カテゴリ:建築、仕事( 779 )

涼しさの演出

杉並区で木造2階建てのご家族の為のお家が先週の土曜日にお引渡しが終わりました。
エアコンはお客様手配でしたので未設置
完成写真撮影時の窓締め切りでしたが断熱性能が良いのでタオルで汗を拭いながらも何とか普通にいられました。
半日弱の時間でプチ見学会も開かれましたので少しだけ涼しげな演出を致しました。
少しはお客様に涼しさを感じて頂いたと思います。

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地元の篠原商店の江戸風鈴
薄ガラスの音色が吹き抜けを通して
1階にまで届き涼しさを演出出来ました。




ステンレスの小庇に取り付けました。
外壁はそとん壁 スチゴロ仕上げ
















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オリジナルの房州団扇をお配りしました。
手拭から作られているので綿と竹の正真正銘の天然もの
柄が長く浴衣の帯にさせるようになっています。


























by tanaka-kinoie | 2018-07-16 14:58 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

居蔵造り

昨日、一昨日とOMソーラーの経営者会議で小倉まで行ってきました。
総合的に考えて空路よりも新幹線で5時間近くの道のりを選択し豪雨被害のあった岡山から広島も通過しました。
山肌の崩れなど先日の豪雨の爪痕がちらほらと見られましたが車窓からではニュースで見る様な大きな被害まで感じる事はありませんでした。
被害に合われた方にお見舞い申し上げます。

さて今回の会議では建物見学への参加をしなかったのですが、新鮮だったのが東広島の赤瓦の集落です。


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石州瓦に屋根は入母屋
母屋に離れもある立派なお家ばかりでした。












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東広島の西条地区においては
集落が赤瓦で統一されている様は圧巻でした。















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稲穂の緑と石州瓦の赤と白壁のコントラストが
目を惹きます。



by tanaka-kinoie | 2018-07-13 09:42 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

鎖樋ensui

一般的に屋根や庇には雨樋をつけますが雨量の少ない小さな庇や縦樋をつけにくい場所は鎖樋と言われる簡易的な物を使います。
パイプ状では無いので雨水はその鎖を伝わり地面に流れるまで様子を見る事が出来ます。
樹脂や金属製もあり、大きさも様々ですが目立つ場所に設置するので多少の意匠性が必要です。

先日、玄関庇の改修の相談で伺ったお客様にタニタハウジングウェアのensuiへの交換をお奨めしました。
玄関前だけに見栄えはもちろん、以前の物よりも軽やかな印象になったと思います。
御客様にも喜んで頂きました。


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鎖樋の替え品として利用した物だと思いますが元々は
鎖のまんまでした。(笑)

このままでも支障はなかったのですが板金で包んで
刷新する庇には古びた感じになってしまいそう・・・
そんなことで交換をお奨めしました。











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新しい鎖樋

既存のパイプにensuiの径がマッチせず異形
ソケットを使って接続してもらいました。

雨の時には、この円錐上の筒に雨水が伝わっていく
独特の様子が見れます。

タニタハウジングウェアのHPより抜粋
雨がサワサワと軽やかに流れ、雫がキラキラする様子
とあります。
そんな感じなのです。




















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正面の破風板、けらばなどは塗装の劣化でしたが
再塗装よりも板金巻きをお奨めして綺麗に納まりました。















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すっきりと軽やかにおさまったensui
御客様にも喜んで頂けました。

螺旋階段の手摺も隙間が大きくピアノ教室に
通う子供達の安全性を考慮してネットを付けました。













































by tanaka-kinoie | 2018-07-03 11:05 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)

『東船橋の家Ⅱ』10年点検

『東船橋の家Ⅱ』の家の10年点検に伺いました。
この家はお客様のセルフビルド
基本設計はアトリエフルカワの古川さん、弊社は基礎、躯体組み立て、内装下地、階段、造作などを行いました。
お客様も鉄金属に関わるお仕事で屋根や外壁など別手配工事もありましたが瑕疵担保履行法による保険の届けなどもあって
工事区分の責任については契約時に考えて進めました。
今後同様にセルフビルドのお手伝いがあればと思ったのですがそれから10年・・・・一軒もご依頼はありません。(笑)
お客様のセルフビルドではありますが構造体、壁パネル、木製サッシはフォルクスが基本になったBe-h@us



Be-h@usについて
Be-h@usの本が出版された時の著者で開発者である秋山東一さんのコメントから抜粋

自分の家を自分自身で作りたい人、自分の家を人任せにすることなく自分で判断する人、自立した人のための家の作り方、
Be-h@us(ビー・ハウス)です。
Be-h@us は「新しい木の家」です。集成材と呼ばれる工業化された木材を金物で緊結し骨組を作ります。
柱の間に工場で作られた断熱気密に優れたパネルを収めます。
Be-h@us の為に用意された床 Be-floor、窓は木製ペアガラスの Be-windows が用意され、構造的に強く、冬暖かく夏涼しい
家を作ります。
それは誰にでも理解しうる家の作り方なのです






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Be-h@us建物本体の周辺のバルコニーやパーゴラ的な
フレームは弊社でつくりました。




























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屋根は工場などに使われる
折板屋根





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躯体に留められているボルトナットの締め直しも
しました。












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良く見ると
8m以上はある屋根上にまで植物がちらほらと
覗いています。

























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こんな大きな葡萄の房でした。





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バルコニーからも
緑のカーテン
良い日射遮蔽となっています。




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下から見るとこんな感じ
2階以上は結構な量で生い茂っています。







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葡萄の幹は中々の大きさでφ90程度はありましたが
6年程度で苗からここまでになったとお聞きしました。




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ここはBe-h@usのようなシステムだから工務店として逆の事を
やろうと決めて構造体を手刻みにしています。

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当時の手刻みの画像です。
金輪継ぎと言う、強い接合部です。

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メインの引き込みサッシを取るのを忘れてしまいましたが
Be-h@us用のアイランドプロファイル製木製サッシ




















さすがセルフビルドで施工されただけあって多分手入れも豆にされているようです。
思ったよりも木部の劣化がありません。
金属の屋根と外壁は特に問題無し
木製サッシに関しては若干の干割れや、表面劣化が見られるので塗装をした方が良いようです。
土間もあり、空間も大きく抜けていますが断熱性も良く、お客様お手製の蓄熱暖房機があるので冬も家全体が温かいそうです。





by tanaka-kinoie | 2018-06-30 21:26 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

ブラックチェリー仕上げ加工

先日弊社の下小屋で選んで頂いた『町屋の家』の材料を加工しました。
事務所にいても木を削る、小気味いい音が聞こえていました。
都内では珍しいと言われる下小屋があり、ファクトリー型工務店と言われますが材料のストックを持ち、それを加工出来る
場所がある、加工したものを確認できると言うのはアドバンテージだとつくづく感じます。
いつものことながら荒木の板材を加工して表面の杢目が現われてくるとドキドキします。
綺麗な目が現われる良い事だけでは無く、虫食い穴や入皮などの欠損や割れなどがあって補修を要するものなども出てきます。
今回も材料の良し悪しがありましたがメインである玄関式台のブラックチェリーは思った以上に綺麗な杢目が現われて綺麗に仕上がってホッとしました。


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左の材料が荒材のブラックチェリー
仕上げ加工をする前の状態です。

右は框に使うアサダ

どちらも赤身の桜系の材料です。













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自動仕上げ機
裏表をおおよそ平らにする為の加工をしています。














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『町屋の家』の加工済み
造作、家具材料です。

左がブラックチェリーの板
荒木の状態を削って表面を綺麗に出した状態です。
こちらは木表側

概ね綺麗ですが右側に白太が少しあります。























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こちらは木裏
表面は殆ど赤身だけ見えて綺麗です。
側面には白太が少し出てきますが木裏の方が
抜群に綺麗なのでこちらを表に出して使います。



ブラックチェリーによく見られるガムポケットと言われる
黒い斑点や筋状の模様が全くない綺麗な木目が現われています。
















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こちらは框に使うアサダです。
かなりの硬さに重量ですがブラックチェリーの式台と
相性が良いと思います。













by tanaka-kinoie | 2018-06-29 07:41 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『町屋の家』進行中 7月7日土構造見学会開催

町屋にて建築中の木造3階建て間口は6m少々で奥行きは15m足らず 建築する建物が北東側に隣接するご実家の採光を妨げないようにご実家側にライトコートを設けています。
ライトコートをつくることで中心がえぐられてしまった建物は1つの建物として構造計算をするには無理があります。
建物を2つに分けてそれぞれで検討する方法(分割検討)がとられています。
また車庫が前面にあり開口が大きい事もあって構造壁がダブルとなる高強度の耐力壁を設けています。

『町屋の家』の現場ブログが今までの工程がご覧いただけます。


この現場で7月7日(土)に構造見学会を開催します。(予約制)

c0019551_08373601.jpg2階のライトコートを望む
3階は大きなライトコートで2階は半分が
バルコニーです。


























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北東側にあるライトコート
採光通風と3方向にもたらしご実家にもなるべく
陰をつくらない配慮です。


















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右手がお客様のご実家です。
このライトコートにより大きく陰にならずに
採光が得らると思います。


















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土台敷き時点での写真です。

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奥行きに連続した構造壁が設けられないので
構造用のW壁を設けています。
基礎の厚みはもちろん、土台もWです。






















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こちらも同じダブル壁です。
隣り合わせに並行して土台が敷き込んであります。













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ダブル壁の部分は筋違もたすき掛けのダブルです。























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車庫内は高強度の構造壁です。
柱と筋違もWです。





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by tanaka-kinoie | 2018-06-26 08:41 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

「ガレージのある家」定期点検

建築後10年を迎えた「ガレージのある家の定期点検に伺いました。
近辺ではとても恵まれた敷地で2階建ての比較的余裕のあるプランです。
南側目の前のビルからの影響で少ない採光を補う為にキャットウォーク付きのハイサイド掃出し窓を設けています。
車庫も明るくする為に工夫してガラス天窓を設けましたがディテールの甘さからは雨漏りをしていました。
そ例外は殆ど問題も無く、OMの排気風量の調整を行って終了しました。



樹木も生い茂り10年を感じさせます。
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敷地の狭い建築が多いので弊社でも珍しいガレージのある家
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ちょっと改修が必要なガレージの上の天窓
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見た目の美しさも検討したので今もとてもすっきり納まってはいます。
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OMの現場集熱ガラスを利用していますのですっきり納まっています。
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屋根にあがればスカイツリーが遠望できます。
屋根にあがるとたいていスカイツリーを探してしまうのです・・・(笑)
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OM現場集熱ガラスの点検
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OMソーラーの排気の風量不足でお湯採りコイルの表面をを掃除しました。
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by tanaka-kinoie | 2018-06-14 09:59 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

天沼の改修工事

杉並でおこなっていました改修工事のお引渡しが終わりました。
接道の関係で建て替えができない築50年を超える住宅です。
今回の工事では屋根や外壁はいじらず内部を中心に手を入れました。
水回りは以前の方が改修された浴室を使い、トイレや洗面を新規
採光が取れない1階への造作工事に耐震工事や断熱工事、内窓など性能向上的な部分を弊社で行いました。
1階の床貼りや壁の漆喰の仕上げ、塗装工事はお客様が行うハーフビルド的な工事です。

時系列に写真を並べてみました。

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by tanaka-kinoie | 2018-05-30 18:19 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

偽物の技術と本物志向

写真の転写などプリントの技術で、より本物に近い見た目を実現することが可能となりました。
我々プロが見ても遠目には樹脂やビニールとわからない建築建材が蔓延っています。
何を今更と言われそうですが数年前までは明らかにプリントだとわかった物が最近では目の前で見てもわからず、触らないと判断出来ないほど精密になっています。
また今までになかった高級材にもそんなものが登場して先日はびっくりました。

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こちらは古いホテルの小さな踏込み
框はオニグルミで本物、無垢材でした。
床はブラックチェリー
中々良い材料かと思いきや、そんな高級材が
使われるような部屋ではありません。
パッと見では気付きませんがビニールのクッションフロアーのブラックチェリー柄
こんな高級材を対象にした物があるのを知りませんでした。
見た目は別に悪くはありませんでした・・・・・






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ブラックチェリーらしい良い杢目です。
良材の写真を撮ってどんな方法かはわかりませんが
転写してるのでしょうね。
もしこれが本物であれば3万円/坪以上はするでしょうね。
使ったことも無いし、一度くらいしか見たことがありません。(笑)
弊社で標準的に使う無垢フローリングは高級品でも2万円は
いきませんので本物はかなりの高級材です。
















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こちらは玄関扉ドアです。
ここは準防火地域
機能上で木製引き戸の防火戸は無いのでアルミの防火戸
を使いましたがこれも見事なブラックチェリー柄でした。
お客様の選択は決して悪くないのですがこんな時は潔く
カラーアルミのステンカラーをお奨めしたりしています。

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こちらは弊社で使っている桧板の木製引き戸
防火規制の掛からない場所などで使っています。
アルミに比べれば数割高いですが見た目はもちろん
断熱性能にも優れています。

玄関ドアは家の顔
それだけで家としてに風格もあがりますし無機質な
ガルバリウム鋼板であればこの木の雰囲気がぐっと
映えてみえます。


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防火制限によっては使えない場所もありますが
ドアに関しては防火ドアもあります。
出来る限り木製扉をお奨めしています。
なるべく雨に濡れない配慮は必要ですが昨今は耐久性も重んじて
作られています。
昔の扉のように腐って朽ちる事も無いと思います。

























by tanaka-kinoie | 2018-05-29 16:15 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

田中工務店材木市

今年で3回目になる田中工務店ミニ材木市大阪の材木屋『橘商店』さんが東京での会合に無理を言って材料積んで来てもらっています。
大阪から十数時間掛けて弊社に早朝着、不眠不休で2t車を運転して来てくれました。


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こんな感じで様々な材料が積まれています。
栗、楢、花梨、欅、洋桜、ウォールなっとなどなど樹種も、大きさも様々です。
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早々に材料を並べてくれています。
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栗が得意な橘商店
良質な栗材が揃っています。
この画像ではわかりませんが目の詰まった建具用の柾目材も揃っています。
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洋桜の共材
綺麗な材料でした。
これは接いでテーブルにしたらかなり良い物が出来そうですが最近は材料の買い付けが多いのでぐっと我慢でした。
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名栗の六角の小柱の見本
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一本突きの名栗の見本
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突板を重ねて手間を掛けて作られるネックホルダーと銘木ボールペン
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今年は工務店、設計事務所など多くの方にご参加を頂きました。
弊社の買い控えもあって市では半分程度しか売れませんでしたが
もし来年も機会があったら売り切れるように頑張りたいと思います。



by tanaka-kinoie | 2018-05-18 08:19 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)