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2020年 03月 29日 ( 1 )

15年後の経年変化

先日、屋根の点検を行った築15年のお家で模様替えに伴い新築時に作り付けた家具の取り外しなどの工事がありました。
肝心な屋根や外壁は、ほぼ問題無し
他にも気になるのは室内の経年の劣化や変化などです。
そんなことで浴室をまず拝見しました。
室内の中で木部には一番条件が厳しい場所
最近は採用率が3割程度になりましたがこの当時はどの家もハーフユニットでしたので壁天井はさわらの板貼りです。
10年前まではまだ保護塗料の耐久性や撥水性能なども良いとは言えず、換気をしても壁や天井の木部のさわらがカビてしまう事も多々あります。
稀に浴室の壁が驚くほど綺麗なところもありますが使用後に壁天井を拭きとっているとのこと
そこまでして頂ければ綺麗な状態に保たれるのですが正直そこまでは中々出来ないと思います。
特別な事はしてないという事でしたが今回拝見した浴室の壁、天井はとても綺麗でした。
2階という事で普段からの湿気も少ないのかもしれません。

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一部だけカビらしい班が見られたのでカビ落としが
可能かどうかテストしています。
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こちらは階段の唐松材弊社はフローリングでロシア唐松を
よく使いますがこちらは岩手の小岩井の唐松で国産材です。
固さもあって板目がはっきりして重厚な材でした。
経年で良い感じに黒光りして落ち着いた色合いになって
います。
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木材にはユックリ育ち固めに形成される冬目と夏に早く育つ比較的柔らかい夏目があります。濃い色合いの部分が冬目
白っぽい部分が夏目です。
摩耗は夏目の方が深くなり、冬目が削れず残るので段差の
ある浮造りに近い状態になります。

白蟻も材の軟硬がわかって食べている訳です。

by tanaka-kinoie | 2020-03-29 17:21 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)