<   2015年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧

縁甲板張り

先日の10年の定期点検で訪れたお客様から建築当時のことを話しているとポツンとひとこと・・・・
ほんとうに大工さんが丁寧に仕事をして下ったことに今でも感謝しています。
この尾鷲桧の縁甲板も磨くたびに杢目を合わせて張って頂いたことを思い出しますとありました。

この家の縁甲板(フローリング)はお客様のお好みを聞きながら弊社で尾鷲桧を提案しました。
良質の桧という事と産地である三重の尾鷲は昔のご主人の赴任先で思い出の地ということですんなり受け入れて頂きました。

この材料は無地(節無し)ですが、それでも普通は板目、柾目、赤身、白太など木目と色違いが混じっています。
前者を揃えることも可能ですが価格的には倍以上になると思いますので現実的ではありません。
そんなバラバラな材料を継手では出来る限り似た物で合わせて張ろうとしています。
杉、桧、赤松などの針葉樹は比較的合わせやすく唐松などはその材料によっては難しいのですがそんなこともしているのをお客様は理解をしてくれていました。


c0019551_2164323.jpg


ここからの3枚は10年経過した尾鷲桧
隙間が若干空いていますが温水床暖房の影響です。
夏場には隙間が無くなるそうです。

尾鷲桧は特に脂っ気が多いと言われいて、しっとりと奥艶のある
よい経年変化をしています。







継手双方の材料の板目を合わせています。

c0019551_20461522.jpg


こちらも同様に同じような目を合わせています。
c0019551_20464367.jpg


こちらも互いに似た目を持ってきています。



c0019551_20465622.jpg

建築当時の写真を引っ張り出してみました。
桧の白さと独特の赤身が際立っています。
現在は赤身、白太の色違いは経年と共にわからなくなっています。



c0019551_2047657.jpg


拡大すると継手では目を合わせてます。
茶色の部分は脂の浮き出ている部分です。
c0019551_20471726.jpg
c0019551_20472583.jpg

こちらも上の画像を拡大してみましたが同様です。
手間はかさみますが桧縁甲板を1枚1枚寄り分けるのは
人間の手と目と感覚でしか出来ません。
そんなことをご理解を頂いて感謝の言葉をたまわりこちらも
嬉しい限りでした。

綺麗にお住まいでこちらも感謝しております。


by tanaka-kinoie | 2015-02-26 07:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

建築知識ビルダーズ 創刊5周年!

建築知識ビルダーズが2月27日発売号で創刊5周年になるそうです。
思えば0号から取り上げて頂き、常連的に掲載を頂いていましたが今回は32ページにもわたり掲載を
頂ける予定です。(発売されないとわかりません・・・笑)
先日までは原稿の校正に追われておりましたがあとは発売を待つのみ
ベルックスの広告でも弊社の物件を取り上げて頂いているので今回は過去最高の露出度となっております。

c0019551_19125492.jpg

先日まではこの原稿の校正、修正に追いまくられておりました。
c0019551_191333.jpg

建築知識の最新号での見開きでの宣伝 
6ページにわたる力の入れようです。
書店からの注文も伊礼さんと荻野さんの実績で普段の
5割増しだとか・・・汗


c0019551_19131074.jpg

表紙からこんな取り上げられ方をされて光栄です。
皆様 2月27日は書店に急げです。(笑)

by tanaka-kinoie | 2015-02-20 19:13 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

東船橋の家2 定期点検

弊社は現在 定期点検の強化月間中・・・・(笑)
設計、監督、社長の区別なく 手分けをして現場を回っています。

週初めは伊礼智設計室 設計の8年目になる「東船橋の家2」の定期点検に伺いました。

c0019551_1822242.jpg



決して高いところが好きと言う訳ではありませんが床下は設計の
森下に任せて,どちらかと言うと慣れているわたくしが屋根に上がり。
OMの集熱ガラスや棟板金などのチェックを行いました。






※定期点検で全ての屋根に上がる訳ではありません。
足場も無く、梯子であがるので容易には上がれません。
勾配が4寸を超えると埃で滑りますし、3階建の屋根では
危険性も高まります。

c0019551_18423769.jpg


冬の空は空気が澄んでいて見通しがききます。
スカイツリーはもちろんですが富士山が見えました。
苦労して上がった甲斐がありました。(笑)
昨年のこの時期は大雪に悩まされましたが今年は
現時点で予報が外れています。
このまま雪が降らないことを望みます。
by tanaka-kinoie | 2015-02-19 18:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

週末の仕事

一般の方のお休みである週末は打ち合わせや諸々の行事などが多くなってなにかと忙しなります。
先週の土曜日は地鎮祭と定期点検がありました。
新しく始まる仕事と10年前に終わった仕事
どちらも大切ですが新旧入り混じった内容の1日でした。

c0019551_20441842.jpg

まず朝いちばんは地鎮祭
地元の葛飾区でOMソーラーの家づくりが始まります。


午後からは市川の2世帯住宅の10年目の定期点検に伺いました。

c0019551_2046257.jpg

まずは屋根から
子世帯にはOMソーラーがあります。
この現場は加藤武志さん設計で私が監督として担当した
思い出深い家です。
大きな家で造作工事や造り付け家具のボリュームも多かったので
引っ越し当日に木工事をおこなっていた苦い思い出があります。


※定期点検で全ての屋根に上がる訳ではありません。
足場も無いし、梯子であがるので容易には上がれません。
勾配が4寸を超えると埃で滑りますし、3階建の屋根では
危険性も高まります。




c0019551_20461156.jpg

屋根からは吉村順三さん設計の「中山の家」が見えます。
白樺が植えられた庭が見えます。
c0019551_20462723.jpg

床下点検も大事な部分です。
もちろん蟻道は無し、良好な状態でした。


忙しくて滞っていましたが監督、設計の区別なくしばらくは
社員全員で定期点検が続きます。


by tanaka-kinoie | 2015-02-16 20:47 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

銅板屋根

南小岩で改修中の屋根の銅板工事がほぼ終了しました。
弊社の板金屋さんは改めて高い技術を持っていると感心しました。
材料費としての銅板は高いですが普段弊社で使用しているガルバリウム鋼板よりは加工はし易く、手間の掛かる加工もし易いようでまた技術の高い仕事をしてくれています。
こんな高い技術を宝の持ち腐れにしたくありません。
技術の伝承と、職人技を活かせるような内容の仕事を請け負えるように田中工務店として頑張らねばと心に誓いました。

c0019551_20151991.jpg

いぶし瓦と銅版の凛とした美しさ
c0019551_20152656.jpg

写真ではわかり難いですが計画道路の関係でけらば側は
斜めになっています。
軒先にいくほど銅板の幅が狭くなっていきます。
c0019551_20153527.jpg

手間の掛かる折下げ唐草
2重の唐草で水切れも良いし、先端の美しさが違います。
c0019551_20154282.jpg

土庇の屋根はまだ途中です。
外壁などの業者が終ってからハゼを潰して仕上げます。


by tanaka-kinoie | 2015-02-12 20:15 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『亀戸の家』 定期点検

新建築にも掲載された『亀戸の家』が築10年を経過して定期点検に伺いました。
今回、床下から屋根まで入念な点検を行いました。
雨ざらしのデッキ材の腐朽やシーリング切れ、建具金物の劣化など一部で交換修繕が必要ですが特に大きな問題はありませんでした。
ウッドチップ壁紙などの内装の一部は色褪せていましたが床材、扉、家具などの木部の色合いはエイジングと言えるような良い変化になっていました。

建物の大きな変化は見られませんでしたがびっくりしたのはお子様2人の身長の伸び方です。
大学生、中学生の二人にはオジサン もう抜かれそうでした・・・(笑)

c0019551_202815100.jpg

シルバーのガルバリウム鋼板 スパンドレル
耐久性は高く、シーリングの劣化は見られましたが
外壁本体の変化は殆どありませんでした。
c0019551_20285929.jpg

緩勾配の屋根は縦ハゼ葺き
こちらも外壁同様に特に変化も無く
これと言ったメンテナンスも必要が無さそうです。
かつらの木が屋根を越しそうですので9m程度には
なっています。
夏にはたくさんのハート形の鮮やかな葉っぱで日射を
防いでくれます。
c0019551_20284041.jpg

雪止めの緩みや付属ボルトなど腐食などもチェック
浮きや塗装のはがれが無いかも入念に点検しました。
大きな修繕も必要ないのでと報告を済ませお客様も安心してくれました。

by tanaka-kinoie | 2015-02-10 20:28 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

別冊 住まいの設計

別冊 住まいの設計 地元で評判の工務店で建てた家
東日本版と西日本版2015が発売されています。
東西ともに知り合いの工務店が多く掲載されていますが私はちょっと違う形で地味に?登場しております。
実はこの2冊の中間の『安心・信頼できる 工務店を見つけよう!』のページに取材協力をしており4ページほど弊社を絡めて取り上げて頂きました。
一般のお客様が工務店選びをする際の4つのチェックポイントについて弊社の取材を基本にして施工者としてお伝えしたいこと特徴を盛り込んで頂いたような形です。
掲載社の方々それぞれに特徴があるとは思いますが概ね、こんな事がポイントだという事は伝わるのではないかと思います。

c0019551_10444225.jpg
c0019551_1044508.jpg
c0019551_10445866.jpg

by tanaka-kinoie | 2015-02-09 10:44 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

南小岩の家 改修中

JR小岩駅前は再開発や細街路の拡幅などが行われ、街並みが少しづつ変わりつつあります。
弊社で20年近く前に建築をした和風住宅も道路の拡幅により一部が削られることになり改修工事中です。

c0019551_15264465.jpg

玄関前の土庇
新防火地域の延焼ライン内のこの部分は本来であれば
木材の使用は制限をされますが今回は燃え代設計での
材料使い。
軒天36㎜、面戸45㎜の厚板を使い防火規制をクリアー
しています。


c0019551_15265139.jpg

玄関の造作
框は水目、式台は黄肌です。
c0019551_15265870.jpg

押入れ天袋の造作中
渡辺棟梁と大工育成塾で見習い2年目となる松下大工


c0019551_1527522.jpg

師弟関係での良い写真です。
by tanaka-kinoie | 2015-02-04 15:27 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

「東小松川の家2」進捗状況

「東小松川の家2」はベテラン大工3人により急ピッチで進行中
ボードの殆どが貼られて、階段も掛かり造り付けの家具の製作も始まっていました。

c0019551_20351119.jpg


リビング北側の正面の壁は間口5m程度のカウンター家具がつきます。
間口が大きいので無垢は難しいと判断をしてタモの集成材を
使う予定でしたが在庫のピーラー材を2つに割って幅接ぎして
使います。
c0019551_20352352.jpg


7年以上前に諸事情で使わなかった材料ですが今では
中々手に入らない目の詰まった5m以上も長さもある
高級材です。
目の詰まった柾目ですので接いだ痕はわかりません。
田中工務店ならではの良質な材料を提供出来たと思います。
by tanaka-kinoie | 2015-02-03 20:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

i-works school 施工編

建築家 伊礼智さんの設計の標準化が進化して生まれたプレタポルテ的な住宅「i-works project」
発足前から伊礼設計室との仕事をしていることもあって弊社もアドバイザーとして参加しています。
その会員内で各ジャンルを総合的に学ぶ為に開校したi-works school
講師は伊礼智さん、造園家の荻野寿也さん、家具デザインナーの小泉誠さん、写真家の西川公朗さん、、東大の前真之さんと一流の講師陣。
そんな中で「i-worksの施工を極める」をテーマにした講義は僭越ながら私が受け持つことになりました。
この数年は住宅医スクールなどで講師を務めているとは言え、長くても1.5時間止まり
2.5時間の長時間の持ち時間で講義をするのは難しいとパワポの作成にかなり力を入れましたが終わってみれば時間が足りないぐらい・・・・・
伊礼さんとのクロストークという時間を無くして、テーマごとに伊礼さんとの掛け合いを交えながらの4時間近くの講義となりました。

弊社とお付き合いの無い会員もいるのでまずは会社案内的に自己紹介
伊礼智設計室との13作品を振り返り、それかから学んだ現在のi-works1.0&2.0に通じる設計・施工・納まりのポイントについて図面と写真を元に解説をしました。
工務店、資材会員の他に伊礼設計室はスタッフも全員参加
直接聞く限りでは参加者からは評価は概ね良かったと思います。

c0019551_18393264.jpg
c0019551_18523672.jpg
c0019551_18524596.jpg

by tanaka-kinoie | 2015-02-02 18:04 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)