。
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柔らかい部分から食べられていきます。
木には夏目と冬目があります。
夏目(柔らかい部分)を主に食べるので
冬目(固い部分)は筋のように残っています。



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最近の施工方法です。
束石の上に桧の束をのせて大引きを設置するのは
一般的ですが大引き上部には雨水の腐朽対策として
ブチルゴム系の粘着テープを貼ってからデッキ材を
敷き込みます。


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防水テープとはいえ直接濡れる部分に強いとは
言えませんがデッキ材で抑え込みので剥がれは
しないし水濡れが少なくなる利点があります。

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最近使っているデッキ材は堅くて密度もある
腐朽、防蟻性の高い南洋材を使用しています。
南洋材はイペ、ジャラなど多種ありますが
この現場でセラガンバツ材を使用しています。
堅いのでデッキビスを直接捻じ込めずに予め
下穴をあけています。
塗料ものりにくいので基本的には無塗装です。
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こちらは最近流通しているブラジルのイタウバ材
セラガンバツは雨濡れで赤い灰汁が出ますが
この材は灰汁が出難く、加工性も良いです。
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先日から使い始めた特注材
和歌山の桧に防腐、防蟻性のある薬剤
マイトレックACQを注入しています。
以前はケミカルな薬剤を使うのは抵抗が
ありましたが安全性も高いです。
害も無いですし手に触れる部分
でも無いので採用に踏み切りました。
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胴の成分で緑色になっていますが防腐、防蟻性の
高い材料です。

これを田中工務店の標準仕様として使っていきます。
by tanaka-kinoie | 2017-02-18 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

シナ塗装 

弊社ではシナランバーで家具をつくり、シナベニヤで建具をつくる事が多いです。
そんな生成りのシナの仕上げについて再考しようとオスモからサンプルを送って頂きました。
目的は汚れが付き難く、シナの風合いも出過ぎないようにすることなどです。
塗膜を形成するクリアラッカーの仕上げも以前はありましたが価格的なことと溶剤を嫌う方もいて家具の天板などの一部を除き、いまは自然塗料を主に使っています。

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パウチのサンプルにアプリケーターという
コテ刷毛のような物がついていました。

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私と監督 それぞれで試し塗り
ウッドワックス、エキストラクリアー、フロアーカラー
など数種類をお願いしました。
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ウッドワックス3136バーチは軽い白系
染色塗装と言う感じで新鮮な風合いです。
これもピュアな仕上がりですので徐々に
使っていきたいと思いました。
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写真ではまったくわからないと思いますが
今までのシナの仕上がりはこんな感じ
水性系の自然塗料で無塗装のシナに風合いに
使いようにと仕上げていました。

オイル系の塗装をすると赤白、板柾の風合い
が浮き出てしまいます。
シナ特有のあのさらっとした表情が変わって
しまうと感じてこの水性の塗料を使っています。

とはいえ多少風合いが強調されても、もう少し
塗膜をつくって良いのかとも思いオイル系の
塗料を最近は使っています。

染色系とオイル系
試し塗りしながら徐々にトライしていきたいと思ってます。
混合する方法もあるようですが面倒なこともあるので
単体でうまく使えるようにしていきます。




by tanaka-kinoie | 2017-02-08 19:29 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

阿佐ヶ谷の改修工事

阿佐ヶ谷の長屋の改修工事です。
白蟻の食害がかなり酷く、梁の交換、補修、補強だけでかなりの時間を要してしまいました。
この現場に限らず、最近は白蟻の食害を目にする機会が多く、12月の時期に外部のデッキなどへの被害もありました。
これも温暖化の影響なのでしょうね・・・・・

耐震補強も重要ですがそれが万全であったとしても酷い食害は断面欠損はもちろん、接合部も脆弱にするなどの要素も大きいです。
耐震、温熱、防火、そして維持管理劣化にシロアリ対策も重要なポイントだと考えています。


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若手大工2人の断熱材充填作業
地味で単純、根気のいる作業です隙間なく、
潰さず丁寧にきちんと充填しています。
断熱施工講習会を毎年受講させて断熱材の
施工のポイントを指導してきました。
お客様の健康をも左右する工程です。
計算でのUa値をきちんと実現する為にも
重要な作業です。


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一部指摘もしましたが概ね綺麗に充填されて
います。
これから防湿シートの施工に移ります。
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by tanaka-kinoie | 2017-02-04 16:37 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

近況、行動報告

1月当初から何かと慌ただしくしており
ブログも滞っていましたがここで最近の様子を一気に更新します。

内容や詳細は改めて加筆します。

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1月8日
最初の日曜日
初海です。
寒いので鴨川まで南下しました。
5mmラバーのフルスーツでノーブーツ
水温暖かで全く寒くありませんでした。


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帰りに良い店見つけました。
特製天丼
このボリュームと内容で2千円もしません。
ここは立ち寄りたい店です。
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金目煮付け定食はこれまた東京での半分の
お値段で食すことが出来ました。

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1月12日
私も講師を務めている住宅医スクールの
フォーラムが開催されました。
岡庭建設の池田専務とエコワークスの小山社長
が工務店として登壇されました。


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建築家 若原さんの横浜での
見学会に参加しました。

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1月19日
構造材でお世話になっている和歌山の『山長商店』さんと
関東を仕切る『モック』さんの社長就任披露パーティーに
出席させて頂きました。

まずは前社長 榎本会長からご挨拶



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山長商店 榎本新社長

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モック 榎本新社長
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1月20日
SAREX年初恒例の宅産業大予測
著者でもある新建ハウジングの
三浦編集長から直々のお話し

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1月21日、22日
『羽田の家』
完成見学会が開催されました。

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by tanaka-kinoie | 2017-01-24 19:13 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

糸魚川大火の報告会

昨年の12月22日にあった糸魚川の大規模火災について
省エネ法の改正により断熱性能が重視され、また熊本地震により耐震性能を高める事ばかりに意識が向いていましたが
改めて防耐火性能の重要性を考えるきっかけなりました。
近隣に不燃化特区があり、都内の木造密集地での家づくりが多い私達にとっては他人事でありません。
詳しい検証もこれからされると思いますが現時点ではマスコミの報道程度の情報しかなく大火災になった要因はわからないし、一部では
木造だからこんなに燃えたのだという安易な意見もあるようです。

そんな中で防耐火設計の一人者でもある『桜設計集団』の安井さん主催の被害状況速報の会が開催されることを知って参加をさせて頂きました。



安井さんよりの現地の報告
年末の忙しい時期にもかかわらず火災発生の鎮火前の翌日23日と立ち入り規制が無くなった26日と2回も現地入りしたとの事でした。
この市街地は準防火地域に指定(昭和35年とか)でしたが、それ以前に建てられた家も多かったようです。
東京都の不燃化特区に指定されている地元の南小岩7、8丁目も建て替えが進んでいるとは言えません。
助成金もあるとはいえ家を建て替えるには千万単位のお金も掛かりますので不燃化が急ピッチで進む抜本的な方法は無いと思います。
今回、焼け落ちてしまった家の多くは現行の防耐火基準では無い、裸木造(木が表に露出する)の密集地域であったようです。

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消防力は特に劣っていたわけでは
ありません。





実際、燃えなかった家は奇跡の1軒と言われている家だけでは無く、他にもあったそうです。
火元の数軒隣の3階建ても燃えないで残っている画像を見せて頂きました。
密集された木造に挟まれたような場所にありましたが比較的あたらい準耐火木造のようで画像からは特に損傷は見られませんでした。
裸木造ばかりでなく、モルタル塗などの防火対策をされた住宅が焼けた要因に窓などの開口部が一般的なフロートガラスであり火炎で割れて火が入ってしまったこともあるようです。
隣家などの火事で延焼する可能性の高い延焼ライン内には防火サッシの使用が義務付けられていますので準防火地域では屋根、外壁、軒裏はもちろん窓の防火性能が求められます。


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朝日新聞デジタルより拝借の写真
奇跡の1軒と呼ばれた焼けなかった家です。
奇跡と言う訳でも無く、近年建築されたきちんとした防火構造であること
道路や駐車場、樹木のスペースなど隣地との離隔距離があったことで火が移り難くくなったこと
などがあるようです。
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この写真を見ても外周が空いているのが
よくわかります。
延焼のおそれのある部分が決められているように
隣地との離隔距離のとるのが理想ですが弊社の
敷地条件には全く当てはまりません。
防耐火に関しても今まで以上に性能向上に
務めていく所存です。

桜設計集団ブログ 糸魚川火災の報告
by tanaka-kinoie | 2017-01-09 12:48 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『町角の家』 10年点検

伊礼設計室設計/田中工務店施工 『町角の家』 
スタンダード雨樋、ハーフバス、300上がったデッキ、ちゃぶ台など現在では伊礼さんの標準仕様、納まり、家具などが初めてこの家で使われました。
エコビルド賞も受賞しておりその記念樹もあります。

つい先日、建築されたように思っていたこの家も4月で10年を迎えて、先日点検に行ってきました。

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まずは屋根に上がります。
上がれない勾配もありますが出来る限り上ります。
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OMソーラーの集熱ガラスの点検
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北側ダクト
屋根排気など工夫をしています。
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南側の軒先
登り淀など劣化しやすい部分を板金で
包んだ効果はありました。
うちの標準ですが現在は伊礼さんも同様な
納まりにしているようです。
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300上がったデッキ
最近一部の材の交換などを行っています。
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バトミントンのシャトル
雨樋の中から5つも見つかりました。
これが縦樋の中に落ちると、詰まる可能性の
高い危険な物なのです。
点検で見つけられて良かったです。

by tanaka-kinoie | 2016-12-25 15:08 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)