5年定期点検

『小松川の家』の5年目の定期点検に同行しました。
環境の良いところで緑道に面したリビングからは青々とした木々の借景が望めます。



3階となると屋根に上がるのは少し怖いのですがここは勾配も緩く比較的屋根に上がりやすい条件でしたので思い切ってあがってみました。
ガルバリウム鋼板の瓦棒屋根の状態は良好でした。
スカイツリーが緑道越に望めます。
写真はありませんが床下の点検も防蟻保証の5年点検時期
床下も良好な状態でした。

c0019551_20503675.jpg


























2階ベランダからも全面緑道が望めます。
その為に腰壁の一部をワイヤー手摺にしています。
c0019551_20503878.jpg











































溶融亜鉛メッキの手摺は結構長持ちしますが入隅部など鍍金の付着が甘い部分がたまにあります。
こんな時は常温亜鉛鍍金でのローバルを塗布すれば安心です。
鍍金処理をした鉄部のある家は定期点検時に持参します。
c0019551_20504039.jpg












































奥様の親戚関係から支給材として納入された超最高級木材の御蔵島の桑材です。
階段用に弊社で加工して使いました。
つげと並ぶ御蔵産の良材です。
黄金色の桑など言われますがつるつるで輝いていました。
c0019551_20504210.jpg




こういった材の経年変化を見るのも点検時の楽しみです。







































木目を見ただけですぐに暴れやすい木だとわかりましたが案の定
接いだ部分に数ミリの隙間が空いていました。
仕方が無い事なのですが近日中に補修予定です。
c0019551_20504435.jpg




冷暖房による温湿度の変化もあり材によっては仕方の
無いヒビや割れもあります。
割れたからと言ってやみくもに補修することはしません。
定期点検時には補修が必要か否かの判断もします。




# by tanaka-kinoie | 2018-05-03 21:03 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

銀座中央通りの街路樹がカツラに

娘が出掛けて久しぶりに妻と食事して銀ブラ
中央通りの街路樹の植え替えをしている事を知りました。

c0019551_16554561.jpg



そういえば今までって何の樹だったが思い出せない・・・
調べてみると中低木のイチイだそう
ずいぶん存在感の無い機が植えられていたんですね。
円錐形はクリスマス時期のネオンの飾りには合いそうなですが印象に薄い樹でした。














c0019551_16554939.jpg




新しい街路樹は高木のカツラ
かなり大きくなる樹ですのでオリンピックまでには5mをはるかに超えてしまうでしょうね。
透過性のある葉っぱなので青さが鮮やか
ハート形の葉も可愛いです。
住宅レベルで植えると大木になり過ぎることがあって土地が大きい方以外にはお奨めしません。



























c0019551_16555158.jpg




オリンピックに向けて植えたのであれば早く大きくなって欲しいです。
表参道のケヤキのようにはなならないと思いますが
それなりに木陰もつくってくれると思います。





























c0019551_17130859.jpg




おまけは
銀座シックスで食べたチャーハン
パラッパラッで久しぶりに美味しいチャーハン食べました。
子供の事はまかせっきりですのでたまには妻孝行も必要ですね。
もっとグレードの高いところが御望みのようですが・・・(笑)



# by tanaka-kinoie | 2018-05-02 17:02 | 動植物 | Trackback | Comments(0)

楢材の1枚板

数年前に手に入れた楢材の1枚板 長さは2m程度ですが幅が60cmもとれる幅広の板です。
楢材は年々高騰しており手に入り難い材料
特にこの幅が取れる材料は滅多に手に入らないと思います。
いつも勿体無いからと使わずにきたのですがストックも多くなってきたので『杉並の家』で使わせて頂くことにしました。
良材をリーズナブルにご提供するのも工務店の特色であり実力であると思っています。
金に物を言わせればたいていの材は手に入ると思いますが、この数年で養った材木関係者との繋がりにより良い物が比較的安く手に入っています。
出来る限りカットしないでそのままの板の大きさを使えるようにするのが、これだけの大きさに育ってくれた木に対する気遣いです。
50枚程度はある1枚板をどう有効に使い、お客様に喜んで頂けるのかどうか材料使いも工務店としての腕の見せ所であります。



加工前の楢材の木表(木の外側)
c0019551_13332821.jpg














































加工前の楢材の木裏(木の内側)
c0019551_13333396.jpg












































裏表を削って平滑にして手触り良いように研磨します。
加工後の木裏
スライスした貼物のベニヤの綺麗で小さな節が1つあるだけでした。
c0019551_13333662.jpg











































加工後の木表
c0019551_13334271.jpg


































c0019551_13335563.jpg


















































楢特有の虎斑と言われる杢目は無く、荒々しさには少し欠けますがそれでもこれだけの大きさですので
価値のある材には間違いありません。
c0019551_13340193.jpg









高額な物は買えませんが楢材はチャンスがあれば
また買い足したいと思います。
小さめのレッドパイン板とこの材より大きなホワイト
オークを先日も仕入れています。

楢(オーク)好きな方をお待ちしております。


# by tanaka-kinoie | 2018-05-01 13:26 | 家具 | Trackback | Comments(0)

芍薬

毎年、お願いをしている友人でもある大谷芍薬園の芍薬を今年も愛でることが出来ました。
花の好きな母親とお世話になっている方にもお送りしております。
この数年は会社用にもお願いしていて短い間ですが事務所が華やかになります。

c0019551_11372765.jpg




板金屋さんがつくってくれた大ぶりな胴の花器と
良くあいます。
胴のイオン効果なのか長持ちしてくれます。












c0019551_11372943.jpg







満開の様子です。
大輪の花は開ききると一気に落ちてしまいます。
それも毎年の事で慣れているとはいえ
散り際は少し寂しい気もします・・・・・



# by tanaka-kinoie | 2018-04-29 11:38 | Trackback | Comments(0)

本駒込リノベーション

『本駒込リノベーション』
接道条件が悪くて建て替えが出来ない住宅のフルリノベーションです。
1月中旬から内装、外装の解体工事を始めましたが木工事も終わり、やっと目安がついてきました。
築50数年 想定よりも劣化、腐朽が酷く、基礎補強と構造躯体の補強や交換に手間が掛かってしまいました。
基礎高さが低く、その上雨水が流れっ放しでそこからの湿気などにより劣化腐朽が進んでしまったと思われます。
出来れば基礎補強にもう少し時間と手間を掛けたかったのですが優先権を決めてバランスよく工事を行う事を心掛けました。
年代が古く、当時の建売でもあり、前所有者から引き継いでいる事もあり完璧にと言う訳には行きませんでしたが温熱と上部構造の耐震性は間違いなく高まっています。
ほぼ現行基準、いやそれ以上になりました、


c0019551_10223756.jpg



旗竿敷地で2軒で接道2m程度













c0019551_10224036.jpg








突き当りが今回の対象です。
























c0019551_10224571.jpg


















南側
機械的な床下換気が2ヵ所あります。













c0019551_10225184.jpg



















c0019551_10225515.jpg

















c0019551_18584239.jpg































腐朽の酷かった北側
土台と柱を交換しました。
昔の基礎は現在の基準の400mmを大きく下回り
200mm程度しかありません。
これらも湿気を呼んで腐朽を早める原因になって
いると思います。
交換された土台と繊維補強された基礎です。
c0019551_18584554.jpg





















立ち上がりの少ない基礎
土間を斫り水捌けを良くして
土台側面を防水します。







c0019551_18584785.jpg




























大引きを土台よりもあげて基礎と大引き下で
床下換気を促します。
防湿シートも敷き込んでいます。

c0019551_18590293.jpg



















増築された部分は構造的には悪く、殆どスケルトンにしました。

c0019551_18590566.jpg


















c0019551_18592509.jpg





























c0019551_18592701.jpg



















c0019551_10502534.jpg











































ガルバリウム鋼板の外装
正面にはバルコニーを設置します。

c0019551_10504629.jpg










































当初建物からの1,2階の形状の違い

c0019551_10504920.jpg










































階段部分が少し飛び出しています。


c0019551_10505592.jpg


















c0019551_10510569.jpg












































丸い換気口2つが床下換気です。


c0019551_10521222.jpg










































隣地間の距離
殆ど手が入らずです。

c0019551_10520925.jpg











































こちらがわも同じです。

c0019551_19075068.jpg











































玄関付近
階段より
c0019551_19080132.jpg































1階事務所部分
c0019551_19075301.jpg

















c0019551_19090726.jpg
































複雑な階段ですが以前のように
急ではありません。

c0019551_19091070.jpg

















c0019551_19091663.jpg






























c0019551_19091912.jpg





























c0019551_19093604.jpg





























c0019551_19094051.jpg





























c0019551_19094897.jpg






























2階の和室

c0019551_19095116.jpg





















# by tanaka-kinoie | 2018-04-23 10:24 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

山田屋の人形焼

たまに手土産を頂きますが先日打ち合わせのお客様からは大好きな山田屋の人形焼を頂きました。
第二の地元でもある錦糸町駅近くにお店があり私自身も手土産として利用をしています。
箱詰めの数が多くないとタヌキが入らないはずですがタヌキ入りと言う事はわざわざ選んで頂いたと言う事です。
とても嬉しくタヌキから頬張りました。
疲れた体にはとても良い甘さでした。
そんな方とは良いご縁となりますことを望みます。
御馳走様でした。

c0019551_20343491.jpg



狸と太鼓と三笠
どれも餡入りです。
紅葉は餡無しですがそちらも美味しいです。



# by tanaka-kinoie | 2018-04-17 20:35 | | Trackback | Comments(0)

鈴木大拙館へ

前の記事にあったように金沢に材木の買い付けに行ってきました。
ついでとはいえ金沢建築ツアーで一番見たかったのがこの鈴木大拙館
設計は世界的建築家で美術館の設計等では右に出るものがいない谷口吉生さん
建築としては知っていましたが仏教哲学書の鈴木大拙さん自身を全く知りませんでした。
金沢で生まれ 渡米して禅文化を世界中広げたそうです。
前市長が金沢を観光都市にするべく金沢城周辺はもちろん、21世紀美術館を含め中心部に質の高い新しい
施設の建設も積極的に企画していたそうです。
多くの展示がある訳でも無く、広大な敷地に対してはコンパクトに設計されており控えめな意匠ながら贅沢な空間でした。
建物は玄関棟・展示棟・思想空間棟の3つで構成され回廊で結ばれています。
それぞれの棟に配置された玄関の庭・露地の庭・水鏡の庭
3つの外部空間があります。



玄関棟

c0019551_12223899.jpg


有名な思想空間棟の思想、瞑想する為の空間
水鏡の中に浮く形は谷口さんらしい構成でした。

c0019551_12224188.jpg


c0019551_12224495.jpg




開口部を通しての外部とのつながりは谷口さんの得意とする所です。
風景、視点の切り取り方もとても綺麗です。

c0019551_12224778.jpg




水鏡の庭
定期的に波紋が広がるな仕組みがあります。

c0019551_12225778.jpg



思想瞑想室
c0019551_12231655.jpg



ここに建築馬鹿二人(笑)が現る
いつの間にこんな写真を撮られていました。
何を撮っているんだか・・・・
かなりディテールに興味があったと言う事です。
無の意匠と谷口さんが言われますが無にするための納まりは技術も必要でそこの解析でした。(笑)

c0019551_12244802.jpg



見上げているのは庇のディテールについて語り合っている様子・・・(笑)

c0019551_12245155.jpg




開口部の納まり
ステンレスのフラットバーと漆喰でのエッジの効いた納まり

c0019551_12245439.jpg
c0019551_12250042.jpg





外壁上部の漆喰のシャープな底目地

c0019551_12250413.jpg



納まりが知りたくて思わず2冊も買っちゃいました。

c0019551_12251174.jpg

# by tanaka-kinoie | 2018-04-14 12:23 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(2)

まぼろしの床材買い付ける

良材使いも工務店の特徴です。
常に良い材を御提供出来るように情報収集は欠かせません。
先日も懇意にしている材木屋さんのブログを拝見していたら欲しい材料らしきものがあり、すぐに反応してしまいました。
興味本位ですぐにコメント入れるとすぐに見積書が届くと言うレスポンスの良さ・・・・(笑)
手に入り難い床材が思っていたよりも安かったので全量買いました。



その他の材料の仕入れもあって材木屋さんの倉庫に行った際に見たのがこの箱
c0019551_21124828.jpg




LAOS PINE FLOORING(笑)
価値もわからずなのかずっとどこかの
倉庫に保管してあったという感じの雰囲気




















以前『八広の家』で使った同様の材料です。
c0019551_21125266.jpg
























美しい柾目
c0019551_21125414.jpg


























この細かい目の詰まり方
c0019551_21125796.jpg



届くのが楽しみです。

# by tanaka-kinoie | 2018-04-07 21:19 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

金沢に行ってきました。

材料の仕入れと打ち合わせで金沢に行ってきました。
合間に建築ツアーもしましたのでおいおい記事をアップしていきます。


c0019551_08103736.jpg



金沢駅前のお決まり写真スポット
鼓門(つづみもん)












c0019551_08103904.jpg

















c0019551_08104156.jpg





























c0019551_08104439.jpg



















c0019551_08104634.jpg



























仲間と待ちあわせて建物探訪に向かうも
偶然発見した村野藤吾の北國銀行
アーチ形の開口ですぐにわかりました。












c0019551_08104959.jpg










車窓からの写真のみで見学無し







c0019551_08105185.jpg












こちらもお決まりの
21世紀美術館へ
妹島和代さんの設計





c0019551_08105711.jpg

















好き嫌いはありますが、僕らの心には何も響かず殆どスルー
技術的には難しい部分もあったと思いますが分野や手法が違い
過ぎて納まりの検討もする感じでは全くありませんでした。









c0019551_08105967.jpg














反対側にあったお茶室の立礼は材料、納まり共に
興味をそそるものでした。







c0019551_08110242.jpg

















c0019551_08110432.jpg










前田家ゆかりのお茶室も繋がっています。























c0019551_08110778.jpg


























こんなディテールまで気になります。
変木の窪みを雨戸戸袋の手掛けにあてています。














c0019551_08111292.jpg


























新しく復元された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓









c0019551_08111045.jpg
























c0019551_08111559.jpg


















数年前の建築中に見せて頂いた
河北門
総けやきづくり





c0019551_08111830.jpg

















c0019551_08112106.jpg

















c0019551_08114985.jpg






























実は間の見学が抜けていますが琴線に触れた建築は
鈴木大拙館
改めて紹介します。

# by tanaka-kinoie | 2018-03-31 08:13 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

娘の卒園と幼稚園

先週の土曜は娘の卒園式
早い物であっという間に幼稚園の3年が過ぎてしまいました。
自宅と会社の近くにあるので必然的にここと決めていたのですが建築的にもすぐれた園舎でしたし、何と言っても弊社にテーブルのご注文を頂くと言うとても良いご縁を頂きました。
娘にとってもパパの仕事を理解するきっかけとなり、パパがあのテーブルをつくったのだと自慢するという嬉しい話も聞きました。



c0019551_20113006.jpg



チェリー材の幅接ぎにミズメ桜の框を回した
3.1m×1.05の大きなテーブルです。
最後なので娘を入れて記念撮影

製作時の様子です。

納品時の様子です。













c0019551_20113665.jpg




硬質ウレタン塗装で仕上げてありますが
ありがたいことにビニールマットをしいて
あります。












c0019551_20114148.jpg





























c0019551_20114819.jpg




















マットをめくるとこんな感じ







c0019551_20115226.jpg

















引出しユニットもつくらせて頂きました。
手掛けはタモ、楢、ウォールナット、チークなど















c0019551_20121289.jpg
























c0019551_20115683.jpg






























c0019551_20115877.jpg















教室の出入り口
たまにお迎えに行くと、ここから娘が出てくるのを
待っていました。











c0019551_20120592.jpg






















化粧の力垂木は良質の米松です。
















c0019551_20120827.jpg













3年近く
大変お世話になりました。
この幼稚園で良かったと改めて思っています。















# by tanaka-kinoie | 2018-03-30 20:10 | 家具 | Trackback | Comments(0)