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「青戸の家」 上棟

葛飾区青戸にて先日上棟しました狭小地の3階建の住宅です。
現場ブログはこちらです。
敷地は11.5坪 建築面積6.87坪 延床面積18.53坪と弊社でも極小の部類に入る住宅です。
弊社以外の建築会社は3階建ての提案できなかった厳しい高度地区。
1、2階共にぎりぎりの階高さ2400としています。
この高さは基本設計段階から構造、断熱、設備配管のルートなど緻密に計算した事で成り立つ空間です。
小さな家とはいえつくり込みが多く、弊社の腕の奮い甲斐のあるお家になりそうです。


11月14日にこの現場で構造見学会を開催します。[完全予約3部制]


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懸念事項であった斜線による影響を一番受ける3階のスペース
収納も満足に取り難いですが思ったよりも広がりのある空間になっています。
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反対側より見る



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窓が設け難い為に北側屋根に天窓を2つ設けました。
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登り梁内で省スペースに高性能な断熱を行うために
フェノール断熱材を使用しています。
隙間の発泡ウレタンの充填も忘れてはいけません。
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北側斜線の屋根です。
2つの電動開閉型天窓のベルックスが見えます。
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西寄りの天窓は小さな吹抜けを通して3階だけで無く、2階も
採光と通風を促します。
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2階リビングを西側から見る


11月14日にこの現場で構造見学会を開催します。[完全予約3部制]




by tanaka-kinoie | 2015-10-29 17:14 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

シナ無双引戸

7年前に完成をした「ガレージのある家」
お客様より猫を仕事部屋に入れないようにしたいとのご相談ありました。
引戸の建具なんて簡単に開けてしまうんですね。
単純に鍵を掛ければ良いのですが、そうなると開け放しが出来ずに通風は出来ません。
そんなことでお客様が調べて辿り着いたのが無双窓(正式には無双連子窓)です。
昔は雨戸などに使われましたが昨今では珍しい日本の伝統的な手法です。
昨今の住宅で使われるのは既製品の扉が主ですので建具屋製作の引戸でした出来ない芸当?です。
こんなお客様なりの発想の仕事依頼は今後の仕事でも活かせるアイデアとなりますね。

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そんなことで以前の引戸とほぼ同じシナフラッシュの上下に無双窓をつけたものを作成しました。
猫ちゃんの頭が入れないように開口幅を7センチ以下にしてあります。

通風も十分に取れるそうでお客様も満足されたようですが、猫ちゃんだけは
多分、気に入らなかったと思われます。(笑)











・10月31日に江戸川区大杉で構造見学会を開催します。

11月14日に葛飾区青戸にて狭小地3階建の構造見学会を開催します。



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by tanaka-kinoie | 2015-10-26 19:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)

木造・S造・RC造 現場写真帳発売

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木造・S造・RC造 現場写真帳が発売されました。
実は6年前に取材協力をしたものが転載、合本されて新たな発売です。
第1章木造の現場監理「写真帖」の土台敷、建方、上棟検査を弊社が受け持ちました。
幕張本郷の家の建て方作業も本格的撮影され弊社にて木造住宅の管理の解説を
岡庭建設の池田専務と私で行い付録のDVDにまでなりました。

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実は私も気恥ずかしくて見たことが無い
木造管理の解説のDVDです。
先日、お電話を頂いた大阪の一般の方が家を建てる為の
バイブルにしていると聞き・・・・・嬉しいやら恥ずかしいやら
でした。
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幕張本郷の家の建て方
弊社大工も全員登場します。
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・10月31日に江戸川区大杉で構造見学会を開催します。

11月14日に葛飾区青戸にて狭小地3階建の構造見学会を開催します。



by tanaka-kinoie | 2015-10-20 12:11 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

おでんの季節

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先日あった、とある定例会議

今回の担当幹事はとっても食通で彼が幹事の時は懇親会ではいつも
美味しい物にありつけます。(笑)
新橋にほど近い地下の居酒屋で美味しいおでんを食しました。

もうそんな季節になりましたね。
今年は夏らしいことが出来なったのでちょっとさびしい気もします。
最近は1年中置いてあるコンビニもありますがやはりちゃんとしたお店で
頂くおでんは一味違います。

蛸が真ん中にデ~ンとあってお味も彩りもとても良かったです。
日本酒がすすんでしまったのは言うまでもありません。




・10月31日に江戸川区大杉で構造見学会を開催します。

11月14日に葛飾区青戸にて狭小地3階建の構造見学会を開催します。



by tanaka-kinoie | 2015-10-16 20:20 | | Trackback | Comments(0)

『大杉の家』 上棟

地元の江戸川区大杉にて木造2階建ての家が上棟しました。
川沿いでロケーションが良く、近辺では比較的大きめの敷地にあります。
新中川を望める、吹抜けもある開放的なLDKには見上げれば母屋にも桁にも杉の化粧材が多く使われています。
OMソーラー、薪ストーブなどもある見所が満載のお家です。
10月31日には構造見学会を開催しますのでご興味のある方は是非お申込み下さい。

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大杉の地名由来はわかりませんが地名に準える様にこの家では
紀州産の良質の大きな杉の梁材がふんだんに使われています。

2階リビングから小屋裏を見上げると梁成300mmを
超える化粧の杉材が見えています。



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小屋裏からリビングを見る
綺麗な化粧母屋が見えています。
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小屋裏内
今だけの在来木造ならではの架構の美しさ。

野地ベニヤが張られて断熱材が充填されれば垂木も
隠れてしまいますがセルローズ断熱材が180㎜充填
されて快適な空間となります。


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L型の平面計画
コーナー部分にバルコニーがあります。
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8mを超える長い屋根はOMソーラーの集熱面になります。
手前側の母屋と桁は山長商店製の杉の化粧梁です。





・10月31日にこの家の構造見学会を開催します。


11月14日に葛飾区青戸にて狭小地3階建の構造見学会を開催します。



by tanaka-kinoie | 2015-10-15 09:02 | 地鎮祭、上棟 | Trackback | Comments(0)

断熱施工技術講習会

2020年の住宅省エネ基準適合化に向けて3年前から行われている住宅省エネルギー技術講習会。
施工者向けは朝9時半から17時までと1日の講習ですので拘束時間は長いですが国土交通省の補助金を受けて開催されている
弊社も東京都木造住宅生産体制強化推進協議会の構成団体『OMソーラー東京』事務局を務めて断熱施工技術講習会の開催のお手伝いをしています。
OMソーラーとは何の関係も無いのですがフランチャイズや工務店グループ・団体の一つとして登録をして少しでも正しい断熱施工技術の普及活動を進めていければと思っています。
今や断熱性能の向上は工務店においても著しく向上しており単純な比較は出来ないとはいえ大手住宅メーカーを余裕で上回る性能で家づくりをしています。

一方で高性能化を進める中で断熱性能の数値だけで優劣を競い、アピールする傾向も見られますがコストとのバランスもあり、どの家も絶対的に優位な性能のすることも難しいと思っています。
また専門業者に一任する断熱で無く、充填断熱を大工さんが行う場合には正しい施工方法を行うわないと上記の性能が出ないばかりか内部結露が生じることとなりかねません。
丁寧な充填施工、気密、防湿などこの講習会から学んで頂けたと思います。

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OMソーラーの工務店を中心にお誘いしましたが昨年から
知り合いの設計事務所の方々もお誘いしています。
そんなことで受講者の2割以上が設計事務所で設計監理の
業務を行っている方々となりました。
基本的な知識はあるけれど詳細な知識が無いので監理に自信が
無いという方も多く、施工者向け講習会も十分お役に立てたと思わ
れます。
弊社は今年も大工、監督、設計の計9人で受講しました。
全員で同じ時期に同じ講師による受講をすることで共通の認識が生まれ
問題解決もスムーズになっています。

相羽建設 迎川さんと鈴木工務店 片岡さんのお二人の講師にも
大変お世話になり、ありがとうございました。

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断熱の原寸見本体の説明です。
外張り断熱と充填断熱の床、壁、天井、屋根の各部位
そのものがつくられ充填、気密、防湿がテキストだけで
無く、現場と変わらぬ状況をご理解頂けたと思います。


住宅省エネルギー技術講習会はまだまだ全国各地で開催されています。
大工、監督、設計事務所を問わず受講をお薦めします。
また新たな気付きがあるかと思いますので再受講も良いと考えます。
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会場となった渋谷区文化総合センター大和田の2階ホールには
東急文化会館内にあった後藤プラネタリウムの投影機が保存展示
されていました。
40年以上前にお世話になった投影機にこんな所で再会出来ました。












・10月31日(土)に江戸川区大杉にてOMソーラーの2階建て構造見学会を行います。


・11月14日(土)に葛飾区青戸にて狭小地3階建ての構造見学会を行います。





by tanaka-kinoie | 2015-10-11 11:44 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

浴室のお手入れ

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弊社では比較的、ハーフユニットバスに板貼りという
浴室が多いです。
その名の通り、半分がユニットバスですが、それでも
フルユニットバスとは一線を画す雰囲気になります。

床下の点検がし易い事や防水性が高い事、
浴槽・水栓・床などがセットなので在来浴室では面倒
な部分の施工も容易です。
ユニットバスの良い部分を取り入れながらも大半を自由
な仕上げに出来る汎用性の高い浴室です。

湯気と共にさわら、能登ひばのよい香りに包まれます。


また北側の隅に追いやられる暗い浴室スペースでも
透かした収納棚を通して開口設ければ脱衣室と繋がる
ことで明るくすることも出来ます。


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とはいえ良い事づくめではありません。
工程が増える、手間の掛かる作業があることからもフルユニット
バスから比べれば2割以上は価格が上がってしまいます。


またカビ発生もさけられませんが、カビが生え難くなるような
対策は怠りません。

まず板の裏側の通気層を取って止水的な配慮は板が乾き易い
ようにしています。


塗装はしていましたが数年前からは板の表面に耐久性の高い
天然物由来の撥水剤
№59に切り替えました。
この塗料の優れたところは木の質感や香りを殺さず、
水の浸入を防ぎ、劣化を抑え、防汚効果もあります。



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こちらは先日メンテナンスで伺った築6年のお家で使われ
ているヒバの浴室ドアと風呂用の巻き蓋です。




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当時は別の塗料だったとは言え、通気も確保していますし
カビの発生は酷くはありません。
とはいえどうしてもカビの生えやすい下部は目立っています。
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漂白剤である程度は落ちるのですが仕上げ用のサンダーを
使って研磨すれば削り落すことが可能です。

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殆どカビがわからなくなりました。
そして現場で塗り易い『木肌一番』をすぐに大工が塗布します。
カビを落としてだけでが足りません再発生の対策を行います。
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巻き蓋は漂白と一部研磨を行い
この写真よりも綺麗に仕上がっています。


つくったものに責任を負う当たり前のようですが
自分でしたことに痛い目にも合っています・・・・(笑)
定期点検とアフターメンテナンスをすることで経年での問題を
知ることが出来て、新たに仕様に進化していくことも多々あります。
木材を使う事で将来的な不安がうまれることもありますがそんな
事が払拭出来るように常に考えています。


by tanaka-kinoie | 2015-10-07 18:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

京都に行きたい

6年前に8月末の出張翌日に訪れた嵯峨野の祇王寺
なぜかタイミング良かったのか私と妻の二人だけで貸し切りでした。
その庭で見つけたのが苔生した楓林の中で咲く、紅白の曼珠沙華
この情景には鳥肌が立ちました。

この時ほど綺麗に写真を撮りたいと思ったことはありません。
写真からも京都ならではの庭園だと感じられる素晴らしさ

お問い合わせが多く、充実した毎日の分だけ休みは殆どありません。
京都の旅館かホテルでゆっくりとしたいと思う毎日です。

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by tanaka-kinoie | 2015-10-04 13:47 | 旅、出張 | Trackback | Comments(0)

兜蟻掛け 練習中

大工見習い2年半の松下君
最近は道具使いも慣れて造作はもちろんちょっとした家具もつくれるようになってきました。
先日は下小屋にて渡辺棟梁の元、墨付け、刻みの練習を行っていました。
「四つ木の家」で使われた赤松丸太の端材を利用して兜蟻掛けに挑戦です。
20年前までは弊社も墨付け、刻みを普通におこなっていましたが最近は場所の問題や合理化、工期短縮などもあって殆どがプレカットになってしまいました。
とはいえ、大工にとって構造材の墨付け、刻みを行い、それを棟上げすることが一番ダイナミックで遣り甲斐のある仕事だと思います。
昔、ある大工が自分で刻んだものがはたして建てられるのか不安で上棟前日は寝られなかったと言っていました。
造作に失敗など変わりの材料を用意してやり直せば良い事ですが構造は一部のミスが全体に響きます。
決められた日に上棟出来なければ社内外に迷惑を掛けて大きな責任を負うことになります。
だからこそ 苦労して墨付け、刻みを行って建てた家には大きな喜びが生まれると思います。

土台から始まるすべての材料を正確に墨付けをして、精度良く刻み、架構(構造)全体を取りまとめられる大工の育成をしてあげられれば良いといつも思いつつ時間、予算の点で
実現できないことが悩ましいところではあります。
とはいえ、こんな技術も最近多い架構をいじる改修工事でも十分に役立つと思います。


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まずは桁の墨付けから
渡辺棟梁が見本を示します。
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丸太の兜蟻の刻み
こういう時に実感するのは人工乾燥の小口割れの問題
乾燥をすることは悪くないのですが・・・・・・
仕口のつくり難さと鑿切れの悪さは見ている自分でもすぐわかります。

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松下君も棟梁の一言一句
手の動きの一切を見逃さないように真剣です。
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最後の仕上げは本人が行います。
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小屋束を載せる為にちょうなで削ります。
ちょうなで無くても良さそうですがここは渡辺棟梁の
腕の見せ所であり演出だと思われます。



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桁に丸太の兜蟻を落とします。
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垂木を付けてて完了


自分が松下君に教えたのは兜蟻掛けの逆の仕口は
茶臼蟻掛けだよという事でした。(笑)

by tanaka-kinoie | 2015-10-02 18:35 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)