『町角の家』 10年点検

伊礼設計室設計/田中工務店施工 『町角の家』 
スタンダード雨樋、ハーフバス、300上がったデッキ、ちゃぶ台など現在では伊礼さんの標準仕様、納まり、家具などが初めてこの家で使われました。
エコビルド賞も受賞しておりその記念樹もあります。

つい先日、建築されたように思っていたこの家も4月で10年を迎えて、先日点検に行ってきました。

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まずは屋根に上がります。
上がれない勾配もありますが出来る限り上ります。
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OMソーラーの集熱ガラスの点検
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北側ダクト
屋根排気など工夫をしています。
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南側の軒先
登り淀など劣化しやすい部分を板金で
包んだ効果はありました。
うちの標準ですが現在は伊礼さんも同様な
納まりにしているようです。
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300上がったデッキ
最近一部の材の交換などを行っています。
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バトミントンのシャトル
雨樋の中から5つも見つかりました。
これが縦樋の中に落ちると、詰まる可能性の
高い危険な物なのです。
点検で見つけられて良かったです。

# by tanaka-kinoie | 2016-12-25 15:08 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)

創業80年

実はことしで創業80年となりました。
私が知る限りでは弊社で建築した築60年ちかくになる家が3軒あります。
昨年は築53年の家の改修工事も行いました。
先日そのうちの1つのお宅の前を通りましたのが、まだまだ現役で使われている様子を見て嬉しく思いました。
土地も大きいので平屋の家です。
以前はもう少し大きかったらしいのですが諸事情で減築されたと聞いています。

これらの3軒の家ももっともっと長持ちして欲しいですが自分が携わった家も100年以上使われ続けていくと嬉しいですね。
見ることは出来ませんが・・・・(笑)

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フェンス越しですが入母屋の瓦屋根の
平屋です。
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門がある家も珍しくなりましたね。
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上棟時の画像が残っていました。
左:鳶の親方
中:祖父 初代 田中豊作
右:叔父 田中昭二 
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米俵に跨ってご機嫌な初代の田中豊作
年代を遡ると現在の私と同じ年齢のようです。

# by tanaka-kinoie | 2016-12-16 15:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『羽田の家』 進捗状況

来年最初の見学会が開催される『羽田の家』は木工事終了間際の追い上げです。
1月21日(土)、22日(日)にお時間ある方は是非お出掛け下さい。

三方を道路が囲み、南側は隣家が迫る敷地
3世代が暮らす木造2階建て準耐火構造の住宅です。
必要な部屋数をそれぞれコンパクトにまとめながら、
ご家族やお客様が集う空間は開放的で広がりのある空間としました。

この家の見所は木造準耐火建築物での木材の現しです。
リビングには燃え代設計による骨太なヒノキの大黒柱とスギの梁があらわれています。
板を厚くして可能となった杉パネル現しの玄関庇などがあります。

また、開放的な間取りに適した新しい全館冷暖房システムであるパッシブエアコンを搭載しています。
家全体をムラなく暖められるため、部屋毎の温度差が小さく、ヒートショックにも効果的です。
寒さの厳しいこの時期に、足元が暖かい快適さを是非ご体感下さい。
また長期優良住宅の認定を受け、断熱の外皮計算UA値は2020年基準0.87を40%以上上回る性能です。

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外壁は黒のガルバリウム角波スパンドレル
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柱無しの吊り方式の木製庇
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吊り庇の天井は杉Jパネルです。
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駐車場スペース
半分がデッキになります。
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大工4人でかなり慌ただしい状況です。(笑)
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ハーフユニットバスにさわら板張りの浴室
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南側の採光が期待できない為に
吹き抜け上部の東側より採光、通風を
得ています。
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ダイニング、リビング
造り付けのキッチン
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燃え代設計の大黒柱と杉の梁
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3階ロフト収納へのスリット階段

# by tanaka-kinoie | 2016-12-14 20:10 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

『八千代の家』 構造見学会

週末に開催された『八千代の家』 構造見学会の報告です。
普通では南側の採光があまり期待できない敷地条件でしたが冬至に近いこの時期でも吹き抜け上からの日差しにより暖かい室内での見学会となりました。
断熱もサッシも高性能で断熱の外皮計算Ua値は2020年基準0.87を30%以上上回る性能です。


冬の構造見学会は構造体の段階でも室内の断熱性能が実体感出来る貴重な機会です。
12月24日(土)も日暮里にて構造見学会が開催されますのでお時間ございましたらご参加ください。



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# by tanaka-kinoie | 2016-12-13 19:43 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

『日暮里の家』 上棟

先日上棟しました『日暮里の家』
都内では特に珍しくは無い15坪を少し切る位の敷地です。
当然のごとく、準耐火構造の木造3階建て
それでも道は狭く、斜線制限も厳しくおいそれとは3階になりません。
天空率計算に緻密な構造計算や設備配管の計画、階高の調整を行ったことで実現出来た3階スペース
設計はかっこいいデザイン力も必要ですが、一般的な発想では成し得ないことを地味なことの積み重ねと独自な手法を駆使して行う事も設計力の1つです。
これは難度の高い、敷地条件での長年の経験から成し得ることだと思っています。
また今回は台形型の敷地に合わせた平面計画も構造的にも難度の高いものとなりました。
プレカット頼りには出来ず、手加工も駆使して成り立っています。
まずは建て方時にわかる、その部分もご覧ください。

12月24日(土)には構造見学会を開催しますのでお時間ある方はお申込み下さい。

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斜めの部分の接合部は当然手加工です。
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斜線制限により切妻屋根は難しく
寄棟です。
隅木の加工も手加工です。
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何とか小屋裏スペースも確保したいと
工夫をしましたが構造の複雑になりました。
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小さいながら小屋裏スペースは
こんな感じで確保出来ました。
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屋根の上からの眺め
都心では珍しくない木造住宅の密集地です。


# by tanaka-kinoie | 2016-12-13 08:50 | 地鎮祭、上棟 | Trackback | Comments(0)

住宅医スクール東京2016

今年も住宅医スクール2016 東京で講師を務めました。
確か? 開校当初からのような気もするので今年で5年目かな・・・・・
24講義のうちの契約についてが私の担当です。
私ごときがこんな重要なことをプロの受講生相手に教えるというのは少々気がひけるのです。
事務局からのオファーがある度に私で良いの?と確認をするのですが受講生のアンケートの結果が悪くないらしい。
それはそれで嬉しい事なのですが多分、日頃の業務の中で実体験を通じての正直な内容が伝わっているのだと思います。

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今まではいきなり講義でしたが初めて
自己紹介をしました。
ついでの木造住宅納まり図鑑の宣伝も
させて頂きました。(笑)
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2限目の講義は岡庭建設の池田専務
最新の木造関連施策をここまで話すことが
出来る人は工務店では他に知りません。
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3限目はマンションリフォームの巨笑
マスタープランの小谷氏
間取り、材料使い、温熱、防音などすべてに
おいて考えられた設計を行います。
今回の受講者にはところどころ受け狙いも
成功していました。(笑)


毎年の事ですが自分の講義が終われば
2限、3限と講義を聞くことが出来るのも
楽しみです。

# by tanaka-kinoie | 2016-12-08 20:51 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『新井の家』 訪問

久しぶりに『新井の家』を訪問しました。
完成から5年半を過ぎ、不具合のご相談もあるとのことでしたがご心配されていた床材の経年の傷、凹みなど、削れ、ささくれなどは問題の無い程度。
目の詰まった節無しのロシア唐松の床材は固さと杢目の強さ、価格など総合的には良材と言えるのですが
たまに木裏混じりもあって稀にささくれなどがおこります。
部分的にウェツト気味にオスモのウォシュアンドケアーをお使いになることなどをお奨めしました。
元気な小学生の男の子もいるので(残念ながら会えませんでしたが) 痛みの気になる個所もありましたが
様々な家の経年を見ているのでご心配の無いことをお伝えしてきました。
お引渡し後のお付き合いはどうしても担当者が多いのですが私もたまに訪問して直にお客様と話をする機会を持つことの大切さも感じた次第です。

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東日本大震災311の震災時にに外部の足場払いを
行っていた現場でした。
事故が起きなかったとのは奇跡的です。
OMソーラーの集熱ガラスが3枚の日本でも最小の
部類のOMの家だと思います。
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準耐火構造の3階建て
温熱的には弱みはありますが延焼ラインをかわして
可能となった現場造りの木製引き戸が無機質な黒の
ガリバリウム外装を和らげています。

ソヨゴと椿も大きく成長していました。
# by tanaka-kinoie | 2016-12-06 19:34 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

会社のツリー

毎年のご紹介ではありますが今年も会社のクリスマスツリーを飾りました。
フィンランドのloVi社の30センチ程度のちいさなものです。
フィンランドバーチの薄い板に切り込みが施され、組み立てると立体的な形として完成します。
ツリー意外に動物、キャラクターなど様々なシリーズがあります。

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打ち合わせコーナーの正面にあるカウンター
ブラックウォールナットのカウンターと
会社のモットーの額
神棚があります。

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その端に飾ったツリー
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題材は毎年同じ
ツリーを囲む集落にトナカイが訪れたという
設定です。(笑)

# by tanaka-kinoie | 2016-11-29 08:31 | 小物 | Trackback | Comments(0)

12月の3つのイベント

2016年も残すところ1ヵ月余りとなりましたが当然ながら現場は忙しなく動いています。
豊島区巣鴨、大田区羽田、千葉県八千代市、荒川区日暮里と新築4現場が同時進行中です。
また5つの家が設計中となっています。

完成間近の物件、木工事真っ最中の物件、これから上棟する物件と進捗状況はバラバラですが完成見学会、構造見学会の公開イベントも
引き続き行っていきます。
そんな訳で12月は完成見学会と構造見学会2つとイベントが目白押しとなっています。
この時期なので来場を頂けるのか心配ですがお一人でも多くの方にご覧頂きたいと思います。


●12/3(土)、12/4(日)に『巣鴨の家』完成見学会を開催します。
 都市型の木造2階建て住宅 (現場ブログ)
 設計:伊藤裕子設計室+島田義信建築設計事務所



●12/10日(土)に八千代市で木造2階建ての構造見学会を開催します。
 郊外型の敷地で下屋を設けた余裕のある木造2階建て住宅 (現場ブログ)
 設計施工:田中工務店



●12/24 (土)に日暮里で木造3階建ての構造見学会を開催します。
 台形の狭小地に建つ、木造3階建て住宅 (現場ブログ)
 設計施工:田中工務店


それぞれに特徴のある3つの住宅
なにかと忙しい時期だと思いますが、お時間あればお出掛け下さい。
# by tanaka-kinoie | 2016-11-25 18:42 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

『千円札を拾うな』 と 『私社長ではなくなりました』

ビジネス書はなかなか読み切れなくて苦手の部類ですが・・・・
これは家の収納内を整理していて見つかった2冊です。
友人の奨めで読んだ 『千円札を拾うな』 と その後数年してから読んだ『私社長ではなくなりました』
いわゆる成功まっただ中(実際は転落中だったらしい)と転落後の本
1冊目を買ったからこそ2冊目買った訳です。
ベストセラーだったと言う1冊目を読んでこんな破天荒な経営もあるのだと不思議な感覚で終わっていました。
なぜベストセラーだったんだろう的にも
数年後にふとあの会社どうしたろうと調べてみたら倒産してしまっていたという事実を知りました。
そして本屋で偶然に見つけて2冊目を買った次第です。
見つけた時には経営者としての自戒の念がよぎってもう一度読み直そうとも思いましたが
バカバカしい内容だとも思いだして・・・・捨てました。

新卒採用支援と自社ブランド形成支援、広告代理店など前職のリクルートと同じような形態でワイキューブという会社を立ち上げた
この安田さんと言う方
何しろ破天荒な経営者です。
後の本は【敗軍の将は兵を語らず】そのまんま
反省の弁からも、それじゃ誰でも倒産するでしょう!!!
そんなこともわからなかったんだと、とわかり易くてあきれるぐらいの言いぐさ。
福利厚生、モチベーション向上と銘打って常識はずれのお金の使い方をしていた考えられない経営術。
社員は成績に関係なく2年目からグリーン車利用OKとか社内にバーがあるとかバリスタがいたとか
社員にとっては良い社長だったかもしれませんが収支の裏付けが無いままに借金してまでそこにつぎ込んだと言う事らしい。
クライアントのブランディング化支援をする会社であれば自社がブランディングがされていなけれならないとはいえ、派手な話題づくりばかりを
先行させる虚栄のブランディング作りだったと思えます。

うちの会社になぞられてみると色々と考えさせることがあります。
田中工務店は小さいながらも知名度はある方だと思う。
ブランディングもされている方ではあるが業界内向けであり、ユーザー向けでは無いと自己分析も出来る
社員の給料福利厚生はまだまだだし、地味に真っ当なことをやり続けているけど明確な成長戦略があるかといえば、そうでもないし。

今は成長するチャンスがあり、良いタイミングであるとも言えるのは間違いなし
弱点は直し難いけどわかっている。
人材は良いと思う
知名度高いばかりではしょうがない
この数年で自社のあり方を見直して地に足付けて虚栄の無い、実態の伴った経営術でいこうと思います。
現在創業80年
そして60期の決算がそろそろまとまります。

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# by tanaka-kinoie | 2016-11-20 15:15 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)