カテゴリ:建築、仕事( 730 )

植栽の効能?

3月末に完成をしました『日暮里の家』
昨日、お客様からのメールでちょっとした不具合への対応依頼と快適に暮らしていることへの報告を頂きました。
そのメールに添えられていたのがこのアオダモの写真です。
様々な条件を加味して見つかった土地は都内で利便性が良い分だけに高額です。
建築費にシワ寄せがくるのはいつもの事なのですが一般的には建築本体にお金が優先してしまい、植栽などは後回しとなってしまいます。
とはいえ小さな土地でもなんとか植栽1本でもいれたいと気持ちはお客様も我々も同じでした。
そこで造園屋にも協力をお願いして金額を抑えながら、予算の捻出して植えたのがこのアオダモでした。

竣工時の葉も無い姿からここまでなったことの嬉しさも綴られていました。
いつでもこうなる訳ではありませんがお客様、造園屋、我々
3者共通の思いにより実現した小さな植栽ですが改めて大事な部分だと感じた次第です。
この1本のアオダモだけで周囲に与える印象も、建築も良くなりました。

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送ってい頂いた画像
現在の様子
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ほぼ2カ月前の竣工時
葉っぱも無く
こんな感じでした。






by tanaka-kinoie | 2017-05-23 09:47 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『三郷の家』10年目の定期点検

三郷の家の10年点検に伺いました。
25坪程度の床面積の比較的コンパクトな木造2階建てです。
集成材とプレセッター金物に断熱パネルを組み合わせた弊社では初めての工法でした。
工期とコストを抑えて性能をアップしたいとフォルクスハウスのシステム化、合理化を真似たいと910モジュールにて試みました。
リビング廻りを真壁にしてモイス張りとし伊礼さんデザインのペレットストーブ+カウンターアローファンを組み合わせて吹き抜け上の暖気を床下に送り、
その他玄関上の金属庇の天井板張りなど様々な試みをしています。

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ガルバリウム鋼板 瓦棒葺き
埃で若干滑りますが段勾配
であれば屋根も上がってみます。


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特に問題はありませんでした。


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せっかく屋根に上がったので天窓の
ガラス拭きをしました。
10年ぶりのガラス掃除です。

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1階LDから吹き抜け上を見上げる。
この天井に溜まった暖気を左上に見える
ガラリから吸い出してダクトで床下に
送る様にしています。
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伊礼さんデザインの信州型ペレットストーブ
これだけで家全体が温まるそうです。
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ご長女の誕生後
階段落下防止の為に後付で
もうけた扉
アクリル棒をかんぬきにして
幼児が開閉できないように
工夫しました。

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ステンレス金属庇の天井を
板張りにしたのはこの現場で
初めての試みでした。
木製ドアの竪羽目と同化して
無機質なガルバリウム外壁を
和らげます。


by tanaka-kinoie | 2017-05-18 12:54 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

KKB新年度会 2日目 中禅寺~日光

KKB新年度会 2日目
前日のCOMODO建築工房の家づくりに興奮冷めやらぬ車内でしたが宿泊先のホテルに向かういろは坂で
はその熱を冷ますように雪がちらついていました。
ホテルで早朝に目を覚まして散歩をすれば周辺はうっすらと雪化粧
外気温は0℃を下回り標高1269mは侮れません。
とはいえ凛とした空気の中で澄んだ青空と透き通った湖畔、雪の残る山々の景色が素晴らしかったです。

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 お世話になった湖畔のホテル













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 湖畔は雪がうっすらと




 









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 朝一番の素晴らしい景色


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 美味しい朝食でした
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 朝一番から中禅寺湖畔にある
 イタリア大使館別荘記念公園
 を訪問
 
 設計はアントニオレーモンドです。










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 北向きだからこそ
 安定した日照と美しい湖が望めます。












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 地元の大工の提案だという
 杉皮張りの外装
 自然に調和した外観であることは
 言うまでもありません。
 




















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 主従の為に設けられている副邸
 主邸よりはコンパクトで簡素とはいえ
 暖炉もありレーモンドらしさが出ています。










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 北に中禅寺湖を望む
 時間に左右されない安定した
 日照は景色も美しく見せていました。










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 縁側のようなスペース
 ここに座ると立てなくなります。
 お酒でも飲めたら最高でした。(笑)























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 リビングと奥には書斎コーナー
 天井は杉皮張りです。


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ダイニングスペース
 











 

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 書斎コーナーからダイニング
 を望む












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 別荘から湖畔に貫くデッキ













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 湖水は透き通っていました。












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 英国大使館別荘の上からの景色













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 時間の都合で素通りでしたが
 英国大使館別荘













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 庭もこだわったそうで東京から
 造園屋を呼んで周辺の自然に
 合わせた作庭をしたそうです。










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 中禅寺湖を後にして日光へ
 最初は金谷侍屋敷
 アメリカ人宣教師に宿として提供
 したことで金谷ホテルの創業の
 きっかけになったと言う原点たる
 建物です。








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 建物は増築されています。   
 右側は当初の屋敷
 敵の襲撃に備えて刀が振り回せない
 ように低い天井にスキップした個々の部屋
 迷路のような間取りでした。 
 左の増築部は階高が違います。
 外国人の宿泊も多くなって天井高さも
 考慮されて 階高が高くしたそうです。
 
 




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クラシックホテル
 日光金谷ホテル 
 1階ロビー周りの古さは悪くなかったの
 ですが少し手を入れても良いのではと感じ
 ました。
 この古さはうちの家族には受けないで
 しょうね・・・(笑)
 







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 ハウスキーピング中にドアが空いて
 いたのでこっそり覗いた写真
 エアコン、TVに違和感を感じるほどの
 クラシックな客室でした。























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 ロビー上部の吹抜け














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 客室のレバーハンドルは革巻き
 初めてみましたが定期的に交換
 されているでしょうね。


by tanaka-kinoie | 2017-04-26 20:26 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

KKB新年度会

工務店による工務店のための勉強会(KKB)が発足して早3年
勉強会も定期的に開かれ、会員間の活発な意見交換、SNS上でのQ&Aなど日増しに交流も深まっていますが初めての新年度会が栃木県で開かれました。
幹事は設計事務所を主宰、工務店でもあるCOMODO建築工房の代表も務める飯田亮氏が受けてくれました。

以前から彼の家づくりを見たいと思っていながらもタイミングが合わずでしたが、そんな彼の家づくりを見られこともあって
新年度会への参加してきました。

宇都宮集合の初日
飯田氏が手掛けたOB宅住宅をなんと1日で4軒も巡るプログラムにびっくり

設計力、技術力、材料使いが良かったのは言うまでも無く、真似が出来ないと思ったのは住まい手とのつながりと住まい手の暮らしっぷりです。
住まい方、暮らし方はもちろん、しつらえまでを提案すると言いながらもそこまでは中々踏み込めていません。
しかし、拝見した4軒のお宅はどこも洗練された家具や小物に囲まれ、衣類や雑物でさえ見せ方を楽しむように整理されていました。
好きな家に住み、好きな物に囲まれて暮らすと言う当たり前のことがさりげなくされている印象
つくり手である飯田氏が好ましいと思えるような暮らしぶりをしているのだと敬服しました。

3軒が平屋で敷地条件が恵まれているとはいえ、決して家の大きさ、面積にはこだわらず比較的コンパクトに設計されていました。
素材感はある程度、統一されて流儀があるとはいえ
プランニングから空間構成まで4軒それぞれの変化が彼の遊び後ごろに溢れて、敷地だけでなく、施主を見ての家づくりによるものだと理解しました。
20歳程度も年齢は違いますが、若手から大いに刺激を受けて戻ってきました。


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 『斜め45°の家』

  敷地に斜めに配置されて建物
  採光はどこにも行き届き
  隣地に対してもうまく閉じています。








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 ここで扇垂木を使おうとする発想と
 実現出来る技術が凄い











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 伝統的な手法を使いながらも
 現代的なモダンな内装、素材使いの融合です。











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『くの字の家』
 平屋で左側に小さなガレージがあります。
 ガレージから玄関へのアプローチと
 車が必要な郊外では便利ですね。








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ちょっとわかり難いですが
くの字に折れて敷地に大きく
開いています。











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『Vermeer Ray』
 フェルメールを絵画のように
 柔らかい光を内部にもたらすという
 コンセプトの平屋
 
 まず驚いたのが24mを超える建物の長さ
 ガレージを上手く取りこんで単調に
 ならぬように開口も設けています。
 





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 天井高さは2.1mです。
 もちろん低いとは思いません。











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『ひとつ屋根の家』
これも平屋です。
 











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 南には大きく開かず
 小さな天窓からの光を取り入れています。












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浴室に障子は新鮮でした。
紙はもちろん耐水性のあるワーロンです。


by tanaka-kinoie | 2017-04-22 12:01 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

墨田の町工場

隣接する墨田区には小さな町工場が沢山あります。
精密部品の製作、特殊加工の独自の技術でNASAから注文がくるような工場もあると聞くと池井戸潤の下町ロケットを思い出します。
近くとはいえ建築では繋がらず特にご縁もありませんでしたが『わざわ座』の活動でもお世話になっている小泉誠さんからお声掛けを頂き、
金属加工の町工場のファサードの改装を請け負いました。
その『昌栄工業』さんは小泉さんのデザインの琺瑯製品kaicoの生地を製作しています。
深絞り、へら絞りで鉄板を立体的に柔らかな形状に加工していく高度な技術を持つ工場です。
オリジナルのケトルはふるさと納税の返礼品にもなっています。



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改修前です。















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手摺を木板にしてグレーの塗装外壁と
シャッターは深めの藍色
で塗装をしました。



※画像は小泉道具店から拝借

















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琺瑯の看板
この独特の風合いがたまりません。



※画像は小泉道具店から拝借
















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 ふるさと納税の返礼品がダイソン掃除機
 という地域もあると聞きましたがどうにも
 理解ができません。
 スカイツリーのレストランのお食事券も
 あるようですが・・・・
 墨田区の優れた産業から生みだされる逸品
 であるなら納得ができます。
 そんな逸品として昌栄工業さんの製品も
 選ばれていて嬉しくなりました。



 工場内を見学させて頂いて木と金属の
 違いがあれどモノづくりにおいては
 共通の思いが感じられました。
 今や絶滅危惧種と言われる琺瑯製品
 ですがつくり手を知ってKaicoが欲しく
 なりました。


by tanaka-kinoie | 2017-04-12 17:42 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『中里の家』 上棟しました。

北区で工事中の木造3階建ての住宅 『中里の家』 上棟しました。
路地奥にある為に中型の工事車両の搬入が困難な場所ですが高台の静かな住宅街にあります。
斜線制限が厳しく、3階の屋根形状は複雑そのものですがそれが返って面白いフォルムとなっています。
準防火地域の準耐火構造ですが燃え代設計を取り入れたリビングには大径木の梁と柱が現しとなっています。
面積的に長期優良住宅の認定は叶わず、認定低炭素住宅としています。

現場ブログも始まりましたので是非覗いて見てください。



c0019551_2019543.jpgこの路地の突き当りにあります。
c0019551_20194416.jpgレッカーなどの重機は当然入れず
手上げでの作業です。
c0019551_2020453.jpg3階小屋部分の登り梁です。
c0019551_20204396.jpg複雑な小屋組みですが組み上がった瞬間が
一番綺麗な時です。


c0019551_10410152.jpg隠れてしまうのは残念ですが防火被覆の為にこの登り梁を現すことが出来ません。
c0019551_20271951.jpg野地を張るのにも脚力のいる現場でした。屋根足場が無い上棟時は垂直の壁を上がる作業です
c0019551_2027116.jpg内部空間確保の為の急勾配の部分と上部の段勾配の屋根と勾配の違う2つの屋根があります。
c0019551_20273886.jpg野地の開口は天窓扱いとなります。


c0019551_20291874.jpg仕事終いの養生も大切な作業です。
c0019551_2030497.jpg内部のダイナミックな空間



c0019551_20305756.jpg幣串のおかめも複雑で綺麗な架構が組めたことで
微笑んでいるようです。


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c0019551_20312532.jpg隅木と天窓の開口を見上げる
c0019551_20313533.jpg同じ部分ですが下の方に2階の
燃え代化粧梁が見えています。
c0019551_20314353.jpg2階の梁桁
直行する現しの燃え代化粧梁が見えています。


by tanaka-kinoie | 2017-03-20 20:17 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

岐阜へ買い出しに

2年ほど前にも訪れた岐阜銘木協同組合の記念市に行ってきました。
原木から板までどのくらいの数(数千枚?)なのか想像もつきませんが針葉樹から広葉樹まで広い倉庫に溢れていました。
良材はあるのですが工務店として使い易い大きさ厚みでここでしか買えない材料をセリで落としたいと数時間も歩き回りました。
一般の材木屋さんで買えない貴重な物も多く、市場なのでリーズナブルです。
あまり大きなものは運搬の問題もあるし、何しろ弊社に置くことが出来ません。
未乾燥の物もあるので無理ですが身の丈にあった材料を大阪の材木屋さんにお願いをして買い付けてもらうことが出来ました。
写真は撮り忘れましたが9点ほど値入して8点ほどが買えました。
乾燥している欅の板を数枚、花梨の板を数枚、ミズメの框などです。
どこに使うあても無いのですが材料を出来る限り、切らずに有効に使えるようにとお客様とのマッチングをするのは自分の役目です。
よいお客様との出会いを求めています。
まだまだストックもあるのでどんどん使わないと貯まる一方ですが・・・・・(笑)

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広葉樹の板ばかりに目がいっていましたが
最後に見つけたのがこれです。
杉の赤身の柾目
目の詰んだ糸柾と言われる上質な材料

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この美しさ
お茶室、数寄屋仕事がある訳ではありませんが
欲しくなる材料でした。
高価とはいえ思ったよりも安価でした。
次回は購入検討します。

by tanaka-kinoie | 2017-03-16 22:02 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

1日現場廻り

現在、完成間際の2軒と着工したばかりの2軒が場所はバラバラですが新築4軒が動いています。
また大きな改修1軒 その他細かい仕事が20数軒あり忙しなくしています。
現場同士も近いとは言えず、それぞれの管理は楽ではありませんがどれも田中工務店にと指名を頂いての仕事ですのでありがたい事です。
とはいえ私自身が中々現場に行けないので土曜日に全てを回ってみました。

JR小岩~八千代緑が丘~八千代中央~阿佐ヶ谷~西日暮里~八広~京成小岩

効率よく動く為には電車移動になります。
どこも徒歩圏内ですので余裕をもって回り切ることが出来ました。



八千代市緑が丘現場に9時半到着
千葉県八千代市内で2軒施工中ですが、こちらは八千代市緑が丘で先日上棟をしたばかりで土曜日に四方固めを行いました。

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南東の角地で道路も広く恵まれた敷地です。


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狭小地が多いこともあって総2階、総3階が
多いのですが今回は西側に下屋があります。
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下屋は玄関前のアプローチです。
自転車置き場、その他の要素で使える便利な
スペースです。
弊社では珍しい提案ですがこれも土地に余裕が
あるからなせることです。


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玄関前に4畳程度のスペースが
あります。
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軒先側は車庫スペース
1600程度の大きな庇が掛かっています。
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国産材中心の構造体
幣串のおかめも南側を見て微笑んでいます。
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新興住宅街で周辺には空地がありますが
コンビニ、ガススタンド、ファミレスなどが増えていて
利便性も良く、土地価格の高い場所です。


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八千代市のゆりのき台の現場  11時過ぎに到着
3月4日(土)、5日(日)に完成見学会を行います。
まだお申込み間に合いますのでお問い合わせください。

デッキの外構工事
東京電力の受電
クリーニング中でした。
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外壁はタニタハウジングウェアのZIG
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玄関は家の顔
やはり木製引き戸は良いです。
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ダイニング側より小上がり和室を見る
吹き抜けが手前にあります。
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畳がまだ敷きこまれていませんが小上がり和室の
堀座卓です。
タモの長尺材を使っています。
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大盤ブラックウォールナット
のTV台です。
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自由に面材が変えられて造り付けキッチンと
して意匠的に自由なことが出来るPBキッチンです。
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1m以上地盤があがっている隣地からの採光は
多くは望めず吹き抜け上より得ています。
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キャットウォーク
部屋とバルコニーをつなげています。
東側の窓の開閉にも利用します。
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吹き抜けに面した障子
リビングとの気配を感じ
採光、通風萌えられます。
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薄壁階段
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子供室

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阿佐ヶ谷駅に13時過ぎに到着
写真は伊礼設計室設計 『阿佐ヶ谷の家』です。
その斜め前で改修のお話を頂きました。
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温熱性能向上でサッシの交換も多数ありましたので
外装の補修もあります。
最近は旧サッシに被せるカバー工法も登場しましたが
まだまだコストや施工性、種類などもあって使い分けが
必要です。
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ユダ木工の木製引戸を使っています。
防火制限などで難しい部分もありますが家の顔になる
玄関は出来る限り木製を使いたいと思っています。

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この数年は特に断熱施工の丁寧な施工に
ついて徹底して社内的に指導をしてきました。
新人大工の手によるものですが丁寧に施工
されています。
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寄棟であり屋根の断熱施工は見上げての
作業で大変だったと思いますが綺麗に施工
されていました。。
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小さな家ですので収納を小屋裏に新たにつくりました。
既存の梁桁レベルでは高さが取れない為に新たな床を
構成しています。
杉の化粧垂木の余りを使い化粧根太としています。
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和室は低めの天井高さの落ち着いた
空間となりそうです。





白蟻の食害を補強する意味合いで室内に
構造用合板をベタ張りしています。
石膏ボードをこの上に張ります。


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西日暮里に15時過ぎに到着
『日暮里の家』

敷地面積が15坪弱の木造3階建て
3月25日(土)、26日(日)に完成見学会を
行います。
是非ご来場ください。







小波ガルバリウム鋼板のブラック
こちらが南側です。

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やっとこさ確保した三角の半畳程度の
小さなバルコニーが2階にあります。
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北側キッチンから南側を望む
ブビンガに1枚板のカウンターが使われています。

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東側のPCとTV台
こちらも長尺のビブンガのカウンターを
使っています。
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西側ソファーコーナー
3階への階段の上がり口です。
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南側の小さな吹き抜けです。
滑り出し窓が2ヵ所あります。
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建物が台形型なので吹き抜けを
見上げると台形になります。

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東側のキッチン側を見る
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2階のリビングに面した
三角のバルコニー
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同じく3角のバルコニーの先っちょ






最後にデッキを敷き込みます。

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こんな感じでぎりぎり確保できた物干し
バルコニーです。
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3階のバルコニーは大きめです。
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吹き抜けに面した子供室の開口
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住宅密集地ですが様々な建築手法を
使い採光、通風も確保しています。




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八広駅に16時過ぎ
町工場のファサードの改修工事の現場

ここは金属加工の高い技術を持つ工場で小泉誠さんの
ケトルなども作っています。
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殺風景だった鉄骨の手摺に木板を張っています。
もちろんデザイン監修は小泉誠さんです。
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八広は世界に誇れる技術を持つ町工場が
あります。
偶然見つけた、あの有名な岡野工業もあります。


会社に17時半に到着
どこも問題なく、順調に進み、綺麗に仕上がって
いて安心しました。
社員、大工にも感謝です。

by tanaka-kinoie | 2017-03-01 20:54 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

YKKマドリモ

現在の田中工務店社屋は23年前に完成をしました。
ある程度の性能を重んじて断熱は外断熱+充填断熱として、耐久性を考えた外壁は当時のINAXのセラミックの外壁を選ぶました。
当時はペアガラスが登場したばかり
大手メーカーも使い始めた頃でまだサッシのラインナップもろくにありませんでした。
ブロンズ色が主流でホワイト、ブラックなども普通に使われていました。
まだまだ外壁にサッシ枠の色を縁取り的に現すことが主流の時代だったと思います。
それが嫌でビルで使われていたステンカラー色を会社で使いたかったのですが木造サッシでステンカラー色があったのは当時の三協アルミだけ。
また性能に関することなど誰も考えない時代、気密、水密、耐風圧が非木用サッシにはあれど断熱性能云々などの考え方は全くありませんでした。
そうこう迷っているうちにYKKにデザインサッシ 『マティエ』があることを知りました。
色はどこにも無い、艶消しのグレー
両サイドの片引きサッシなど他にない意匠的な要素もありましたが超高級サッシ
とはいえ業界的な協力もしてくれるとのことで採用しました。
でも使ったのは結局、ここだけ・・・・(笑)

しかしパッキンの劣化による漏気、当時の断熱性能の悪さによるコールドドラフトなどに不満を感じ、7年ほど前に南側の開口部には障子を仕組みました
これで大きな開口部を覆う事は出来ましたがその他の窓について先日やっと対策に取り組みました。
会社の北側のミニキッチン脇とカタログコーナーの2ヵ所
インナーサッシを入れようかと思っていたのですが木造用のカバー工法であるマドリモが発売されたことで試験的に使ってみることにしました。

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カタログコーナー
画像が荒いですが見付の細い
デザインサッシです。
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これがカバー工法であるマドリモの樹脂サッシです。
外部はプラチナステン色
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どうしても現在の開口部とは同じ大きさにはなりません。
2回りほど小さなサッシになってしまいます。
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こちらはミニキッチン脇と同じ大きさです。
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内部の四方枠を取り付けて完了
こちらはホワイト
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こちらは木調

窓からの漏気は無くなりました。
枠の表面温度も殆ど下がらないので断熱効果は大いにあると
思います。
サーモカメラで比較検討してまた改めて公開します。


by tanaka-kinoie | 2017-02-27 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

白蟻の食害と対策

築20年以上のリフォーム工事では白蟻の食害はたいていあり特に珍しい事ではありません。
以前は浴室周りの被害が多かったのですが最近で2階の梁や桁なども食害にあっています。
年々、白蟻による被害はひどくなっていいる気がします。
最近は立て続けに2軒の家で外部デッキでの被害を目の当たりにして驚いています。
寒さに弱いはずの白蟻が12月末にも関わらず外部でも活発に活動をしていました。

1軒は弊社で施工をした11年前に建築をした家です。
10年点検の時は束の食害はもちろん、蟻道も無かったと思います。
もう1軒は諸事情で施工した工務店と疎遠になっている無管理住宅でのご相談によるもの。
両者ともに材料は束(柱)が桧
デッキ材はウエスタンレッドシダー(アメリカの材でヒノキ科のネズコ)とまずまずの耐久性があり
防腐性、耐蟻性に劣る材料ではありません。
この材の組み合わせはデッキ工事においては普通に使われている仕様であり、弊社でも12年前からほぼ標準的な仕様としていました。
これが最近まで比較的良い仕様だと思っていましたし大事なのは腐朽対策であり白蟻対策などとは思ってもいませんでした。

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現地の写真は避けますが駐車場に置いてあった
お客様が剥した2×6の米杉材です。
デッキ材の裏側です。
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規則的な食害の理由は下地の大引き材と
密着した部分。
陽が当たらず、風も通り難い白蟻が過ごし易い
場所だったと思われます。
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柔らかい部分から食べられていきます。
木には夏目と冬目があります。
夏目(柔らかい部分)を主に食べるので
冬目(固い部分)は筋のように残っています。



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最近の施工方法です。
束石の上に桧の束をのせて大引きを設置するのは
一般的ですが大引き上部には雨水の腐朽対策として
ブチルゴム系の粘着テープを貼ってからデッキ材を
敷き込みます。


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防水テープとはいえ直接濡れる部分に強いとは
言えませんがデッキ材で抑え込みので剥がれは
しないし水濡れが少なくなる利点があります。

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最近使っているデッキ材は堅くて密度もある
腐朽、防蟻性の高い南洋材を使用しています。
南洋材はイペ、ジャラなど多種ありますが
この現場でセラガンバツ材を使用しています。
堅いのでデッキビスを直接捻じ込めずに予め
下穴をあけています。
塗料ものりにくいので基本的には無塗装です。
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こちらは最近流通しているブラジルのイタウバ材
セラガンバツは雨濡れで赤い灰汁が出ますが
この材は灰汁が出難く、加工性も良いです。
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先日から使い始めた特注材
和歌山の桧に防腐、防蟻性のある薬剤
マイトレックACQを注入しています。
以前はケミカルな薬剤を使うのは抵抗が
ありましたが安全性も高いです。
害も無いですし手に触れる部分
でも無いので採用に踏み切りました。
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胴の成分で緑色になっていますが防腐、防蟻性の
高い材料です。

これを田中工務店の標準仕様として使っていきます。
by tanaka-kinoie | 2017-02-18 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)