デッキ交換工事

20年近く前に建築されました『市川真間の家』
デッキ交換工事の依頼を受けて解体工事を行いました。
以前も腐朽してしまったデッキ材の部分交換を数回行いましたが、下地である大引きが腐朽してしまい
デッキビスが効かず交換さえ不可能でした。
そんな事で全交換となりました。
地面高さから束(短柱)を立てて大引きを設置してその上にデッキ材を敷き込み方法は昔からの一般的な方法です。
束や大引きも比較的耐久性の高い、ヒノキを使っていますが10年以上も経過すれば屋根の無い濡れっ放しの部分の腐朽は
避けられません。

こんな状態を目の当たりにすることも多く、最近では腐朽対策を行っています。
以前は化学的の処理されたケミカルな材料を使わないことをポリシーとしていましたが外部であり、人体への影響も考えにくいことから
耐久性・腐朽を高める薬剤を含侵させた材を使い、また表面も濡れにくいようにアクリル系の防水テープを貼り込んで使用しています。
下地である大引きさえ痛みが無ければデッキ材の交換で済み、お客様自身でのメンテナンスが可能です。
また単純なことですが材によっては3年~程度の再塗装を行って耐水性を高める、紫外線劣化を防ぐなどのメンテナンスなども
材の腐朽や痛みを遅らせる効果もあります。

今回は残念ながら手間の掛からぬものとのご要望もあってアルミ主体の大引き束がと一体になった樹脂製のデッキに交換します。



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解体前
表面の塗装が落ちて色むらがあり
耐水性も落ちているのでカビも少し出ています。













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こちらは塀はラティスで薔薇を絡めてあります。
これからの季節は白いバラが沢山開花します。
バラパーティーが5月の恒例だそうです。










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材ごとに痛みの程度もまちまちです。
この下にある大引きは見えませんが普及が進んでいる
部分も多いと思われます。























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こんな感じでステンレスの木ビスが浮いています。
締め直してみても下地の大引きが板いているので効かせる事が
出来ません。

























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これがデッキ材下地の大引きです。
国産材のヒノキを使っています。















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こんな風にデッキ材、大引き共に傷んでいるのが良く
わかります。
こうなるとビスは一切効かずかろうじて刺さっている
言う状態で意味がありません。














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こちらは傷みの少ない大引きでビスもまだ効きます。
理由は小さな庇があって雨に濡れにくいからです。

雨にさえ濡れなければ木材の室内と大きく変わらす
耐久性は高まります。
























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外側の大引き
ここはかなり腐朽しています。
大引きさえ傷まなければメンテナンスはご自身でも可能
だと思います。












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これは別の現場の画像です。
ヒノキに薬剤を含侵させた束と大引きを使用しています。
上部に黒色のアクリル防水テープを貼っているところです。























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この上にデッキ材を載せていきます。
大引きが濡れにくい分だけ、上部の耐久性が高まるはずです。



定期点検などのメンテナンスを行う事で弊社施工の住宅の
過去の弱点に遭遇します。
常日頃から最新の製品情報を入手しながら現地の確認も
することで現時点での最良の施工方法への改善も行っています。


by tanaka-kinoie | 2019-04-25 19:19 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
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