カラー鉄板小波 外壁

荒川区、台東区などの住宅密集地を歩いていると良い具合? に錆びているカラー鉄板(鋼板外装)の古い仕舞屋や住宅を見かけます。
これと思うものに出会うとつい写真を撮ってしまうのですが古さ、ボロさ(失礼)だけを面白がっている訳ではありません。
劣化具合がさまになっているというのか
経年で鉄らしい錆の浮き方が1枚ごとに違い、そのコントラストが独特の風合いを醸し出している事を良しとして写真を撮ってしまいます。
もちろん一般論で言えば錆が侵食すればいずれ穴が空き雨水の侵入にもつながります。
張替や塗装が必要なことが言うまでもありません。

現在は一般的な住宅の外壁はサイディングと言われるセメント板が主流です。
表面塗装の耐久性はどんどんあがり、タイルと見間違うばかりの彫りの深い形状もある。
似非的でもそこそこ見栄え良くまとまり、経年劣化も少なくそれが売りになっています。
それ故に劣化することが良き風合いを生む事などはありません。

弊社は鋼板外装をよく使いますが形状はほぼ同じでも主流はガルバリウム鍍金でカラー鉄板とは違い耐久性が高い鋼板です。
このような錆は生じません。
この建築当時は木の下見板張りか、モルタルか、鉄板張りだったと思いますが火事の事や隣家との隙間の狭さからこれが選択されたと想定されます。

モルタルや木板張りは経年変化も現れるのですが現在のガルバリウムの鋼板外装では多少の色抜け程度で大きな変化はありません。
それでもサイディングのような醜い劣化では無いことは確かです。
耐久性を保ちながらも経年の劣化と共に風合いが良くなるような材料は無いに等しいでしょうね。

c0019551_17545244.jpg


神田の仕舞屋
間口が無いので元は長屋だったの
かもしれませんね






















c0019551_17544865.jpg








鳥越にて
パッチワーク的な鉄板に錆も加わり
渋めながらも鮮やかな色合いです。
2階建てを増築して3階にした形跡も
あります。



by tanaka-kinoie | 2019-07-14 17:57 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://sandaime.exblog.jp/tb/30362929
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 良材使いも良い工務店の特徴 瓦の葺き直し >>