人気ブログランキング |

SUZUKI蕎麦屋上棟

会社前の寿々木蕎麦屋の新店舗が上棟しました。

敷地が台形なので建物もそれに合わせたプランとしています。
その分、屋根の構造(小屋組)は工場での加工(プレカット)では対応が出来ず、久しぶりの手加工(手刻み)となりました。
登梁と斜め桁との接点の仕口が14ヶ所
プレカット部分が大半ですが小屋組は材料だけを会社下の加工場で事前に入れて墨付け刻みを行いました。
弊社のように加工場が無い工務店が大半ですしプレカットの技術も進歩して大抵の事が可能となっていますが人の手でないと
出来ないこともあります。
それが出来る技術のない所は今回の平面計画さえ成り立ちません。
人(大工等)の技術がある前提こその設計であると思います。

SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13553643.jpg


手刻みのアドバイスをベテランのW大工に相談するT大工

わかっていてもソーシャルディスタンス保ち難い状態
マスクはもちろんアルコール消毒液を用意して慎重に
短時間で
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_14444149.jpg



形状は台形型の上登り貼りが14本あります。
水下の軒桁は水平ですが水上の桁は斜めなのでそこが
手加工です。
長さも違い、角度も複雑で慎重に行ってます。
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13553210.jpg




原寸のモデルをつくり合わせています。
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13562134.jpg


手刻み風景20年程前は普通に行っていたのですが現在は加工場所が無い事と効率、運搬を重んじて工場でのプレカットが主です。
以前は大工は造作だけでなく、構造体の刻みも行っていましたがここが大工らしい加工の風景です。
どぶとか大入れとか言いますがこの溝に登り梁が掛かります。斜めに加工されています。
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13562405.jpg



手起こしと言われるクレーン車を使わないで人力だけで
行いました。
力のいる作業ですが反って効率が良くスピーディに
作業が出来ます、

SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13562620.jpg



登り梁が規則的に並ぶ様子がダイナミックです。





SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13563099.jpg



乾燥木材とはいえ梁も長さによっては50キロ以上にはなりますので手で揚げるのは中々大変です。





SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13584481.jpg





綺麗に登梁が並んできました。

SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13584721.jpg




軒先の端部はこんな感じで納まります。
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13585048.jpg
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13585288.jpg



接合部は隙間なく、綺麗に収まっています。

SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13585819.jpg

小屋組み完成で上棟
SUZUKI蕎麦屋上棟_c0019551_13590015.jpg





登り梁を24㎜の構造用厚合板で繋ぎ留めて水平後面を
保ち大きな地震力に対抗します。

# by tanaka-kinoie | 2020-04-26 13:54 | 地鎮祭、上棟 | Trackback | Comments(0)

テーブルのお色直しと長さ詰め

脚の脱着も可能で現在と同じ方法で製作されています。
900×1800と大きめで家族5人で食事を囲むこともできる大きさ
Jパネルの3層が見えないようにと小口(短手端部)と木端(側面)の桧を取り付けており中々手間の掛かる丁寧な
仕事をしています。
塗膜を作らないオイル塗装なので汚れが目立っていますがJパネルは無垢材と同じなので削ることが可能です。
表面の化粧直しもありましたが主なご要望はテーブルの長さを少し小さくすると言う事でした。

テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19391880.jpg



テーブルの表面はこんな感じでした。
落ち難いシミや汚れなどもありますがそれも
15年の味わいですし機能上は問題ありません。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19392365.jpg




カットした部分長さを200㎜程度詰めました。

テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19392570.jpg




脚金物の取り付けは手間の掛かる面倒な作業ですが
脚を強固に取り付ける為に必要です。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_08175621.jpg





Jパネルの小口に桧の角材を取り付けます。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19392821.jpg



接着するまでの間
旗金で締め付けて圧着します。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19393210.jpg




むくり凸があるので側を鉋で削って平らに
しています。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19393684.jpg



サンダー掛け表面塗装を剥がしながら綺麗な桧の地を
出しています。
桧の香りもしてきます。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19393839.jpg




凹凸が無くなり綺麗に研磨出来ました。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19394159.jpg



脚も全て研磨して綺麗になりました。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19394370.jpg



オスモフロアークリアの塗装を2回施して表面を磨いています。
テーブルのお色直しと長さ詰め_c0019551_19394507.jpg



綺麗に仕上がり、お客様にも喜んで頂けました。
突板(貼り物)の家具と違い、無垢材の家具は
半永久的に手入れをして使う事が可能です。

オイル塗装ですと
時間は少し要しますがサンドペーパーで削り落として
ご自分で再塗装を施し化粧直し的なお手入れも可能です。

# by tanaka-kinoie | 2020-04-22 19:40 | 家具 | Trackback | Comments(0)

ZOOMによる打ち合わせ

新型コロナウィルスの影響で見学会や住まい教室などのイベントは中止
お客様との対面での打ち合わせも無くなっています。
何度かお会いしている方、既に設計業務に掛かっている方は電話やPCを通じでやり取りが出来ていますが、
まだお問い合わせの段階で一度もお会いしていない方への初回面談の対応には苦慮していました。

初めてとはいえ概ね、お客様と意思の疎通もとれて面談とも大きく変わらず打ち合わせが出来ました。

ZOOMによる打ち合わせ_c0019551_07492619.png


これは業界仲間内の会議
建築建材の製造者
島根と香川の工務店
設計事務所
5人で意見交換をしながらお酒を飲むという
ZOOM飲み会です。

家のみで安全だし、少々飲み過ぎても自宅で
すので問題ありません。












ZOOMによる打ち合わせ_c0019551_07493020.jpg









知人のレストランがテイクアウトを始めたので
お願いをしたら洒落た感じのお料理でした。











ZOOMによる打ち合わせ_c0019551_07493321.jpg













こちらはプランを進めているお客様と設計スタッフの
打ち合わせ

見積りも図面もディスプレイ上で共有出来ますし
書き込み可能なので対面とあまり変わらずの打ち合わせが
可能です。
一度もお会いしないでプランに取り掛かるようなことは
難しいと思いますが対面が難しい今、時間的な制約がある
方は少しでも家づくりの方向性を決めておきたいところ
だと思います。

コロナの終息がまだまだ見えない今
操作は簡単ですのでオンラインミーティングをお勧めします。


# by tanaka-kinoie | 2020-04-22 07:49 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

船橋屋さんの藤棚

残念ながら亀戸天神の藤まつりは今年は中止となりましたがたまたま通り掛かった船橋屋さんの藤棚をめでることが出来ました。
好天の土曜日
綺麗な写真が撮れましたが通常であればお店の外までに行列が出来ているはずです・・・・・

きちんと手入れをされた藤棚
花の綺麗さだけではなく暖簾まで丁寧にお客様を迎え入れる姿勢があらわれています。

船橋屋さんの藤棚_c0019551_18344584.jpg





















船橋屋さんの藤棚_c0019551_18344713.jpg

# by tanaka-kinoie | 2020-04-21 18:36 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

都心部での駐車料金

現場下見や打ち合わせは都内であればたいてい電車で行きます。
渋滞も無いし、無駄な時間なしに効率よく動けます。
とはいえ昨今の新型肺炎の件で公共交通機関の利用は避けたいところ・・・・
都心部の打ち合わせとは言え今回は車で伺いました。
首都高速は空いていて予定より30分早く着いてしまったのですが最近は駐車場も空きが少ないと聞いて、駐車し易いコインパーキングにさっさと停めて付近の散策をと呑気に構えていました。
近くに神社を見つけたので高台に続く参道にあがりここでの仕事にご縁があるようにお願いをしてきました。

都心部での駐車料金_c0019551_14521001.jpg



参拝も終わって車まで戻ると職人さんらしきが駐車案内のこの看板を
見てましたがすぐに立ち去っていきました。
よくよく見ると
気付きました。

15分300円 2時間停めたら2400円
料金打ち止めの無い怖い駐車場だったのです・・・・(笑)
とは言え 既に20分経過で600円
近くに打ち止め1,600円を見つけて
車を移動
何とか2,200円で済みましたがまともに
停めたら3,000円超えていました。
都心部は恐ろしいですね。

工事の時に敷地内に駐車場確保はせいぜい1台程度です。
見積もり内に駐車料金も計上させて頂くことが殆どです。






都心部での駐車料金_c0019551_14521359.jpg





都心部の駅近の好立地にある神社です。
現場下見の時には地元の氏神様を見つけると
たいてい仕事へのお願いをしてきます。

さてさてご利益があると良いのですが

# by tanaka-kinoie | 2020-04-15 14:16 | 自分の思い | Trackback | Comments(0)

SUZUKI(寿々木)そば屋新店舗工事

だいぶ工事は進み、基礎工事の立ち上がりコンクリートの打設工事行いました。
これから養生期間をおいて脱型をして4月末の上棟作業の準備をしていきます。

SUZUKI(寿々木)そば屋新店舗工事_c0019551_09094847.jpg




事務所の2階から目の前なので管理が
とても楽です。(笑)

SUZUKI(寿々木)そば屋新店舗工事_c0019551_09091160.jpg




事務所の屋上から
桜もだいぶ散って葉がみるみる大きくなってきました。
桜餅にも使われる大島桜ですので葉っぱかなり大きくなります。

SUZUKI(寿々木)そば屋新店舗工事_c0019551_09090847.jpg


































窓から桜越しに見るとこんな感じです。こなら、クヌギなどの新芽もどんどん増えています。
こんな時期ですが樹々達は気候を感じ好き勝手に伸びていきます。
特に今年は例年より桜の花が多く、暗い世相を華やかにしてくれています。

もう少しするとサクランボもなり、

# by tanaka-kinoie | 2020-04-13 09:10 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

電気スイッチプレートの種類

電気のコンセント、スイッチプレートにも様々な物があります。
最近はお客様からこんなものが使いたいとの要望もあります。
大きさはほぼ同じですが色、厚み、素材、形やデザインなど多種にわたりあるので先日電気屋さんがわざわざプレート一覧の板を作って持ってきてくれました。
他にもデザイン的に人気のある神保電機とかの物もありますが中々価格が高くて採用したことが殆どありません。

電気スイッチプレートの種類_c0019551_14412541.jpg


電気スイッチプレートの種類_c0019551_17392966.jpg
これで全てではありませんが主に流通している
物です。
価格差もありますので一部だけをスタイリッシュな物に
する事も可能です。
















まずはアメリカンのタイプクラシックという感じで
しょうか
左はアメリカのクーパー社
右はパナソニック
両社ともにマイナスビスを使っています。

電気スイッチプレートの種類_c0019551_17393318.jpg









































コスモシリーズ視覚的にも動作し易い
ユニバーサルデザインスクエアタイプとラウンドタイプが
あります。
比較的人気が高くよく使います。





電気スイッチプレートの種類_c0019551_17401509.jpg




新金プレートと呼ばれる昔からあり設計事務所の
指定は殆どこれでした。
今は厚みとシャープさを出した新金属プレートⅡと
なりました。
























電気スイッチプレートの種類_c0019551_17404147.jpg













アドバンスシリーズ
薄くエッジもテーパーがあるので樹脂ながら
シャープですっきり見えます。


























電気スイッチプレートの種類_c0019551_17410295.jpg























これが一番一般的なフルカラーと言われる物です。
一番流通しているものです。




# by tanaka-kinoie | 2020-04-09 14:41 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

事務所改装工事 セルロース吹き込み

事務所の改装工事も本棚などの家具工事が終わり大よその目安が立ってきました。
働く環境を良くしようとの試みながら建物の箱の中での改装に留まり出来ることは限られます。
当初は予定していなった断熱工事ですが弊社は1階が駐車場です。
鉄骨のスラブデッキ板下にウレタン断熱材を密着してありますが当時は知識不足もあって通気との関係が良くなかったと思われます。
どこかで断熱欠損しているようです。
そんなことで足元が冷えるとの社員の声もあって床を壊さず元々の床上にネオマフォームをに敷き込んでまずは床の断熱強化を行いました。
壁はいじりませんでしたがもう一つの問題は夏の天井からの暑さ
このスペースの上は屋上で夏の日射熱の暑さが冷房にも相当の付加を与えていると思います。
建築当時は屋上(事務所天井内)の根太間にスタイロフォームを挟んでグラスウールを敷き込みましたが当時なりの
感覚であり全く十分ではありません。

事務所改装工事 セルロース吹き込み_c0019551_17003659.jpg




既存埋込み照明の開口部を利用してセルローズを奥から高密度に充填しています。

10㎝程度のホースを使ってセルローズファイバーを圧送して天井裏に隙間なく充填していきます。
事務所改装工事 セルロース吹き込み_c0019551_17004668.jpg
事務所改装工事 セルロース吹き込み_c0019551_17004847.jpg




既存照明の開口部に空気の通るシートを張り吹き込んだセルローズの漏れを防ぎます。
事務所改装工事 セルロース吹き込み_c0019551_17005018.jpg



セルローズを圧送する為の車載ポンプから
のホースを2階窓から入れています。
事務所改装工事 セルロース吹き込み_c0019551_17005290.jpg



比重は70㎏/m3近くになると言われていますので夏の日射熱に対する効果は高いと思います。
快適性はもちろん、冷房の付加も減るので実際はの効果はまた夏にレポート出来ると思います。



# by tanaka-kinoie | 2020-04-05 16:59 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

都電の線路

2月ごろになりますがお茶の水橋の舗装の下に都電の線路が埋まっていると少し話題になりました。
普通ならあまり興味を示す話題ではありませんが30数年前舗装会社に勤めた時の事を思い出して懐かしく思いました。

25歳ぐらいの頃で比較的大きな現場を任されて夜間工事の監督をしていました。
四谷見附から市谷方面に向けての外堀通りで道路アスファルトの凸凹削る作業(舗装切削工事)を行っていた時に固いものにあたって削れないと切削機械のオペレーターから報告がありました。
それが都電の線路とその周辺に敷き詰められていた御影石だったのです。

想定外の事でしたがそれらが延長して埋まっていることや簡単には撤去出来ない事を線路レール上まで削り、翌日都の土木事務所に支持を仰ぐこととしてその日の作業を終えました。
結局撤去することは難しいとの判断からその上にアスファルト舗装を被せてなにもなかったように平滑な道路となり無事工事も完了しました。
お茶の水橋のニュースはそんな記憶をよみがえらせてくれました。
ちなみに自分が掘り起こした四谷駅の都電は1970年午前に廃線となったようです。


都電の線路_c0019551_18020795.jpg





これが思いで深い四谷駅前の現在の状況です。
お堀側はほとんど変わっていませんが
反対側は近代的なビルが完成しています。






都電の線路_c0019551_18021085.jpg



そんなことでよく通るお茶の水橋ですが
懐かしさもあって目の前まで行ってみました。


都電の線路_c0019551_18021313.jpg



真っ直ぐなのは線路のレールです。
レールの外側と間には御影石が敷き詰め
られています。
30数年前の記憶が蘇ってきました。














都電の線路_c0019551_18021721.jpg



話題になったせいなのか警備員が立ち止まることを許さず、歩きながらの写真です。
それでも何とかレールの断面が撮れました。

他にも埋まっているところがまだまだあるようですし、御影石の敷石は四谷の荒木町などで
使われているところもあるようです。

あの頃は道路会社で一生働くのかと思っていました理由は色々ありますが建築屋に
転職して良かったと思います。

# by tanaka-kinoie | 2020-04-02 17:58 | 家具 | Trackback | Comments(0)

数寄屋門

地元近辺ではほとんど見かけない数寄屋門
ちょっとした工事があり久しぶりに伺ってきました。
建築人生でただ一度だけ25年前に設計施工した地元の数寄屋門です。
中々こんな仕事も無いかもしれません。
亡き父とベテラン大工からのアドバイスをもらいながらもとになるスケッチをおこして、現場で職人と相談しながら作りあげました。
お客様からは大袈裟にならないようにコンパクトですっきりした上品な門を作ってといわれ、何とかそれに近いものが出来たと思っています。
大工、板金屋、瓦屋、建具屋、材木屋、左官屋、鳶等々小さな門ながら技術経験のある良い職方の力があったからこそ可能となった思いで深い仕事です。
再開発で道路拡張となり5年ほど前に一部建物も壊して増築を行いました。
門も掘り起こして移設しましたが根腐れも無く元の通りに設置出来ました。



数寄屋門_c0019551_09185493.jpg


数寄屋門_c0019551_10015832.jpg



今の職方でも可能な技術だと思いますが
当時の大工はもちろんのこと
板金屋も良い仕事しています。

# by tanaka-kinoie | 2020-04-01 06:27 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)