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堀商店金物

建具に使われるレバーハンドルなどの錠前、丁番などを主に金物を製造販売している新橋の堀商店
一般の方にはあまり知られていないと思いますが老舗の会社です。
10数年前に国内最大メーカーで騒がれたピッキング対応無しのディスクシリンダーという錠前がありましたが
ここの製品においては全く問題無し。
それ以前からディンプルキーによるピッキング対応はしていました。
決して華美なデザインではありませんが金属ならではの美しいカーブを描くものが多く、重厚です。
ステンレス、真鍮磨き、オールドブロンズなど質感がある素材にこだわり、他メーカーと一線を画します。

以下堀商店HPより
安全性が高く堅牢なこと」、「質感のある重厚なデザイン」、堀商店が一貫して守り続けている製品開発における理念です。
丈夫で長く使え、重厚で美しく、使い込むほどに味わいを深め、毎日の暮らしを豊かにしてくれる。これが堀商店が考える
<本当に良い物>です。

一方では伝統的な手法を用いたハンドメイドによる少量生産にも対応しており、たったひとつのオリジナル品や特注品も製作します。
また歴史的建造物における錠前、金物の修理復元なども手掛け、古き良き伝統を守り続けています。

堀商店は安心してご使用いただくためのケアも大切にしています。

堀商店の考える本当に良い物の理念は弊社が考える家づくりにも通ずるものです。
サムラッチハンドルや錠前金物が赤坂迎賓館に使われている事からしても古き良き伝統を守ったモノづくりをしている事がわかります。
決して高いとは思いませんが他メーカーとの比較すればやはり差があります。
住宅ですと開きドアへの利用が多くなりますが弊社は引戸が多いので使う頻度はちょっと少な目です。
とはいえ、堀の金物が付いただけで扉全体に高級感が増すことは間違いないです。
玄関ドアにこの金物がついているだけで只者で無い気配を感じるぐらいです。


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 そんなことで前触れが長くなりましたが
 先日、友人と建具には良い金物が必要だと話をしていて
堀商店の物は良いよと話をしていました。
 その後に、ご自宅にお邪魔をしたら偶然にも室内建具に堀商店の
 金物が扉に使われて偶然にびっくりしてしまいした。
 かなり年季の入ったものだと思いますが現行品でもある
 MGRというレバーハンドルです。











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 真鍮らしい経年変化が良い具合です。



























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 後日、友人から送られてきた写真
 真鍮を磨いてみたとの事
 これはこれで真鍮らしく
 重厚感も増しています。












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 田中工務店のエントランス
 最終退出口は堀の電気錠があります。
 LBRという小ぶりなハンドル
 ステンレス仕上げです。
 会社の玄関錠には絶対に堀商店の物をと決めていました。
 昨年暮れに25年ぶりに電気錠を交換しました。
 それまで全く故障は無しでした。





















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 昨年のジャパンホームショー
『わざわ座』のイベントで販売されていたキーホルダー
 カタログにも載っていない?
 多分、金物以外では初めての製品です。
 まだまだ使えるキーホールダーがありましたが
 栃木レザーの質感と金物脱着が可能な金物屋らしい
 製品に惹かれてしまいました。
 









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 HORIという表示もありますがブランド的に象徴するような
 ものは一切ありません。
 オレンジ色が好みでした。

by tanaka-kinoie | 2018-02-12 14:07 | Trackback | Comments(0)
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