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ブラックチェリー材 テーブルの脚 

弊社で家づくりをされているお客様からご要望の多いテーブルの製作
その家にあった大きさ、素材で自由につくれることや
担当した大工がつくるテーブルは御客様にも喜んで頂けます。
家づくりをしていた方には田中工務店として、お得な価格でのご提供を心掛けています。

天板はJパネル、広葉樹の幅接ぎ材など多種にわたりますが今回はストックのブラックチェリーの幅接ぎ天板に合わせた脚の製作をしています。
針葉樹の脚は容易にありますが広葉樹では60mm角でも無垢材では簡単に見つかりません。
30mm程度の厚みの材を接着して60mm角のテーブル脚用の材をつくる事にしました。


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左側は旗矩で接着中
右側はほぼ完成品
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30mm前後の厚みの板を
こんな感じで圧着しています。
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上のものをカットして角材に仕上げていきます。
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パッと見は2枚の接ぎ合わせには見えません。
オイル塗装をすると杢目のメリハリが出て、少し濃色になり
奥艶のある感じに仕上がります。

こんな感じで時間のある時に家具用の脚の製作をしてます。
ブラックチェリーのテーブルの注文も近々ありそうです。

by tanaka-kinoie | 2017-02-28 22:04 | 家具 | Trackback | Comments(0)

YKKマドリモ

現在の田中工務店社屋は23年前に完成をしました。
ある程度の性能を重んじて断熱は外断熱+充填断熱として、耐久性を考えた外壁は当時のINAXのセラミックの外壁を選ぶました。
当時はペアガラスが登場したばかり
大手メーカーも使い始めた頃でまだサッシのラインナップもろくにありませんでした。
ブロンズ色が主流でホワイト、ブラックなども普通に使われていました。
まだまだ外壁にサッシ枠の色を縁取り的に現すことが主流の時代だったと思います。
それが嫌でビルで使われていたステンカラー色を会社で使いたかったのですが木造サッシでステンカラー色があったのは当時の三協アルミだけ。
また性能に関することなど誰も考えない時代、気密、水密、耐風圧が非木用サッシにはあれど断熱性能云々などの考え方は全くありませんでした。
そうこう迷っているうちにYKKにデザインサッシ 『マティエ』があることを知りました。
色はどこにも無い、艶消しのグレー
両サイドの片引きサッシなど他にない意匠的な要素もありましたが超高級サッシ
とはいえ業界的な協力もしてくれるとのことで採用しました。
でも使ったのは結局、ここだけ・・・・(笑)

しかしパッキンの劣化による漏気、当時の断熱性能の悪さによるコールドドラフトなどに不満を感じ、7年ほど前に南側の開口部には障子を仕組みました
これで大きな開口部を覆う事は出来ましたがその他の窓について先日やっと対策に取り組みました。
会社の北側のミニキッチン脇とカタログコーナーの2ヵ所
インナーサッシを入れようかと思っていたのですが木造用のカバー工法であるマドリモが発売されたことで試験的に使ってみることにしました。

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カタログコーナー
画像が荒いですが見付の細い
デザインサッシです。
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これがカバー工法であるマドリモの樹脂サッシです。
外部はプラチナステン色
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どうしても現在の開口部とは同じ大きさにはなりません。
2回りほど小さなサッシになってしまいます。
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こちらはミニキッチン脇と同じ大きさです。
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内部の四方枠を取り付けて完了
こちらはホワイト
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こちらは木調

窓からの漏気は無くなりました。
枠の表面温度も殆ど下がらないので断熱効果は大いにあると
思います。
サーモカメラで比較検討してまた改めて公開します。


by tanaka-kinoie | 2017-02-27 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

白蟻の食害と対策

築20年以上のリフォーム工事では白蟻の食害はたいていあり特に珍しい事ではありません。
以前は浴室周りの被害が多かったのですが最近で2階の梁や桁なども食害にあっています。
年々、白蟻による被害はひどくなっていいる気がします。
最近は立て続けに2軒の家で外部デッキでの被害を目の当たりにして驚いています。
寒さに弱いはずの白蟻が12月末にも関わらず外部でも活発に活動をしていました。

1軒は弊社で施工をした11年前に建築をした家です。
10年点検の時は束の食害はもちろん、蟻道も無かったと思います。
もう1軒は諸事情で施工した工務店と疎遠になっている無管理住宅でのご相談によるもの。
両者ともに材料は束(柱)が桧
デッキ材はウエスタンレッドシダー(アメリカの材でヒノキ科のネズコ)とまずまずの耐久性があり
防腐性、耐蟻性に劣る材料ではありません。
この材の組み合わせはデッキ工事においては普通に使われている仕様であり、弊社でも12年前からほぼ標準的な仕様としていました。
これが最近まで比較的良い仕様だと思っていましたし大事なのは腐朽対策であり白蟻対策などとは思ってもいませんでした。

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現地の写真は避けますが駐車場に置いてあった
お客様が剥した2×6の米杉材です。
デッキ材の裏側です。
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規則的な食害の理由は下地の大引き材と
密着した部分。
陽が当たらず、風も通り難い白蟻が過ごし易い
場所だったと思われます。
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柔らかい部分から食べられていきます。
木には夏目と冬目があります。
夏目(柔らかい部分)を主に食べるので
冬目(固い部分)は筋のように残っています。



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最近の施工方法です。
束石の上に桧の束をのせて大引きを設置するのは
一般的ですが大引き上部には雨水の腐朽対策として
ブチルゴム系の粘着テープを貼ってからデッキ材を
敷き込みます。


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防水テープとはいえ直接濡れる部分に強いとは
言えませんがデッキ材で抑え込みので剥がれは
しないし水濡れが少なくなる利点があります。

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最近使っているデッキ材は堅くて密度もある
腐朽、防蟻性の高い南洋材を使用しています。
南洋材はイペ、ジャラなど多種ありますが
この現場でセラガンバツ材を使用しています。
堅いのでデッキビスを直接捻じ込めずに予め
下穴をあけています。
塗料ものりにくいので基本的には無塗装です。
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こちらは最近流通しているブラジルのイタウバ材
セラガンバツは雨濡れで赤い灰汁が出ますが
この材は灰汁が出難く、加工性も良いです。
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先日から使い始めた特注材
和歌山の桧に防腐、防蟻性のある薬剤
マイトレックACQを注入しています。
以前はケミカルな薬剤を使うのは抵抗が
ありましたが安全性も高いです。
害も無いですし手に触れる部分
でも無いので採用に踏み切りました。
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胴の成分で緑色になっていますが防腐、防蟻性の
高い材料です。

これを田中工務店の標準仕様として使っていきます。
by tanaka-kinoie | 2017-02-18 18:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

it's a Sony展 建築

前投稿のit's a Sony展
建築屋にとって嬉しかったのが当時の意匠設計図があったこと
通常の建築展であればプロが並んでいる状況でゆっくり見ることなど叶いません。
たまたま、建築関係者がいなかったのかじっくりと図面をめくって閲覧しました。
当時の生の青焼きでしたので薄くなっていて老眼には厳しい状態でしたが・・・(笑)

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いつのものなのか?
ソニービルを設計する機会に恵まれて
と題した設計者芦原義信氏の寄稿
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建蔽率100%のここに10坪の空地
坪1億数千万
そうなると10億単位
確かSONYの英断ですよね。
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スキップフロアーと少し違う事になるのか?
当時としては画期的な構造だと思われます。
施工も大変だったのでは
今回のpart1ではこの構造が年代ごとの展示の
区切りと変化を生み出していました。

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青焼きの竣工図
閲覧自由でゆっくり見ることが出来ました。
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このアルミルーバーが売り出されるらしい。
価格は?

by tanaka-kinoie | 2017-02-16 18:25 | 自分の思い | Trackback | Comments(0)

it's a Sony展

先日、銀座で集まりがありその前に偶然にも 『it's a Sony展』 を見ることが出来ました。
これは数寄屋橋にある現在のSonyビルの解体にともなった催し。
SNSで評判が高かったのですが期待もせずに寄ってみました。
まず2月12日までのpart-1では創業からのソニー製品とソニービルの歴史的展示物を集結したものです。
スキップフロアー的な (花びら構造と言うらしい) 階ごとに年代の違う展示がされていました。
年令それぞれで足の止まる階があったと思います。
Sony製品に縁深くも無かった自分ですがアメリカ文化の始まりだと崇める雑誌ポパイ1号と同年代のSony製品との並んだ展示が当時の記憶を深く、蘇らせてくれました。
Sonyビルの設計に携わった芦原事務所の図面などもありましたがそれは次回に紹介します。

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この角で何度
女子と待ち合わせした事か・・・(笑)
和光と並び代表的な銀座の待ち合わせ場所
でしたね。


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ビル前の小さなスペース
夏はミニ水族館になり季節によっては
お花畑となり小さな頃から印象にある場所です。
設計者の芦原義信さんもここ空けることに理解を
示したSonyを褒めています。


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自分が産まれた年のTV?
この年代でこのデザインは当時では
Sonyならではですね。
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懐かしい
この時計はうちにあった記憶があります。
Sony製だったとは・・・・
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ボロボロだけどまだ実家にあるはずポパイ1号
高1の頃にむさぼるように読みました。
メンクラがアメリカ東部
ポパイはアメリカ西部という勝手な印象あります。
まだ日本で売っていなかったスウォッシュマークの
変なシューズだとナイキを知ったのがこの本でした。

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自分のSonyの始まりがこれです。
懐かしいスカイセンサー
インターネットが無い頃に世界中の短波放送が
これで聞けました。
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今の若者は知らないと思うけど
ベリカード(受信証明証)の収集も
流行りました。


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ビデオの規格では負けたはずだが
ソフトもハードも両方あったのがSONYの
凄いところでした。
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懐かしい
アイボ達です。
今はこれぐらいの性能はちょっと
したおもちゃにはあると思うけど
ロボットペットなど
当時は革新的な性能と発想でした。
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ウォークマンなどにも馴染みの無い自分に
印象深いSONY製品はなんといってもこれ
VAIOです。
このバイオレット色が新鮮でした。
自分の身近なSony製品はここで
終わりました。

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SONYのガチャガチャは残念ながら
売り切れ。
これ誰でも欲しくなるでしょうね。
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Sonyの新しい展開
Life  Space UX produceのお茶室
「市中の山居」
初めて知りましたが空間デザインは佐野文彦さん


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アンケートに答えて
このステッカーを頂きました。
どこに貼ろうか思案中
他にもインスタのタグ付でもらえる
dotの物もありました。

by tanaka-kinoie | 2017-02-14 12:04 | 自分の思い | Trackback | Comments(0)

シナ塗装 

弊社ではシナランバーで家具をつくり、シナベニヤで建具をつくる事が多いです。
そんな生成りのシナの仕上げについて再考しようとオスモからサンプルを送って頂きました。
目的は汚れが付き難く、シナの風合いも出過ぎないようにすることなどです。
塗膜を形成するクリアラッカーの仕上げも以前はありましたが価格的なことと溶剤を嫌う方もいて家具の天板などの一部を除き、いまは自然塗料を主に使っています。

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パウチのサンプルにアプリケーターという
コテ刷毛のような物がついていました。

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私と監督 それぞれで試し塗り
ウッドワックス、エキストラクリアー、フロアーカラー
など数種類をお願いしました。
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ウッドワックス3136バーチは軽い白系
染色塗装と言う感じで新鮮な風合いです。
これもピュアな仕上がりですので徐々に
使っていきたいと思いました。
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写真ではまったくわからないと思いますが
今までのシナの仕上がりはこんな感じ
水性系の自然塗料で無塗装のシナに風合いに
使いようにと仕上げていました。

オイル系の塗装をすると赤白、板柾の風合い
が浮き出てしまいます。
シナ特有のあのさらっとした表情が変わって
しまうと感じてこの水性の塗料を使っています。

とはいえ多少風合いが強調されても、もう少し
塗膜をつくって良いのかとも思いオイル系の
塗料を最近は使っています。

染色系とオイル系
試し塗りしながら徐々にトライしていきたいと思ってます。
混合する方法もあるようですが面倒なこともあるので
単体でうまく使えるようにしていきます。




by tanaka-kinoie | 2017-02-08 19:29 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

阿佐ヶ谷の改修工事

阿佐ヶ谷の長屋の改修工事です。
白蟻の食害がかなり酷く、梁の交換、補修、補強だけでかなりの時間を要してしまいました。
この現場に限らず、最近は白蟻の食害を目にする機会が多く、12月の時期に外部のデッキなどへの被害もありました。
これも温暖化の影響なのでしょうね・・・・・

耐震補強も重要ですがそれが万全であったとしても酷い食害は断面欠損はもちろん、接合部も脆弱にするなどの要素も大きいです。
耐震、温熱、防火、そして維持管理劣化にシロアリ対策も重要なポイントだと考えています。


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若手大工2人の断熱材充填作業
地味で単純、根気のいる作業です隙間なく、
潰さず丁寧にきちんと充填しています。
断熱施工講習会を毎年受講させて断熱材の
施工のポイントを指導してきました。
お客様の健康をも左右する工程です。
計算でのUa値をきちんと実現する為にも
重要な作業です。


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一部指摘もしましたが概ね綺麗に充填されて
います。
これから防湿シートの施工に移ります。
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by tanaka-kinoie | 2017-02-04 16:37 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)