カテゴリ:建築、仕事( 758 )

どこから来た材料なの?

どこから来た材料なの? それってどこが良いの?
こんな質問をお客様から良く受けます。
最近、食品、食材に関しては天然、養殖、生産方法、産地表示など食品衛生法により厳しくなっています。
これらと比べるのは無理がありますがそんな点で建築は遅れている気がします。
シックハウス対策により一般建材類の化学物質含有量などの規制はありますが無垢材や構造材の産地、性能表示などは浸透していません。
ユーザーは工務店が出所のわかった、良材を使っていると考えていますが実際は材木屋任せであったりします。
また全ての方ではありませんがブランド意識が強い日本人の習性も良くありません。
秋田杉、青森ひば、吉野杉、木曽ヒノキなど良材は有名ですが、他にも沢山の良材はあります。
その上、どんな良材であっても乾燥、加工、組み方、部位の適材適所な使用、施工方法によらなければ何の意味もありません。
これって料理と同じで素材を生かす殺すも料理人(産地、製材、乾燥、大工、工務店、etc)次第なのです。
私も含め仲間の工務店の多くは出所のわかった、品質管理された良材(素材)を生かした住宅造りに取り組んでいます。



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構造材(杉、ひのき)でお世話になっている和歌山の山長商店
山林を所有し伐採、製材、乾燥、強度測定、加工と一貫して行い品質管理の行き届いた産地直送の材料が弊社に届きます。






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c0019551_1226561.jpg先日の出張でおじゃました安成グループ ㈱エコビルドのプレカット工場
先日の記事で紹介したセルロース製造工場と同じ『そーれきくがわ』の施設内の業務の一つです。
全自動コンピューターの制御のラインが一般的な今、効率よりも化粧構造材の向き、場所にこだわりを持って半自動で手加工的な部分も残した手法を取っています。
当然の事、構造材現しの家造りにこだわっています。
ここでびっくりした事はトレーサビリティー(木材の生産履歴表示)を行なっている事です。ここまだやっている所は世界的に見てもここだけではないでしょうか?
一山、一山の構造材の前には木の履歴(植林時期、産地、伐採時期、入荷時期、品質表示)と伐採、製材担当者の履歴まで表示されています。
生産地と連帯を深め、地域材の利用により山の手入れが行なえる事で環境への配慮も可能な事を伝えており、躯体(構造)の一貫施工でもある為に躯体性能も1社で保証可能で責任を明確にしています。

ここまでは試みはとっても無理ですが健康で安全な住まい造りの思いは全く同じだと思います。



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by tanaka-kinoie | 2005-05-26 20:30 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(7)

防火地域と木造

塗ったら感じがわかり易く画像加えました。

現在建築中の小岩の家は防火地域にあります。
プロの方はご存知だと思いますが防火地域は木造では2階以下で100㎡以内の制限があり準耐火構造も義務付けられます。
内部はもちろん、外部の木の現しなども原則無理なのですが何とか工夫をしたい所です。
その一つは玄関扉です。
防火戸の制限がありアルミやスチールになりがちですが良い感じの木製防火戸を見つけたのでそれを使用しました。
(北欧の防火戸も種類はあるのですがどうもあのメルヘンチックな感じが好きではありません)


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塗装はこれからですが米松の無垢羽目板貼りです。
完全フルオーダーなので大きさは自由で、多少のデザイン変更も可能です。
ドイツ製のプロファイルシリンダーは防犯性能も最高クラスでデットボルトが同時に3ヶ所出ます。
頑丈さも半端ではありません。



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塗装したら、随分感じがかわりました。
ディンプルキーは見た事の無い複雑な形状です。
by tanaka-kinoie | 2005-05-26 16:39 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(12)

エコロジーと断熱

先日の下関出張での『そーれきくがわ』の見学です。
ここは化粧構造材のプレカット工場と屋根パネル、セルロースファイバー(デコス)の工場、他から成り立っています。
まずはセルロースファイバー断熱材の生産工場です。
ここのテーマは『循環+地域』

セルロースは主に新聞紙の再生からなる断熱材です。
(高断熱、調湿、防音と三拍子揃っている材料)
NPO法人『e小日本きくがわ』が地元菊川町の自治体(PTA、自治会、老人会)から新聞紙を回収しています。
その新聞紙回収の見返りに地域通貨のエコロを発行します。
エコロは町内での買い物、各種施設、サービスとして利用する事が出来て各団体の活動費となります。
1件の家の4.5年程度の新聞紙回収で平均的な家、1軒の断熱材になるそうです。
安成工務店の素晴らしい地域循環システムです。




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地域貨幣エコロは杉の木で出来ています。
1000エコロがどれぐらいの価値があるのかは聞き忘れました。



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by tanaka-kinoie | 2005-05-24 13:24 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(8)

カラマツ階段

出張中にカラマツ材の階段が出来ていました。
養生中で写真は取れませんのでしたが出張前の蹴込みラーチまでの雰囲気です。

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無垢のカラマツとラーチ合板のマッチングは良いと思うのですがいかがでしょうか?



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by tanaka-kinoie | 2005-05-19 08:27 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(14)

カラマツ材2

先週は超多忙な日々で気になりながらも更新ままならず!
せっかくの100記事数で勢い付いていこうと思ったのに・・・・・
その上、今週は下関へ出張なのです。

さて今日は日曜で現場は休み(当然私は仕事)なのですが、まじめな大工が一人こつこつと階段の組み立て中でした。
集中してやる為に邪魔されない一人が良いらしいのです。
江戸川ソーラーキャットと同じ様な階段です。
原寸のカットが終わって踏み板の取り付け中でした。

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型板ベニヤとカラマツ踏み板

こんな風に原寸型板より材料をカットしていきます。
廻り階段の信州カラマツ材です。
節もあったのですが無地だけでうまく木取れたようです。




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取り付けるとこんな感じです。
廻り部分が終われば後は早い、出張から帰ったら階段は終わっているはず。




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初めてですが今回は蹴込み板にラーチ合板を使います。
同じ系統の材料なので多分綺麗に見えるはずです。



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by tanaka-kinoie | 2005-05-15 20:43 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(12)

カラマツ材

現在建築中の江戸川の住宅では唐松(ラーチ)を床、階段に使っています。
唐松=ラーチですが国産を唐松、ロシア、中国、北欧の大径木をラーチと一般的には呼んでいるようです。
1階は温水床暖房対応の為にラーチ三層構造のアドモント・ナチュラルフロアーを使用しています。
(オーストリア製で働き158ミリと幅広ですが膨張、収縮に優れた使い易い材料です)
2階は幅広のラーチ床材にしました。
(国産の唐松の場合はあまり幅広には取れないようです。)
ほど良い硬さで源平(赤、白)も目立たない使い易い材料です。

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色目、板目が綺麗な幅広のラーチ床材


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階段材(踏み板)です。
信州産の唐松を接ぎ加工共に細田材木店にオーダーしました。
(狂いを考慮してわざと細かく接いでいます)
国産の唐松の方が優しい板目です。
細田さんは主に西川材を扱いプレカット工場、OM乾燥庫もお持ちのちょっと異色の材木屋さん!
珍しい材料も取り揃えているのでいざと言う時に頼りになります。




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木裏で撮ってしまったけど玄関框です。
この小岩井産の唐松は板目が綺麗で見た目では唐松とはわかりません。
松材には多い脂つぼです、部分的に脂があり多少の注意が必要です。



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by tanaka-kinoie | 2005-05-08 19:21 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(6)

上棟してました!

最近はちょっと仕事の記事がありませんでしたが、ここで以前から紹介している公園、動物園に隣接している住宅の様子です。
上棟は先月でしたが、ちょっと報告遅くなりました。


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シート、足場により四角さが強調されているので、さながら箱の家と言う感じです。
伊礼さんいわく(金属の外壁の時はかっちりした、凛としたまとめかたでないと)の感じが楽しみ。
今回のガルバリム鋼板はirei_blogにある今までの色と違うような・・・・・




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デッキの目の前には、こんな緑が広がります。
なんと言っても公園の入口にある抜群の環境ですから!

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連休で隣接する公園の池の廻りは家族連れで賑わっていました。
つつじも満開です。



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by tanaka-kinoie | 2005-05-06 20:48 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(11)

ちょっと上野へ2

国立西洋美術館の前庭彫刻はオーギュスト・ロダンの『考える人』、『地獄の門』、他など数点、『弓を引くヘラクレス』ありますが大型の『地獄の門』は免震工事がなされています。
地震では人名を守る事が最優先ですが遺産、文化財を守る試みも数年前から始まっています。


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建築家ル・コルビュジエ 設計の本館

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ロダンの『地獄の門』 前庭展示では最大の物です。
5.4mの高さ、幅は3.9m、厚み1m、7tの重量ですので倒れたら大変な事になりますので
免震は見学者を守る事にもなります。

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やっぱり上野と言えば西郷さんです。
この像は、もちろん免震ではありません。
(先日TVのアド街で西郷さんの顔は写真が無く想像で造ったとの事
もっと細面の顔かもしれないそうです)



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by tanaka-kinoie | 2005-05-01 13:00 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(8)

ちょっと上野へ1

近いけど意外と行かないのが上野です。
先週、上野で用事を済ませると、ちょっとした時間が出来たので国立博物館で開催中の『ベルリンの至宝展』に行って来ました。
敷地内に入ると新生MoMAの設計でも話題の谷口吉生さんの法隆寺宝物館が視線に入ってしまい、まずはそちらからの見学となりました。


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谷口さんらしい、水平、垂直ラインですがフレームが細く、シャープで端正な外観。
水面を挟んで新緑が鮮やかでした。


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肝心の『ベルリンの至宝展』は4時半にぎりぎりの入場となり駆け足で見学。
特別な目当てはありませんでしたが人だかりの前には名作あり。
有名なボッティチェリの『ビィーナス』やマネ、レンブラントの前は混雑していました。
ヘッドホンをしている人が結構多くて何だろうと思っていたら有料(500円)の音声ガイド
小中学生のガイドは女優の鶴田真由さんだそうです。

上野公園周辺は桜が終わり少し静かなこの時期は散策に最適です。
とても1日では廻りきれません。



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by tanaka-kinoie | 2005-04-30 22:02 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(9)

快適性、安全性

住宅の快適性を左右する物に断熱があります。
外貼り断熱、充填断熱と大きく2つに分かれますが断熱材の比重や性能も多種、多様になっています。
弊社でお奨めしている断熱方法はセルロースファイバーによる吹き込み充填断熱です。
古紙のリサイクル品に難燃、防虫処理したセルロースファイバーを壁の隙間に吹き込んでいきます。
断熱効果の他に防音、防虫、調湿、火災時の延焼の抑止などの効果もあります。
材料の、安全性も立証されています。

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断熱材吹き込み前


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吹き込み前の下貼りシート


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シートに穴を開けてセルロースファイバー吹き込みます。
右の釜より材料を入れ圧力を掛けてホースで送り込んでいます。

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比重が60kg/m3ですのでシートはパンパンになっており隙間無く充填されています。



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by tanaka-kinoie | 2005-04-05 20:40 | 建築、仕事 | Trackback(1) | Comments(7)