「田中工務店流 この材料を使う理由」

先週末に『住まい教室』を開催致しました。

テーマは「田中工務店流 この材料を使う理由」

工務店においては部位毎に定番として使っている材料が必ずあるはず。
また弊社では逆に使わないと決めている材料もあります。
いずれにしても材料を選ぶ上ではそれぞれに明確な理由があってしかるべきです。

それらをにわかに判断して決めてきたことではありません。
建てた家の定期点検を行っていることで10年以降に知るような事象もあります。
長い年月の中で判断して決めてきた事柄が多々あるのです。
意匠性、美観上、耐久性、性能、品質、施工性などを踏まえた様々な観点から弊社がそれらを使うことにした理由をお伝えしました。
またフローリングなど多種多様にわたる樹種や種類など材料の特徴などもお話しさせて頂きました。


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# by tanaka-kinoie | 2019-03-27 19:33 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

事務所の改修・・・・

働き方改革などと言われ労働時間の短縮、有休をとれる体制を整える事も会社には重要なところですが、快適に働ける
スペースを作ることも大事だと考えられます。

昨年のジャパンホームショーでの『わざわ座』のテーマは「工務店の仕事場」と言う事を聞き、それに乗っかる形で
弊社の事務スペースの改修を行うことを決意しました。
事務所の木質化はありそうでまだまだ事例は少ないと思います。
デザイン力と材料使いの上手さに定評のある小泉誠さんのお力を得て工務店ならではの事務所スペースを実現したい・・・・
と早、5ヶ月近くが経過しております。・・・・

お客様もお待たせしている忙しさにあって中々手を付けることが出来ません。
まずは私含めてのスタッフ6名の3階への移動
電話も移設して、NAS/サーバーのセッティング
どうせなら照明計画のプランニングもやりたい
剥がれた合板フローリングの床全面を短尺1枚板のオークに交換したい。

早くこんな風にしてみたいです。
ちなみにこの現物を使うのすでに出来ていて作業場でブルーシートに包まれて上記の作業を待つばかりです。

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# by tanaka-kinoie | 2019-03-23 09:43 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

能作のKAGO

見学会の飾り付けは生活感、ライフスタイルを現すものとしてとても大事なことです。
完成写真にも重要なので家具はもちろんのこと季節を意識した置物、植物、小物などなどを充実させたいと色々と揃えてあります。
また以前からテーブルにフルーツでも置きたいとよいバスケットがあったらと思っていました。
先日のこと、いつもなら素通りしてしまう銀座松屋の能作ショップで目に留まったのがKAGOという商品です。
柔らかい錫の特徴を生かして、曲げる、伸ばすなど変幻自在に形作ることが出来る楽しい商品です。
決して安いとは言えませんが自宅用にも欲しくなりました。




こんな平らな状態からは想像できないほど容易に変形が可能です。
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平たいものから徐々に立体的にしていくことが可能です。
浅型のフルーツバスケット的な形
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少し深型にしてみました。
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さっそく林檎をいれてみました。
先端を開いたり、閉じ気味にしたりとどうにでもなります。
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こちらは包むようにしてみました。
ものを入れてからも形作れるのでラグビーボールのように球体に近い形も可能だと思いました。
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# by tanaka-kinoie | 2019-03-07 18:10 | 小物 | Trackback | Comments(0)

格子戸の修理

平成元年に新築をした南小岩の家
道路用地に掛かってしまい数年前に大改修をしましたがその時に数寄屋門も建具も当時の物をそのまま移設して使っていました。
30年近く経っていますので最近は下部の框に腐りが生じて戸車がめり込み、可動が困難になってきました。
下部のみが腐朽をしているだけで、その他の部分はまだまだ使える状況です。
作り直せば桧の格子戸ですのでうん十万になるので会社の下小屋に引き上げて修理を試みてみました。

腐朽の下框を7㎝程度切断して、同寸の新しいヒノキ材を取り付けてみました。
腐っていた部分だけ取ればその他は問題無し
上手く接合して何の問題も無く稼働することが出来ました。





築数年の写真
初めて自分がデザインした数寄屋門です。
軽やかに見えるようにデザインしました。
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移設してからの現在はこんな感じ
建具を外して会社に持ち帰りました。
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腐朽が進んで縦框も下框もボロボロの状態で戸車の固定もおぼつかない状態です。
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施工途中の写真がありませんが下部に框を切り取って新しいヒノキの框を足した状態
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色合いは違っていますが数年で馴染んでしまうと思います。
取り外し、修理、吊り込みまでで大工1人まで掛からぬ手間で終わりました。
お客様にも喜んでいただけました。
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# by tanaka-kinoie | 2019-03-04 13:28 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)

『荒川の家Ⅱの見学会準備完了

荒川の家Ⅱの見学会が明日からの週末に開催されます。
大きな家なので飾りつけも大変ですがかなり色々なもの持ち込んで暮らしぶりの演出はほぼ出来ました。
ご来場は多いのですが一般のお客様と共に今回多いのがプロの方々
設計事務所、工務店、建材メーカー、住宅メーカーなど様々な方からの申し込みもありました。
お客様の見学が優先でありますが見学会会場が活気づきますし、それだけ弊社の家づくりが注目されていると前向きに捉えています。
まだ日曜日のお申し込みは間に合いますのでご興味がある方はメールで問い合わせください。
https://www.tanaka-kinoie.co.jp/event/9881/


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# by tanaka-kinoie | 2019-03-01 20:35 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

草加で木造2階建ての完成見学会を開催しました。

2/23、2/24 草加で木造2階建て完成見学会を開催しました。

『草加の家』は三十代ご夫婦とお子様がお住まい住宅です。

外壁はそとん壁
下屋のある2階建てに大きな軒先とケラバの出があり民家型の外観となりました。
道路側の北面である玄関回りの杉板張りが外観のポイントにもなっています。

1階は吹抜があるリビングと小上がり和室、下屋部分である勾配天井のダイニング

2階は吹抜にかかるブリッジと本棚、洗濯物を室内に干すことができるホール
各個室いうゆったりとした構成になっています。

耐震等級3、断熱性能もゼロエネルギーハウスの基準を上回る4等級

長期優良住宅の性能をゆうに上回り、地域型グリーン化事業で補助金を受給します。

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# by tanaka-kinoie | 2019-02-25 18:04 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

『天使のこしかけ』をつくってみました。

チークとケヤキの端材を使って『天使のこしかけ』をつくってみました。
http://104project.com/

荒材を少し削りラフに整えてステンレスの脚を差すだけで完成です。
それだけなのですが材の力はすごい!...
チークの丸太は素のままでも形が可愛くて存在感があるし、ケヤキはまた剛な部分で力強いイメージ

次回はもう少し手を加えたデザインをしていければもっと面白いものになりそう。



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# by tanaka-kinoie | 2019-02-22 11:50 | 家具 | Trackback | Comments(0)

荒川の家Ⅱの見学会

3月2日(土)、3月3日(日)に荒川区で木造3階建て住宅の完成見学会を開催します。
画像は先週末の進捗状況ですが足場も外れて木工事も終了
建具の吊り込みが終わればもう少しで完成します。



黒のガルバリウム鋼板の外装
南面が空地で開かれている好立地な敷地です。
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1階は小さな店舗と車3台が余裕で入るガレージがあります。
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木製の玄関引戸防火仕様が義務付けられる道路中心より3m以内の延焼ラインから外れているので
防火戸の規制はありません。
※木製ドアの防火戸はありますが一般的に大臣認定の木製引戸の防火ドアはまだありません。

一般的には玄関はアルミ一辺倒ですが弊社では出来る限り木製をお勧めしています。
断熱性が良いのはもちろん、無機質なガルバリウム鋼板の外装にもよく合います。
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2階リビングダイニングには屋根のある大きなバルコニーがあります。荒川の家Ⅱの見学会_c0019551_15251779.jpg














































1階のガレージ内
ガレージの高さを利用したコックピット的な中2階のスペースがあります。
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中2階のスペース
ガレージ内の車を見下ろせる開口もあり、きちんとした断熱も行っています。荒川の家Ⅱの見学会_c0019551_15251702.jpg

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構造的には高強度のLVLが必要でしたがそれでも天井懐からは余る大きな梁成となりました。
こちらも燃え代設計により現しています。
右奥はダイニングスペース
コーナー的にバルコニーがあります。
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ダイニングスペースの突き当りは杉板張り
造り付けのベンチを設けています。
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リビング続きの和室コーナー
燃え代設計のLVLが連続してあります。
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和室の堀座卓スペース
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吹き抜け部分
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浴室はハーフバス+さわら板張り荒川の家Ⅱの見学会_c0019551_15301872.jpg














































洗面台のカウンターはレッドオークです。
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吹き抜けに面してデスクコーナーがあります。
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許容応力度で構造断面を計算して燃え代を足した2階~3階までの大黒柱的な6寸角と4寸幅の
梁があります。
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# by tanaka-kinoie | 2019-02-19 15:23 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

『草加の家』の見学会

今週末の2月23日と24日に見学会を開催する『草加の家』先週末の進捗状況です。
内部の建具の吊り込み、外構工事などがまだ工事中ですが今週初めに完成して見学会の準備をしてお披露目です。
まだまだお申し込みの受付も出来ますのでお時間ある方はお越し下さい。
https://www.tanaka-kinoie.co.jp/event/9668/




道路側は北面です。
敷地が広く、東西間口が大きいので建物いっぱいに望むことが出来ます。
敷地に余裕があるので屋根は軒先も両側面のケラバ側も伸ばすことが可能となって民家型の様相となりました。
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外壁は耐久性の高いそとん壁を使っています。
そとん壁で多いのが搔き落とし仕上げ
固まる前に剣山で表面を搔きとって凸凹の陰影を出す、和風住宅で使われる代表的な仕様ですが今回は正面に関しては
櫛で横方向に模様を出す 三条大波仕上げとしています。
玄関周辺は杉板張りでアクセントにしています。
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玄関はユダ木工の桧の木製ドア
断熱性能も高いドアです。
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玄関ホール
1階の床材は唐松の赤身の節無しを貼っています。
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リビングの吹き抜け
南側に少し余裕があるとはいえ高い部分からの採光はかなり有効です。
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小上がりの和室
コーナー的に式台があります。
材料は良材の洋桜(ブラックチエリー)です。
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下屋になっているダイニングコーナー
南面ですが隣地にもちかく開口を少し絞った横長窓です。
天井はシナベニヤを貼りました。
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2階の南面
吹き抜け方向を望む
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吹き抜けに面した大きな開口部
開閉も容易に行えるようにキャットウォークを設けています。
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階段は余裕をもってあがれる緩勾配です。
階段材は飛彈の唐松材です。
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# by tanaka-kinoie | 2019-02-18 08:05 | 見学会、住まい教室、他 | Trackback | Comments(0)

開口部の性能アップについて

弊社事務所の小さめのアルミサッシに内窓を設置しました。
20年以上前に建築された事務所です。

当時は断熱性能、熱貫流率など全く気にもせず格好や色だけでサッシを選ぼうという時代で大半がシングルガラスでした。
とはいえ空気層の厚みがあるペアガラスの装着が可能で框も細くスタイリッシュ、特殊なグレーの艶消しのカラーなどの要件を満たしたYKKのマティエを選びました。
ところがこの数年でパッキンの劣化による隙間風(漏気)が酷くなり、冬の窓の近くでは不快な冷気を感じるようになってきました。
パッキン交換も不可能、ガラスからのコールドドラフトも止まらずで様々な対策を試みていましたがこれで熱損失が少なくなると思います。

特に最近はお客様からもこの時期は開口部の寒さ対策の相談を受けること多々あります。
大抵がシングルガラスでごく普通のアルミサッシなので簡単な方法から順にお伝えしています。
弊社事務所はもちろん、お客様宅でも試みたいくつかの例です。

1.サッシは現行のままで断熱効果のあるハニカムサーモスクリーンを取り付ける方法

2.サッシは現行のままで内窓と言われる樹脂サッシを室内側の木枠スペースに取り付ける方法

3.サッシは現行のままで木製障子を取り付ける方法

4.カバー工法と言われる現行のサッシを可動部分のみ取り外し、外部枠はそのままにして樹脂サッシに交換する方法






1.サッシは現行のままで断熱効果のあるハニカムサーモスクリーンを取り付ける方法
袋状の間にある空気により断熱性アップ
製品は決して安くはありませんが手っ取り早く一定の効果のある方法です。
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事務所トイレはサッシからの隙間風が酷いのでコの字型のガイドレール付きにしました。
それでも隙間風は完全にふさげませんでした・・・・
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次にお勧めしているのが
2.サッシは現行のままで内窓と言われる樹脂サッシを室内側の木枠スペースに取り付ける方法
YKKだとプラマード
リクシルだとインプラスと言う商品名
今回うちの事務所はこれに交換したわけです。
交換対象の木枠の幅が300㎜しかなかったのでYKKは特寸内に納まらずインプラスを使いました。
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工事前の画像 YKKのアルミサッシマティエ
ここからの漏気は半端なくPS暖房機の効果も
半減していました。
ハニカムスクリーンを付けたことで少しは
挽回していましたがそれでも冷気の動きが
感じられるほどでした。






























内窓インプラスを付けた状態
フレームが大きいのでガラス面は2廻り程小さくなりました。
ここはホワイト色を選択しましたがフレーム色は数種類あります。
価格もそう高くは無く、簡単に短時間で取りつきます。
欠点は窓が2重になる分、開けるのが面倒な事とサッシの種類によっては網戸がうまく収まりません。

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こちらの色はウッド色です。
事務所なのでお客様に見て頂くためにも2色使ってみました。
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非接触の温度計(放射温度計)を使って表面温度を測ってみました。
レーザのポイントを当てた場所の表面温度が出る便利な温度計です。
離れた場所でも簡単に温度が測れます。
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トイレ窓
内窓を開けてもともとのアルミサッシの表面温度を測りました。
4.8度とかなりの低温
その上、手で感じるぐらいの空気の漏れがあり冷気が入ってきています。
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内窓インプラスの表面温度
室内側にあるのでPS暖房機で温まっているとはいえ14.4度あります。
外気温の影響は殆どなく、なにしろ隙間風が全くなくなりました。
木枠ぴったり収まっているのでハニカムサーモは取付代が無くなって外しました。
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応接室窓
こちらのアルミサッシの温度はなんと3.2度
外気温とほぼ一緒でした。
ここも隙間風があってかなり寒い開口部でした。
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内窓インプラスの表面温度
室内は無暖房でしたが10.4度と自然な状態でも7度の差があります。
こちらも隙間風が無くなりました。
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事務所の南側窓
3.サッシは現行のままで木製障子を取り付ける方法
かろうじてペアガラスですが性能の低いアルミサッシで隙間風(漏気)が酷く数年前に障子を入れてみました。
施工は簡単ではないですが敷居溝は現場で掘り込み、鴨居はアルミアングルをつけて工夫しています。
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サッシの表面温度は6度
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障子の表面温度は15度なのでサッシとは9度の差があります。
以前は冬の朝に出勤すると前日夜の暖房での熱は殆ど窓から逃げていて室温は10度以下でしたが、この障子を設置してからは熱は残り、15度程度は室温が保たれています。
性能は内窓に比べれば悪いですが、見た目は良く、窓の光も室内には柔らかく広がります。
外からも障子の骨組みが見えて行燈のようです。

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南面なのでひとたび陽が当たってくれば熱はそのまま伝わり真冬でも28度にすぐになります。・・・・・
夏はかなりの厚さになりますので日射遮蔽が必要です。
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4.カバー工法と言われる現行のサッシを可動部分のみ取り外し、外部枠はそのままにして樹脂サッシに交換する方法
こちらは内法寸法で幅が500㎜以上、高さが1000㎜以上ある給仕室脇の窓ですがYKKのマドリモと言うカバー工法で性能悪いアルミサッシの外枠を残して高性能の樹脂サッシに交換をしました。
欠点はやはり価格です。
高額であり、交換にも一定条件があって全てのサッシが可能であるわけではありません。
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ここハニカムスクリーンを設置しています
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マドリモで交換後の樹脂サッシの表面温度は14.4度と内窓と同等性能?
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ハニカムスクリーンの表面温度は18.4度をほぼ良好です。
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以上のことを踏まえると価格、断熱性能、気密性能、使い勝手、デザイン性
などにより選択肢が変わってくると思いますが諸条件を踏まえてお客様ごとに
何が適正かを判断してアドバイスをさせて頂きます。
何なりと相談ください。






# by tanaka-kinoie | 2019-02-09 17:50 | 建築、仕事 | Trackback | Comments(0)