BUTTERFLY STOOL 60th 銀座松屋企画展

先日、松屋銀座のデザインギャラリーにて柳宗理の代表作「バタフライスツール」 の企画展に偶然遭遇しました。
このデザインギャラリーでの企画展は季節ごとにテーマも様々ですが建築に通ずる内容も多く、ここならではものです。
大きな宣伝も無く、これはというテーマでも混みあう事も無くいつもひっそりしています。(笑)
今回は発表から60年「BUTTERFLY STOOL 60th カタチの原点」 小さな会場ながらも内容はとても濃かったです。
デザインプロセスの模型や初期型の展示
独特のフォルムの現代までの変化から製造技術や製造過程などが映像で流れていてこのチェアの様々な要素を殆ど知る事が出来ました。
銀座に来たら松屋には必ず寄ると言う努力が実を結んだ(笑)  唸るような企画、展示でした。

会場構成:喜多俊之さん




独自のフォルムはちょっとした手遊びでの偶然からの発想らしいです。
それを60年前に実現出来たことが凄い
デザイナーはもちろんですが造り手の高度な技術があってこそです。
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60年歴史の中での新旧のバタフライチェアも展示
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製造は天童木工だけだと思っていましたスイスのVitra社でも製造されているそうです。
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左が天童木工  右がvitra
座の傾斜と反り具合や若干違います。
説明を聞いて、それを知るとどちらかというと天童木工の方が好みかもしれませんが
座って比べられれば良いかもしれません。
とはいえ国内では天童木工の販売のみだと思われます。
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実物もありましたが
紙で手遊びをしていた時にこれが椅子になるのではと思ったと言うプロトタイプ的なもの
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当時は3次元の形状を整形することは至難の業だったそうです。
イームズのチェアがプライウッドで実現している事を知り国内での作り手を探していたようです。
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畳摺りタイプも昔はあったそうです。
見てみたい!!!
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完成までの全ての製造過程のビデオが流れていました。
ローズウッドの突板を重ねてプレスされてる場面
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専用の金型
ここであの独特のフォルムに成形されます。
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特殊な形ですのでただプレスをするだけと言う訳では無く
ベテランの職人さんの緻密な管理がされているようです。
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プレス機の3次元の曲線が美しいです。
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成形後に切削と研磨が丁寧に行われています。
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いつかは手に入れようと思っているのですが
まだ思いきれません。

by tanaka-kinoie | 2018-03-06 08:13 | 家具 | Trackback | Comments(0)
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